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シルクの雨が
詩っている

やさしく語り
諭している

ほそい糸が
秋の景色と重なる

白い線ふりしきる
見上げるそら

やわらかい
まるで母の懐のよう

絹のように
 ....
憧れと郷愁の感情は
対象を全く欠いたままに
どうしようもなく湧きあがり
魂の奥処に垣間開く
渦巻く宇宙の輝きの余韻
響き木霊し流れ出す

そうしてまた、

森羅万象と繋がり合う
止 ....
だれかの手袋が車に轢かれる季節がくるね
あと二十四歩でたどり着く家の明かりは暗いまま

金木犀散らす弱い雨に一つの傘をさす
住宅街の自販機にはまだ温かい飲み物がなくて
裏側に隠れた太陽を待ち ....
公園で

夜のベンチで

おとこがきもちを冷ましている

仕事や人間やじぶんも含めたまわりや未来

おとこがきもちを冷ましている

夜のベンチで

公園で


何度みつめ ....
不思議の森を歩く

ぼくの世界は既視感でみたされ
ぼくの記憶は整理されてたたずむ

ぼくの未来は予感され
ぼくの狂気はひた隠しにされて

ぼくの愛は調整され
ぼくの調理器は壊れている ....
秋なのに夏のような暑さだ

この日の朝は

異国で迎える朝に似ていた


この次元にいる哀しみ

過去のこと

環境のこと

身体のこと

だからこそ感じる歓び


 ....
気持ちがわからない
というのは
愛情が
足りないからである

愛犬家は
飼い犬の気持ちが
手に取るように
わかる

米作り名人は
稲の気持ちが
手に取るように
わかる

 ....
その水は空気みたいにさらさらとしていて
ボクの喉の渇きを潤さなかった
でもその水はボクには不可欠で
まるでキミのようだった

山の上の方から水は湧き出していた
キミは高いところからいつもボ ....
全ての想念をさっさと放棄して
全てのやり残しをさっさと諦めて
ぼんやり朦朧と夜陰に沈んだ
とき
夢も無く記憶の奥の眠り底
宇宙の調和に入っていける
のはなぜだろう?

(目覚めるなり
 ....
この哀しみは

量子や光子いっぽ手前の

自然物の哀しみです

この場合

自然物には合成物もふくみます

この次元にからめとられた

あらゆる存在の哀しみだからです

観 ....
冬は嫌いなのに夏のドラゴンは飛び去ってしまった
いつものように「さよなら」も言わず

いつの間にか空は高くなり
入道雲も姿を消して
来年まで夏のドラゴンは戻ってこない
(来年まで私、生きて ....
カチコチカチコチ
時計の音
カチコチカチコチ
私は男で
カチコチカチコチ
遠くで眠れないあなたは女で
カチコチカチコチ
カチコチカチコチ
時限爆弾を探す警察官たち
三条京阪の駅に
 ....
夜のまぶたは
だんだんに重くなる
(誰かの優しい手で撫でられているから)
歯磨きのミントの香りもなくして
完全にこの世界が閉じられて
安らかな眠りを得るまで
安らかな死というものを
ふと ....
神無月 湖畔の七竈は
たわわに赤い実をぶら下げ
紅葉が始まっている

見上げれば 艶やかな山法師
実は甘くて美味しいが
何故か 鳥はあまり好まず

足元を見やれば
ぴかぴかの山栗が
 ....
クラゲが優美だ

イルカが跳ね上がっている

イグアナがのっしのっし歩いていく

森の木々のあいだから空が見える

人間が笑っている

大きな波がループをつくる

飢餓のキャン ....
生まれたばかりの朝に
人々の小さな営みの息づかい
まあたらしい魂の叫び

生まれたんだな
なにかが
よろこびも かなしみも
よちよち歩き

疲れきった夜までは
まだ時間があるようだ ....
なにかを期待するわけでもなく
木は透明な思いで空を見上げていた
野鳥の尖った飛翔が
空間を切り裂くのを楽しんだり
みずからが浄化した
清廉な空気を謳歌している

人がまだいない頃
木は ....
あれは
だれかを
思わせる夕焼け

非常口から
眺めていたっけ
ベランダからも
眺めていたっけ
心の窓が
開いていたっけ
絵の具がこぼれて
しまっていたっけ

わたしらを造っ ....
ごめんよ。
みんなごめんよ。


各方面に頭を下げる。

首吊りって。そんなカタチ。


死んでも詫びているんだ。

責めないでやってほしい。
紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
 ....
ちいさく頷きながら君が去ってゆく夢を見た
現実はそう変わらなくてなにもたくらみは仕掛けられてはいない

年老いた少女はいつも夢の花をアレンジメントしているのだろう
丘の上の孤独な愚か者はさらに ....
原色が好きだ

亜熱帯のようで

故郷のようで

真夏のように明るく

子供のようにシンプル

楽園のようで

希望にあふれていて

好きだ

原色に染まりたい

 ....
玄関前から姿を消して
死んだと思っていたジニーは
台風が去って
ほとぼりも冷めたころ
ウッドデッキの隅に見えない糸を張っていた
風よけに集めておいたプランターを
少し動かそうかと身をか ....
いのちやたましい

こころとかからだ

ニュートンもアインシュタインも

森敦もサルマーンルシュディーも

この宇宙の法則性や人生のからくりを

知りたくて知りたくてたまらなかった ....
早く夏が終わんないかなって
思っていたのに
終わってしまうと
なんだかさみしくて

早く秋が来ないかなって
待っていたのに
秋は
なんだかよそよそしくて

友達だったはずなのに
 ....
不機嫌な顔を見る度に
私の中には灰が積もる
決して消えない黒い灰
怒鳴られる度に
風が吹く
押し殺した怒りの熱風が

出口のない憎しみが
私の心を蝕んでいく
私の手足は憎しみで動き
 ....
イスラエルで扉が閉まる
イスラエルで風呂蓋が閉まる
全ては南からやって来た(時には西からも)
ガンダムの閉める扉や風呂蓋が
ゴミをまき散らしていた
イスラエルのガンダムだった
癌で死んでも ....
音楽が辺りを小刻みに震わせる時
からだが先に踊り出す人
静かなうねり 心地よい慣性
グラスの中のブランデーのように
心は 甘く揺らめいて


音楽が辺りを小刻みに震わせる時
暗い片隅に ....
カニの絵を描いていると
エンジンの吹かしがあり
ポケモンマスターのサトシが
やって来る
「ええ」が口癖の社長が
ジードを連れて来て
カニの絵を邪魔するから
私はエンジンの吹かしに
注意 ....
五十も近くなって

懺悔の意味がわかりはじめた

世の中は夢まぼろし

そこにとらわれていたら

真実と同居できない


夢まぼろしにとらわれてごめんなさい

真実と同居して ....
ガトさんの自由詩おすすめリスト(1233)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨音- 星丘涙自由詩6*17-10-13
中庸の歓喜- ひだかた ...自由詩1217-10-12
センチメートル- 青の群れ自由詩617-10-12
おとこがきもちを冷ましている- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-12
不思議の森を歩く- 梅昆布茶自由詩1417-10-11
Solitude- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-11
愛情- zenyama太 ...自由詩117-10-11
青春です。- そらの  ...自由詩117-10-11
午前2時過ぎのおはよう- ひだかた ...自由詩517-10-11
片方の道- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-11
夏のドラゴン- 無限上昇 ...自由詩417-10-10
時計- tem8744自由詩1*17-10-10
出航- そらの珊 ...自由詩17*17-10-10
神無月- 忍野水香自由詩217-10-8
地球<量子- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-8
- 星丘涙自由詩16*17-10-8
とある湿原にて- 山人自由詩13*17-10-8
you焼け- やまうち ...自由詩4*17-10-6
謝罪の死かた- 水戸 う ...自由詩7*17-10-5
大マゼラン星雲- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-5
猫に戻る日- 梅昆布茶自由詩1717-10-4
原色- 星丘涙自由詩6*17-10-3
ジニーが生きていた- Lucy自由詩10*17-9-28
宇宙の法則、人生のからくり- 吉岡ペペ ...自由詩1117-9-26
待ち遠しいのに振り返ってばかりいる- Lucy自由詩14*17-9-25
私は憎しみでできてる- 無限上昇 ...自由詩417-9-24
名探偵江南(こうなん)- 間村長自由詩5*17-9-23
音楽が辺りを- ただのみ ...自由詩12*17-9-23
台湾総督府- 間村長自由詩517-9-20
懺悔- 吉岡ペペ ...自由詩917-9-16

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