鳶がとび回る冷たい空は灰色です。

大きな声で言ってはいない。
イヤな人がいて
言葉はホログラム、清潔で、
ちいさな血のようなものが
ヤスリで間引かれる瞬間の悲鳴、
墓場までも ....
なぜこんなかなしみだけがのこるならアソビの恋などするんじゃなかった

珍しい気持ちを私に向けたときふたりのママゴト教えてあげるわ

罪と言う女のこの花可愛らしい私もあんなピンクで枯れたい
 ....
趣味は雲を眺めること。

と公言して、
変人扱いされている
テレビタレントさんがいたが、
ちょっと真似してやってみた。




風が冷たい、名のみの春だが、
川辺の土手に ....
1

照れてたわけじゃないと思う。
かつて見たこともない、
美しいこころの人に出会って、

「………」

言葉を詰まらせて、うつむいてしまってた。

初めて出逢った人の ....
 
よろこびに おぼれそうだね
情熱が このみおおい
薄雲よ ひを隠すなよ
よろこびに おぼれそうだね

青春の 扉まぶしく
灯(ともしび)の 静かなけはい
あれ ....
恥ずかしいその手の言葉言っちゃった
苦しいだとか死にたいんだとか

心には表と裏があるという
裏って自分を騙していること?

ならそんな裏の心は要らないよ
きっと自分に嘘はつかな ....
蛇が川の上を駆け、
葦の草むらへと向かっている。
冷たい小雨をはじき、
さまよう古代の戦士の亡霊たちとともに。

詩人には見えない明るい涙の笑顔が
誰の読み物をも読めな ....
週末、夜明けまえに電線にとまり
カラスが餌を探してキョロキョロとして
カラスよけのネットのないゴミのところへ行った。

タバコの吸い殻や
丸めたティシューが散らばり
食べものとして ....
愛を直視して、みせて
僕が君を好きな理由を
勢いにまかせて、告げようとした。
私もそうなの、と、
味のないガムを吐き出すより早く
目も見ないで言ってくれて
好きな理由を言わ ....
左の信号機の下
信号待ちの黒い傘のなかに
髪の毛乱したあの女がいる

憎しみの眼つきで
フロントガラスごしに
僕の目を焼こうとする

さらさらと降る小雨のなか
小さな涙粒のよ ....
とくべつな愛されかたをしたかった
紅色の、燃えるような声で。

まるで悲しみをすべて暴き出してしまう
慈悲のかけらもない冷たい蛙の眼つきで。

寂しいひとり寝の暮らしなど
 ....
あの 夜はひとりで寂しくなかった。

ただ、貴女がいないのでとまどった。

どこへいったのかな
さがしてもさがしても
風の音しか聞こえてこない

あたたかい声が夜空から ....
なぜ悲しみばかり
流れるのだろう?

遠い夜の街を歩く人の
みやびで正しい歩調があり、

この国のよどんだ人の心に
ひとつの透きとおったメロディーを流す
ありきたりな流行 ....
知ってたつもりだったけど、
ほんとうは、知らなかったんだ。

みんな、ほんとうに、蛇が嫌い、なんだ?




蛇が消えた。

戻って来てくれと願う。

もう、無理かもしれな ....
赤い三日月が東、
その尖った切っ先から
なにかを滴らせている。

舌足らずなきみの言葉では
心に届かないなにかを。

この街にある
この国でもっとも高い建物のせいで
ほんの少 ....
おほえて
いなければ
ならないものだ。

それは、

ぼくなんかの
手では
つかめない。

そんな、

こどくなんて
きれいな
かんそうではすまされない。

 ....
ちいさく囁くのは、
この街に染められた心が勝手に、
懸命に悲鳴を我慢して漏れた
生き残るための
こころの絶叫のひとひらの花びら。

樹氷のビルの屋上に立ち、
過去の私の ....
遠い空に漂う
気球のような不思議に問う。


雲の上に立つと
世界が広がってみえますか?

みえないものは、
憎しみの黒い鎖くらいのものですか?

平和がそこには
転 ....
ふたり初めて目と目があって、
月天のもと、四月馬鹿の日、
ま白の光を浴びながら。

ふたりして、
ふたりとも、

ふたり出逢って
一目で恋して
泣いて、笑って、ケン ....
涙ぽろ、ぽろぽろぽろぽろ雪の中
ここが新宿ゴールデン街

アルコール消毒なんてオヤジギャグ
潰れるまで飲み記憶を消毒

嫌なことを避けて忘れて明くる朝
「しん」と心が聞き耳たてて ....
騒がしい夜の街に背を向け
ひとり、僕は、
顔こわばらせて屋上から星空を見上げる。

なにを得て、なにを無くしたと思っているのか?

この街を出られない、
よからぬことを ....
その夜店のトウモロコシは
あたたかくって
なんどか塗った醤油の香りが
香ばしくって
チープなくせに割高な値段設定は、
その夜の特別なお祭りの熱気代も
込み込みなんだよね?

 ....
みおろすこの街の
眺めは最高のイルミネーション、
頽廃のタワーマンションに
どんな正義も眠るころ、
さまよう夜のいっぴきの黒い猫
あなたを求めて黒い影に化ける。
逃げているわけでは ....
そして、あのキャンプ場で出会った
囲われた星空の、
子どもたちをぞろぞろと引き連れて
詩の匂い漂うコンクリートで囲われた
夜の無人の街を歩いていく。

「あすなき暗闇の」
キラ ....
強制をするわけじゃないのよく聞いて寝るとき横に一緒にいてよね


中央を突破するのが誉れだというんじゃなかったつらすぎる恋


目があって見える炎がチロチロと意地悪ヘビの目と舌に似て
 ....
真っ青な
無自覚な空のもと

歩くしろい砂の道

くちびるに綻びる秘密をよんだ唄

オレンジ畑の土の中で
地上を目指す小さな星の輝き

その眼にみえない鐘の鳴る丘の希望

 ....
暗く静かな山の上の夜、
キャンプ場のテントを出て
なにも考えなくていいしあわせを見上げる。

25時なのに、気分だけは絶対青空のような星空の下。

それでも悪夢への眠りいざなう虫の声や ....
ひるま雨にふられたふくろうの視線の中
森に刺す月光は乾いた笑い声をこらえた

さやさやと流れる雪どけの小川冷たく
小枝ゆらす風の軽い諦めが
病んだ湖を照らす真白な光と交わるところで ....
雨上がりの夜空に吹く風は、
どれほど孤独で寂しくなっても、
けっしてお前なんかは呼ばないだろう。

ってね。
なら、
なぜ時は止まらないのだろう?



嘘みたい、
このままなん ....
その夜、泣いたのは、
オレだったのか、
オマエだったのか?

過ぎ去ってゆく青い時間の果てに
仲間たちの倒れゆく戦いがあった。

誰を信用していいのかわからない
嘘っぱちの恋愛 ....
秋葉竹(994)
タイトル カテゴリ Point 日付
泣き出しそうな、墓標自由詩318/4/26 23:16
愛の人短歌218/4/26 7:41
一人称が決められなかった詩(うた)自由詩218/4/25 7:34
たましいの色彩(いろ)自由詩318/4/24 22:55
心の花自由詩218/4/22 21:06
恋する、リインカネーション短歌118/4/20 23:26
月光。自由詩318/4/20 0:00
悲しい祈り自由詩218/4/18 22:53
ただ、好きなだけ。自由詩318/4/17 15:41
信号待ちでみた白い夢自由詩218/4/15 18:21
とくべつな愛自由詩318/4/14 22:34
桜の花、ちる自由詩218/4/14 8:51
なぜ悲しみばかり流れるのだろう?自由詩818/4/12 22:58
祈り、ただ、このちいさなもの達の為に。自由詩218/4/8 20:22
闇の中に浮かぶ自由詩218/4/8 10:43
希望のなみだ自由詩3*18/4/7 9:41
ちいさく、微笑む自由詩218/4/6 4:56
気球のような不思議自由詩418/4/5 23:09
4月1日、月天のもとふたり出逢って自由詩218/4/1 7:31
恋はピンクといいはるの?短歌218/3/31 21:36
突き刺さっている月自由詩418/3/30 7:45
花火大会の夜自由詩418/3/28 6:29
夜が明け、朝は来るから。(黒猫の黒い影)自由詩318/3/25 4:06
夜が明け、朝は来るから。(僕の、桶狭間)自由詩318/3/24 9:30
冬の恋短歌218/3/21 22:10
鈍色の疾風自由詩218/3/21 10:49
3月のキャンプ場は、寒くって。自由詩318/3/17 7:35
切り取られた最後の世界自由詩318/3/11 7:41
残されたもの、ひとり。自由詩118/3/11 0:57
過ぎ去ってゆく青い時間の果てに仲間たちの倒れゆく戦いがあった ...自由詩318/2/25 10:26

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