世界は美しい
その美しい世界が歪んでしまったら
俺はそのとき
それでもまだ世界のことを
好きでありつづけられるだろうか

夜はいつだって
泳ぎたくなる星空をしている
夜はいつだ ....
くちびるを
キス顔よりも尖らせて
正論云うから、絵画にしたいな


AIが
こんなやさしく髪の毛を
撫でてくれるし、愛してくれるし


光る夏
蝉の死骸の中にある
報われな ....
言葉と
こころと
立ち居振る舞いと
その存在を
嘲笑われた彼女は
ふと、ふるさとに帰りたいなぁ、
なんて凄く間違って想ってしまった

彼女こそあたりまえのように正しい
それを ....
街の海
花は泳いでいる人の
ねぇ、パラソルみたいじゃないか


降る雨にまつげを濡らす旅人は
探さないのさ
ふるさとへの道



待たないで、幸せでね、って
嘘つい ....
  
洗い流しても洗い流しても
消えてくれないソイツらが
擦っても擦っても
剥がれ落ちてくれないソイツらが

いつまで経っても
俺を眠らせてくれない

ソレは
体の周りの空気の ....
正義なんて無いよと嘯いたソイツの目には
うっすらと涙が溜まっていて
それをみた俺はもうなにも云えなくなって



寂しさを
「寂しくない」と云う夜の
効きすぎているエアコンの風 ....
 

まずは、ひとつ
金メダルを獲得したのは
昨夜の夜空のまんまるい月
その光を浴びられたこと、かな

ちょっと繁華な街の
ちょっと安めの店で
アルコールを飲みながら
ふと
 ....
  


  花火と雲と風と影

梅雨明けに久しぶりのあまたの星、満月の夜
部屋の割に大きな柱時計は
間違いのない《とき》を刻んでいるのか?
それともただ文字盤を
針が三本移動してい ....
  

光りを失った灰色の瞳たちには
それだからなおさらに美しくみえて

むかしながく住んでいた街みたいに
想い出がゴロゴロと転がってる感じで

僕にはその大きめなガラクタが
手 ....
世界が 平和で あることを

むろん みんなが 祈るとき

そんなに 長くは ない夕べ

赤い 夕陽が 沈むとき

悲しみ なんて なくなれと

じぶんに 向かい 祈ります ....
もう、あまり、くそっ、とか想うことはない
かと想っていた
ま、下品な言葉使いだから、そう云わない
とかいう意味ではなくて
あまり、他人を羨ましく想わず
いられるようになったからかなと ....
私は
詩人ではないのなら
よかったのに
詩人を誇りに想う想いを
持たない詩人なら
まだよかったのに
私は
詩人でなんか
なくてよかったのに
繊細な気持ちや
センシブルな孤独 ....
  

梅雨が明けてもあたしたちは
その雨が降って来るのを空をみあげ
今日こそ虹をみるんだとぼんやり待っていた


そのときこそありがとうと云えるという
溶け始めたグラスの氷み ....
一握りの朝が
窓をすり抜けてこの部屋に入って来る

朝焼けの美しさとは永遠に近いんだから
その朝は遠慮なく
トランペットで
だれもが起き出すやさしいメロディーを
奏でてくれればい ....
これ、タイトルだけで引かれるうただよね。
そして内容も、引かれるうただよね。
─────────────────────────────────

 「蛇の詩」

吐き棄てたくて
 ....
田舎の夜道は、月が無いと、
ほんとうに歩くのも怖いくらい、
暗いから。

─────────────────────────





 
 『生きたい』《改》

ゆっくりと ....
なりきり詩です。
場所もシチュエーションも違うけど
すこしだけ似たような経験、したかな?
───────────────────────────────

  「バカ可愛い、略してバカカワ」 ....
ただの、なりきり詩です。そう云う、切なさです。
──────────────────────────────────────

  「おかぁさん、ありがとう」


言葉というのは
光 ....
呼ぶ声が
あなたのようだと勘違い
したからほんとに泣きたくなるんだ


水の華
池に顕れ数秒後
カゲロウみたいに消えゆく公園


プリンとか
凍らし食べると邪道とか
 ....
好きなひとがいて
そのひとが
いるから日々の生活が輝くんだと
想っていたのは
ほんとうの慰めだっただろう

美しいひとで
その挙動を追うじぶんの目が
恥ずかしくなるくらい
明るく ....
真っ白な孤独を真っ赤に染めるよにちょっと派手目に斬られた片恋



お祭りで迷子になって泣き親を探す子のよな恥ずかしい恋



叩き割るコーヒーカップが心まで粉々にして眠れない ....
 
 

驚いたのは
悲しくなかったことだ

生きるなんて
日々病みつづけてゆくなかで
なんとか笑って
こなしてゆくだけの時間だろ

だから夜の夢に酔うのも
やっぱり正しい ....
 

天の川銀河に
恋を希っても
叶えてくれない気がするな
いつぶりか忘れてしまったけど
短冊にねがいごとを書いて
笹の葉に吊るそうかなと
想ったよ
行列のできるお饅頭屋さんの
 ....
 

永遠なんてありはしないんだと
なんども云ったから
わかってください

愛と呼ばれるものの
なにもかもが
夜桜の写真の中に閉じ込められたみたいな
なにが目的なのか
なにひと ....
  


今日もまたあなたを傷つけた

心のか弱さにくらべても

言葉はなんて

不自由なんだろう?




お終いまで好きでいられたのは

あの日の雪がや ....
夜を待ちひんやりとした部屋にいて昔読んでた本を眺める

薔薇の葉を揺らす風には少しだけ時間が戻る魔法の鱗粉

夜気だけがゆっくり揺蕩うこの街の波の底にも流れる月光

まっすぐに吹く ....
 

神さまは、

いらっしゃる

とても、

気まぐれに歌を歌って

いらっしゃる

下々の下賤な希望を踏みにじるのが喜悦

なのか

くすくすと

笑ってい ....
  

アンジーがみずから

帰り来る月夜の吸血鬼に
その白く細い首を
差し出し
その瞳には歓びの涙が浮かんでも
固く結んだ真っ赤な唇から
甘やかな夜の声が漏れ堕ちたとしても
 ....
純粋な幸せがほしいだなんて
なんてわがままな希望なんだろう

生まれたかぎり生きてゆく
みたいな
生きることを祈らなくても誓ってる
みたいな

純粋でいっさい
一滴の泥もかか ....
言葉というのは
光の反射のよう
どこでどう曲折するのか
鏡に聴いてもわからない

みんなひとりで大きくなったような顔をして
まるで迷子の心細さなど
味わったことも無い顔を ....
秋葉竹(898)
タイトル カテゴリ Point 日付
修羅自由詩124/7/27 22:21
嘘つきが好き短歌224/7/27 10:59
彼女のうた自由詩024/7/27 10:04
愛とか恋とか旅とか嘘のうた短歌224/7/25 8:06
不眠のうた自由詩424/7/24 4:22
ピュア自由詩324/7/23 20:16
オリンピック前の満月の夜の歌自由詩224/7/22 21:00
花火と雲と風と影自由詩324/7/21 16:20
カラフル自由詩224/7/21 6:40
残光よ自由詩424/7/20 5:32
爆暑!自由詩324/7/18 21:40
せきらら自由詩224/7/18 20:29
夏の虹のうた自由詩424/7/18 8:05
そのままのままで自由詩324/7/16 22:38
蛇の詩自由詩124/7/15 11:30
「生きたい」《改》短歌124/7/14 19:42
バカ可愛い、略してバカカワ自由詩124/7/14 2:52
「おかぁさん、ありがとう」自由詩124/7/13 8:00
踊る愛愛短歌124/7/12 8:05
亡霊の告白自由詩124/7/12 5:04
夏の恋は花火みたいだ短歌124/7/9 23:50
夜の夢自由詩1+24/7/9 8:19
七夕自由詩224/7/7 9:05
寂しいから寂しいと云ってなにが悪いんだ自由詩424/7/6 6:46
雪降りつづけども言葉は届かなかった自由詩2+24/7/6 0:18
ひんやりとした夜を越えて短歌224/7/2 23:21
所在証明、あるいは痛ましい傷への愛自由詩324/7/2 20:25
アンジーのために自由詩124/7/1 22:26
純粋な希望自由詩424/6/30 21:02
愛をこめて花束をまっすぐに自由詩324/6/30 5:38

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