すべてのおすすめ
東の空に
赤銅の月が昇り
やがて金になり
銀盆となる
やがて夜が明け
月はアルミニウムになってしまった
天気予報が

明日から寒くなると

今年5回目くらいのはったりをかます

もうオオカミ少年みたいになっている

日曜日のお昼どき

町の中華料理屋にはいると和田アキ子が

なに ....
鳥が鳴く

鳥が翔ぶ

熱く

嗄れるまで

郊外の神社で

あの頃のポーズ

丁寧なルーティン

約束のドタキャン


工場の横を過ぎた

ブックオフの横を過ぎ ....
吸殻だけが散らばった 歩道の隅に
吸殻だけになった女がひとり 見上げる男の影
さっきまで私をその口で 必要としてくれた人

炎のような熱さで 私を吸収して
求められるままに私は あか ....
一年に一度
ピアノの屋根は開かれて
確かめられる
狂っている、ことを

どうやら
人の営みから生まれるノイズが
そのうすぐらい闇の中にあった
木や羊が暮らす小さな世界を
ゆるがせなが ....
この広い宇宙のなかから地球を選び

多くの生命のなかから人間を選び

そのなかから選んだのです

お父さん お母さん

子供は 親を選べないなんて

私は選んだのです

愛の光 ....
不自由という言葉の中にも自由という字がある
不自由な環境の中で思考だけが自由

有り余る自由を抱えたら それが重すぎて不自由になった
それを抱える為に生きるようになった

重すぎて途中で座 ....
苦しみは夜のネオンに芽生え
朝の日常に消える
そうして透明な世界は回ることができる

迷いは夜の闇に映えて
朝の陽光に存在を消す
そうして各々の生活が回り始めることができる

一人の人 ....
 
あなたとわたし

その狭間にあるわたし

それだけがほんとのわたし



 
継ぎはぎだらけのタペストリー
隙間から柔らかな風が吹いた気がして

離島が点在する
静かな海をゆく船を夢想する

日常は羅針盤もないスケートボード
リュックひとつでバランスをとって乾いた ....
潮の満ち引きが鼓動と繋がっていた
あるときは優しく
或る時は激しく
わからないままに彷徨う姿は
赤や青に点滅する

夜中の踏切を渡ろうとしても
遮断機があがることはなかった
待ちくたび ....
つきまとう不安

拭い去れない迷い

予測できない未来

追ってくる過去

逃げ道のない 一本道の先に

決断がある
小さい頃 親は仕事で
ほとんど家にいなかった

祖母の腕枕で寝ているときに
耳元で聞こえる脈の音が
いつか止まってしまうんじゃないか
この音が私の耳元で聞こえなくなるんじゃないか
 ....
π(パイ)


二畳ほどもある焼き釜は
林檎とシナモンの焼ける
例えようのない良い薫りです

どれほどの林檎が燃え盛る炎に
くべられたか その林檎の数には限りがありません
讃えようも ....
庭に落ちてるガラスの欠片を集めて入れていたガラスの小瓶も
本当は友達が持ってるキティちゃんのローズピンクのランドセルが良かったなとか思いながら使っていたワインレッドのランドセルも
幼稚園で作ったお ....
野良が挨拶しているよ

疲れた毛を励まして
露出した皮膚を隠し
道の真ん中を
人々の営みの中を
堂々と
野生の威厳を振り撒き
声ひとつたてず
冷たい日差しを歩いているよ

こそこ ....
ここは、天体の住む街だ

足音

いるのか

誰か

ここは、天体の住む街だ


ひとり

夜中になぜ

鳴くの

僕らは

たぶん絶対

コスモ

起き ....
空は青い
血は赤い
月は黄色い

どんな
プロパガンダを
見させられたのかな

私たちは
あらゆるところに
鍵をかけているから
空を飛べない
なんて言える
人を
好きか ....
細胞を解剖してみたら
電子の奥に宇宙を観た
巨大な世界の果てを知り
微細な宇宙を知ったいま
ぼくは永遠の生命体に慄き
摩訶不思議に埋没する

果てしない命を奪いながら
生きている矛盾に ....
栞をはさんで閉じようとした
歳時記が
本を押さえても平らにならない
抵抗している何かが居る

、それは直感だった
それが何にせよ傷をつけて
可哀そうなことになったらと
まず案じて、本か ....
外ではもう
クリスマスの鐘が鳴ってる

結婚したら新居を建てよう、と言われて
戸惑ってる

この世の中にあるもので
あなたの持ち物はあなただけよと
育てられて
まだそれを信じてる
 ....
小さな街を歩く
通勤快速や急行は止まらないような街。

偶然賃貸住宅のサイトで見つけた。

駅前はこの前グーグルアースで見て回ったけれど。
名前すら知らなかったような、
そんなそんな ....
歳の瀬に
固くしこる肩を抱き
小刀をとり
伽羅を聴く

静かな四畳半に
立ち込める静けさは
生まれる前の記憶を呼び覚ます

一年は走馬燈のようだと
誰かが言った

少しだけ眠く ....
世界で何番目かに高いクリスマスツリー
去年は誰と見ていたっけ
君だって誰かと見上げていたんでしょ

さっきエスカレーターで
すれ違ったのは昔愛した人
もうすぐこどもが生まれそうだった

 ....
東海は 渥美半島の 砂山から
    真昼の渚に 乱舞する
  海鳥たちを ながめるとき
     太平洋を覆いつくす
    「悠久」のふた文字が
       こころにしみて 
    ....
久しく忘れた地上の園を
人々が想い出すように
この世には
時折、虹があらわれる  
愛 と云うとき
世界がこんなにも憎しみに曇るなら
重い靴をはいて
そしてもう二度と 愛さない

それは ゆるやかなひとつの堕落
最後の刻を待てずに
底なしの憎しみの拳をふりあげたあなた
 ....
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
還る棲家を識らぬよう

解れた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒しゆく ....
傷ついているひとを見るとつかれる
かわいそうのエネルギーが
ギザギザになってあたしにぶつかってくるから
ちょっとやめてよ
って離れる
誰もが所詮 人間だ

冬の風すらやさしい
夜の庭で ....
あなたの面影は
白い石鹸の匂いと
サイダーの匂いがした

おかあさん

何処に往ったのですか

ぼくはいま
武蔵野の林を歩いています
あなたを探しながら

足跡は何処にもみえな ....
ガトさんの自由詩おすすめリスト(1241)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空を彷徨う- レタス自由詩715-12-28
来る死を間近に- 吉岡ペペ ...自由詩1215-12-27
熱く嗄れるまで- 吉岡ペペ ...自由詩815-12-23
吸殻- 為平 澪自由詩1315-12-22
ユニゾン- そらの珊 ...自由詩23*15-12-22
選びました- 佐白光自由詩6*15-12-22
僕の道- 陽向∮自由詩4*15-12-21
展覧会- 鷲田自由詩715-12-15
わたし- 殿上 童自由詩21*15-12-13
風とスケートボードと- 梅昆布茶自由詩2215-12-13
閉ざされた夜- レタス自由詩11*15-12-13
決断- 佐白光自由詩2*15-12-13
儚い音- 藤原猫自由詩415-12-12
アップルパイの2乗- るるりら自由詩23*15-12-12
思い出- 自由詩4*15-12-12
野良のさよなら- 宣井龍人自由詩24*15-12-12
コスモ- 吉岡ペペ ...自由詩515-12-12
プロパガンダ- 瑞海自由詩8*15-12-11
人体宇宙- レタス自由詩615-12-11
ごめんなさい- もっぷ自由詩6*15-12-11
flow_of_the_skin- mizunomadoka自由詩515-12-11
知らない街- 自由詩7*15-12-10
忙中閑- レタス自由詩415-12-10
あのツリーが世界一高かったとしても- 北大路京 ...自由詩715-12-10
光のまつげ_(七)- 信天翁自由詩715-12-10
楽園___- 服部 剛自由詩615-12-9
良心- 伊藤 大 ...自由詩215-12-9
もがり笛- レタス自由詩415-12-9
ココアと人間- ユッカ自由詩915-12-9
夕映え- レタス自由詩515-12-9

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