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ひとりぼっちで泣かないで
ほんとうはわたしが言われたかっただけの
あなたに宛てたことば
かなしみを分けてもらえないことがかなしくて
濁ったため息をつきました
だってあなたはきっと
....
きみが泣いている
まっすぐに前を向いて
瞳に光をたずさえて
きみが泣いている
頬を伝うしずくを
きらきらと輝かせて
きみが泣いている
そんなきみにぼくは
夏に焦がれ ....
静かな車の中から
シャッターが半分閉まったクリーニング屋を
ぼんやり見ていたら
なぜか現実に押し潰されそう
閉店間際のエプロン姿
漏れる明かり
暗い看板
せかせかと動く人
....
水たまりの花びら
ひそやかな恋
赤く変わった眼鏡
ときめく胸
桃色のカーテン
優しい笑い顔
焦らせたい、そうして
ずっと濃い色を
濃いあなたを見せてよ
さよならをして
色々なものを通り過ぎて
思い出ばかりが綺麗で
現実の君の声に冷めていく
正体のわからないものが
ずっとここにあって
取り戻したいと思う私も
幸せになってほしいと願う私 ....
紫な気分がつづく5日間
青い週末 雨降る心
*
ただでさえ細い目をもっと細くして
笑うあなたをずっと見ていたい
言い出せずに
繰り返す日常を
憎んでいたのはわたし
君は悪くないんだよ
きみが悪い、なんて言わないから
泣かないでね
わたしは自分を好きになれなかったから
君が好きだったよ
枕を濡らさずに抱き枕を抱いて眠る私には
君の淋しさなんて解らないのかもしれないね
それでも私は淋しいのだと言い張りたい
誰かの声がする此処は安らぐことのできる
唯一の憩いの場
話して ....
夏が近いよ と
ぬるい風が
歌わないあの子たちは知らない
窓際の席の
「夏がくるよ」
あなたの手のひら
が
つめたくて、
安心した。
一人が好きなわたしも
一人が嫌いな私も
わたしだから
嫌いになんてなれないの
わたしがわたしを嫌いになったら
お仕舞いだもの
あいがあふれてる
すばらしいすばらしいこの世界で
ぼくはずっと、
反抗期でありつづけたい、と思う