すべてのおすすめ
春 そよ風の優しい囁きに
夏 肌を滑る熱い眼差しに
秋 想い出の肩を包む腕に
冬 肌の温もりの静けさに

とろけても ながされない
自分のかたちを失くさない
凛としてつめたく だけど 
 ....
戦争を知らない世代の私にとって
原体験は高校1年の夏休み、先輩から渡された一冊の文庫本だった。
原民喜著「夏の花」
爆心地近くに居て奇跡的に生き延びた彼は
五感のすべてに焼き付いた惨状を克明に ....
 
 
プラスチックが降り積もる
世界は彩と形に満ち溢れ
ラジオからはいつものように
幸せな物語が流れている

どのように話したらよいのか
君に話したいことがたくさんあるのに
話すべ ....
なにかやましい
気持をかくしながら
愛している、
とささやくとき
空や海はいっそうまぶしくうつります

目を閉じていてもわかってしまう
わたしが
どれほど
くらいものであるか
 ....
彷徨う
空を 海を 宇宙を
いたたまれなくて
ここにいられなくて
突風に身をまかせ
時空を 彷徨う

彷徨う
誰かに会いたくて
でも会いたくなくて
微かな煙のように
静かな陽炎の ....
人間は本能が壊れた生き物だから
自分で物語を作らないと誰も救済しないよ

淡々と生きることをくり返す
それで満足してちゃ面白くもなんともない
人間は物語を自分で造ってしか前に進めない
それ ....
窓を開けると
蝉の嵐がどっとなだれ込んできた
熱風のかたまりを大きな捕虫網ですくい取る
いっぴきの夏を追いかけたまま
少年の夢はなかなか覚めない

布切れで父が
細長い袋を作った
針金 ....
今日はひとまず安眠しよう
ため息がひんやりとわたしをなだめる
もう十回読んだ小説はくたびれ
わたし自身と甚平もくたびれ
うながすようにクーラーが冷たい風をはきだす

見事なくらい夏は涼しい ....
 遠くで蜩が鳴いている。
 商店の軒先から蚊取り線香の匂いがする。
 祖父との思い出が詰まった公園へ行く。
 そのとき私は自分に見合った石ころを拾い上げた。

 石には歴史が刻まれている ....
諦めてしまったもの
キーボードを叩け真夏
アニメソングフレーズ
外へ出る太陽の歌
LINE未読
諦めてしまったもの
くだらないと感じる心
一瞬の連続から抜け出したい心
ポロポロの言葉
 ....
大脳皮質は、
前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の四つに区分されますって いうじゃない
それって クローバーみたいなものかしら
だって 四つの葉だもん

鮮烈な夢が炸裂するとき
きっと 脳内の ....
 

一、
草は静かに闇の中、葉に露をまとい、一日の暑さを回想している。
ヘッドランプのあかりに照らされた、それぞれの葉のくつろぎが、私の心にも水気を与えてくれる。
闇は静かに呼吸していた。 ....
奈良の大仏が涙を流したのは

今のような暑い夏の日

むわっと熱された空気が水蒸気となって

仏の涙袋にたまり

雫となってしたたり落ちたのだ

そんな風に思っていた

近代合 ....
昆虫採集の一団が
帰ってきた
今日は夏休み自然教室

予定の時間をはるかに過ぎ
バッタみたいに跳ねて
バスから次々おりてくる子ども達
汗だくの引率者が言うには
みんなそれぞれお目当ての ....
わしゃ知らんよ
伯父はそう言う
本当は何もかも
知っているのに
謙遜してるのか
恥ずかしいのか
わしゃ知らんよ
伯父はそう言う

体調が悪くなり
辛かったと思う。
簡単なことでも ....
生きた体を触って、熱い思いをする
こんなに無駄なんだ、こうやって動いているのは
冷たいものを取って、手を冷やす
すべての美しいもの、こんなふうに感じるのだろう
熱いものが、全部、全部、遠くへ散 ....
夜の蒼い錯綜を
独り孤絶し歩いていく

どす黒い血に染まった
裏切り者の屍の群れを踏みつけていく道か

総て無条件に抱き締める
真紅透明な血に貫かれた赦しの道か

いずれにせよ、
 ....
週刊少年ジャンプください
広げられた右手に
ちょこん載せられた
100円玉2枚
足りません

ごめんね
集英社がバカでごめんね
謝るのだけど
子供はジャンプを離さない ....
ことばの数と
人間の数と
どちらが多いだろう?
生まれてくる人間の数と
生まれてくる言葉の数と
どちらが多いだろう?

だれにでも
おまえだけの言葉ってのがあって
生まれてから死ぬま ....
ドローンとかいうものが世界のタメになる気がしないのは
おれだけだろうか。アメリカでは早速銃を持たしてドンパチ。
ため息と屁が同時に出る。「どうして人間は動かなくなることを
発明だと信じて疑わない ....
乗り合わせた連中と
サイコロ振ったりカードを捲ったり
酔っぱらって歌ったり
ここで生まれた
もの心ついた頃には船の上


過去の航跡をぼんやり眺め
濃霧に満ちる行き先に目を凝らす
詳 ....
初めは意地悪されただけ
仕返ししたら
少しだけ体が膨らんだ

今度はひどい目にあった
怒りにまかせて復讐したら
みるみるうちに体は大きくなった

大きくなった体は
他人の ....
真昼のプールに魔が差した
泳げないって言ったっけって
シブキがはねて永久にすこやか
可及的すみやかな人口呼吸で
小学生の夏を塗り潰すクレヨン青い

ヨットハーバーまで歩いた帰り道
思いが ....
書いて 書いて
消せるものは 消せばいい
心にはいつだって
鉛筆と消しゴムがある

あなたとのことは
強すぎる筆圧で
かすかに
残ってしまった
好きなものの話をすると
なにがいーのと聞かれて
好きな人のことを思ってると
どこがいーのか聞かれる

別にいーから好きなんじゃねーよ
なにかしら受け入れて
生きてると
そんなものし ....
見てご覧
卵みたいな月だよ

見てご覧
オバケみたいに真っ赤な月だね

ちゃんと 見て
あっ 見えなくなった
もう せっかく綺麗なのに

高校時代 母が迎えにきてくれる車の中で 
 ....
こぼれる時間は青い砂だ
と あなたが云う
青い谷に迷い込んだ蝶はわたし
不在しつづけるひとつの青い無名

立ち尽くしていた
凡庸な言葉の出かかるのを ぐっとこらえ
まるでひとつの禁忌
 ....
優しい嘘が連れてきた孤独

埋もれてしまった君が見た世界は

心に大きな闇をもたらした

あの時聞いた残酷な言葉は

きっと二度と 君の中から消えることはない

何度目かの激情 ....
蟻は汚染された土壌を
歩きながら、
花に出会った。
花は土壌から芽吹いた。
笑顔のまま生まれた祈り。

手のひらに、
流れ落ちる
黒い涙が、
咳き込みながら
抜け落ちた束の間を ....
見かけはふつう
少し美しいくらい

性格もふつう
少しやさしすぎるくらい

それなのに
嫌われやすく
面倒に巻き込まれやすく
しばしば傷つけられてしまう

そんなあな ....
ガトさんの自由詩おすすめリスト(1241)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アイスクリーム- ただのみ ...自由詩15*15-8-8
夏の花- Lucy自由詩12*15-8-8
終戦- たもつ自由詩915-8-8
やましい- はるな自由詩415-8-8
彷徨う- 猫の耳自由詩215-8-8
これが人間- 陽向∮自由詩8*15-8-8
夏の少年- yo-yo自由詩6*15-8-8
休息- 陽向∮自由詩7*15-8-8
市民公園- ヒヤシン ...自由詩10*15-8-8
オールファインダーエクスペリエンス- あおたん自由詩115-8-7
恋かし蘭- るるりら自由詩22*15-8-7
夜の山道(二バージョン)- 山人自由詩4*15-8-7
仏の泣いた日- りゅうさ ...自由詩615-8-6
夏休み- Lucy自由詩16*15-8-6
もう風が吹いて- ブルース ...自由詩5*15-8-6
灼熱の太陽- 水素自由詩515-8-6
愛が足りない- たけし自由詩315-8-5
こどものみぎて- にゃんし ...自由詩415-8-5
おまえだけの言葉- にゃんし ...自由詩415-8-5
コピーアンドペースト- もり自由詩5*15-8-5
船旅- ただのみ ...自由詩14*15-8-5
台風- 葉leaf自由詩215-8-5
昼のプールと強がる落ち葉/即興ゴルコンダ(仮)投稿.60- こうだた ...自由詩6*15-8-5
鉛筆と消しゴム- もり自由詩6*15-8-5
FEW- 竜門勇気自由詩2*15-8-4
月を追いかけていた- ユッカ自由詩615-8-4
スイセンのある部屋- 伊藤 大 ...自由詩315-8-4
0時前の情景- 十一月の ...自由詩115-8-4
〈花々の流竄〉- ハァモニ ...自由詩4*15-8-4
聖性- 葉leaf自由詩315-8-4

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