わかれのよかんをかんじたら
おんなはすばやくはんのうし
あたしをどおしてきらうのと
きっとつめよることもする
うそだ
うそです
うそだといってと
きらわれてもいい
すがりつ ....
恋愛をもうやめたのねきみひとり《幸せ》になれていいねと風吹く
愁あるおんなの仕草が試される《詩》を書く涙のわけとは無縁の
泣かないで強い大人になるんだろ、わかっちゃいるけど止ま ....
星、滲む
つまり空には愛があり
あたたかい風、吹いてしあわせ
爪を切る
切って尖らせその頰を
血の滲むまで愛してみたい
夢をみた
天使のような顔をして
わた ....
ええ、いいわ。
ええ、もう、わたし、死にましょうか?
なぜ、悲しいうたばかり
流れるこの街で
くっだらない日常に
悩まされなければならない?
いつかみた、あの子の詩は
....
神なき時代、
しかしもう嫌だって云わない
人は明るい明日へ向かって
向かって、行くものだ
私なんかいらない、
痛む内臓が嘘をつくよ?
忘れたころに昔に戻り、
言葉がまだ生きてい ....
もう、書くけどッ!
(ちょっと、自称でも三流でも、私じしん詩人なんだから実は悔しいんだけど)
いつぶりかなぁ、他人の詩を読んでジェラシー感じたのは。
基本、このフォーラム(?)で、い ....
風のつよい朝は
こころの傷が浮かびあがる
神聖な朝日に触れられて
恥ずかしげに
うずうずと傷がうごきだす
傷は
しんぞうから流れる
からだのなかの
赤い悲しみの出口で
....
猫が
さわがしくて
あたし
朝っぱらから
ざわざわする
あたし
窓を開けて
空を見上げる
はだかの感性が
ひらひらと
すきとおる赤色で舞っている
空気がびりびりして緊 ....
「好きでした」一行の手紙が時を止め君が綺麗な声で泣く春
きみの乗るスクーターにはあの頃のセピアの記憶をまだ積んでいる
弓なりに背を反りかえし喘いだらダメだとわかって ....
背中の影が
みえないかなしみを染み込ませて
笑ったら
朝になった
そんな
ちいさな窓からは
めにはみえない明るさが
すんなりと射し込んで
失った色を思い出させた
どん ....
ひょっこり魔女がやって来て
箒でお掃除するでしょう、
帽子は中折れするでしょう、
夜はこれから更けるでしょう。
ビルの谷間を翔ぶでしょう、
その身を凍らすビル風は
魔性の心を呼び覚ます ....
過ぎてゆく疾風が眼を切った冬、春を信じてただ走る君
見られるのが嫌だなんて言わないで正しい片恋なんて知らない
あの雪で転んで笑われやけくそで手渡したチョコでも想いは ....
さいきん気づいたことに、
この部屋のちっちゃな冷蔵庫は、
ぼくのビールよりも君の野菜ジュースで
埋め尽くされている。
バルコニーのおっきな金魚の風船も、
ゆらゆら揺れているけ ....
ま〜えに、ある(尊敬するに足る、ホンモノの)詩人さんに褒めてもらった(?)言葉に、(詩想が)『無尽蔵』ってのがあって。
そんな、無尽蔵だなんて人間、いるわけないじゃん、とか思いながら、詩を書いてきた ....
青いタイル張りの
浴室で
貼り付けた鏡は不可逆にまで曇り
あたしの顔が見えなくて
泣いているのか
笑いをこらえているのかも
わからない
灰色がたちこめる世界だ
湯をかけてや ....
夜には
僕の肉体は
さらさらさらと、
カーペットの上へ落ちていきます
はだのいろがあおく
こころのいろもあおく
人と一緒にいることに
適さない生物になっているのです
僕は
....
固まった雪の中の
アスファルトは、なぜか、あたたかくて
歩道に車を乗りあげ
樹氷を断ち割ったあとの、氷雪を、踏み固め
青空を信じて、いく
白雪を撫でて、いく
世界を変える青 ....
青い制服が似合う学生さんが
足早に過ぎゆく川岸
うずくまる野良犬
声も出せずに
いつだって逢いたい心に
吹く風は早くおいでと誘なう
さいはての孤独地獄へ、とか
ハハ。
今日だけは子 ....
あの時計は今はもう札幌あたりに
転がっているだろうか
砂浜のボタンがまだ鳥取の近辺で
埋没しているみたいな世紀末
そういえば《少女》を革命するアニメが
20年以上前に流行ったけれ ....
あたたかい色の
太陽の
朝、
心臓は
針金で
編んだ
さみしさの色をしている。
すっかり
青ざめた
希望は、
真実の蛇の姿を晒して
ゆらゆらと怯えながら揺 ....
生きている
だけでいいんだまるもうけ
もしも食べずに生きてられたら
そんなわけ
じつはないからがんばって
泣かないように慎重になる
星降る夜
昼間に降った雪の ....
ふたり、
そのメロディーを聴き
冬の青空を眺め、
とても
たいせつな、
でもガラクタみたいな竹とんぼが、
紙吹雪みたいな軽さで
ただ、
風に舞っている
悲しみを、知った。
....
その冷たい花が
君の心へ舞いおちて、
白雪みたいと思った
僕は、
そんな、おろかものだった。
ただ揚羽蝶を切るような
疾風が、
この野原に吹き狂う。
瞳が汚いヤ ....
くちのなかの鉄の味
消えない、初めての蛇の恐怖
たのしいことの
思い出を捜して
さらに捜して、振り乱す、
尻尾の先は枝分かれし
冬は、ゆっくりと、赤い舌を凍らす
青銅の庭 ....
アリバイは、崩れない、
紙飛行機は、落ちていた。
雪だるまが、崩れていた、
見渡す限り、雪景色。
お正月の、少し寂しい
公園に行って、冬空をみた。
あとで、 ....
もう寒くないのに
この冬は寒くなかったのに、
雪を待ってるなんて、バカばかり
あの日は、待っていたけれど
ただの風邪のように鼻水を
すすりながら、心も
カビないのは寒い ....
無数の
真っ白な天使が
堕ちくるころ、想う、
あの夏、あの島で
透明な波の下、泳ぐ
ひとりきりの人魚の微笑みを。
雲の上に
漆黒の、帆船が、飛んでいる、
自由さがす百舌 ....
そのお嬢様は、人を信じることができなくて
そのお嬢様は、『いい人』のことが大嫌いだった。
いい人が、いいおこないをするのには
なにか理由があるんだと知っていたので
いい人を尊敬したりし ....
くちのなかで飴玉転がし
立ち消えた、
甘酸っぱい感情を
想い返す
作られた梅の酸味は
さらに人工的な丸い味がする
冬は、寒いから、嫌いだ
死んだ人のことも
....
一夜、すぎ
油の匂いのする聖水の
油膜を
洗い、すすげない、
その匂いにキャンキャン鳴いている
かしこい顔の犬を追いはらい、
泣きそうな君を
バス停までだけどね
見送ったのに、
君の ....
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