純粋を抱き
抱きしめながら
死にたい

しょせん
生きるのは
食べるため
眠るため
寂しくなるため

でしょ?

いろいろ
好きなひともいるよ
いろいろ
 ....
  

緑の五月の風に
髪なびく
草原を駆け下りる少女の
息は弾んでいる

若草の匂いが
鼻をつくほど濃厚な自然の中に
すべてはこれから始まる
ちいさな芽生えみたいに
 ....
  


ひとにも会わない
歩いても歩いても
だれもいない村で

とてもなつかしい
しろいろのけものに会ったんだ

子どものころには
野原を走りまわっていたよ

 ....
どうして
これほど素晴らしい世界に
悲しみや苦しみが
絶えないんだろう


今朝カーテンを開けると
水色の空がとても嬉しい気持ちに
させてくれたんだ
綿菓子みたいな白い雲 ....
たたかうことは
嫌いだけれど
たたかうときがあるのも知ってる

ホントは気楽に生きたくて
闇など視ないでいたくって

けれど朝が昼になり
そして昼が夜になる
ときが流れて ....
消え入るように
ささやく声は
私の言葉がかき消して

君のホントの感情が
視えないままの夜だった

あの日扉を開けたのは
けなげな明るい問いかけで

ふたりいっしょ ....
  


夜よりも
悲しい嘘があるのなら
スマホを手に取りググれもしないさ
  

  夏

生きたいと
ただひたむきに汗流し
熱風切り裂き走り切ったぜ

  冬

死にたいと
なんど希ったことだろう
心凍らす無力な純粋

  秋

疾 ....
 

あたし
くるっちまいそうなくらい
ホンキのこがねいろの恋を
してしまっている
みたいなんだよなぁ

わかりやすい夢を
ひとつふたつ蹴散らしても
やすらかな陽気な日常を
 ....
冬が去り
いまから春だという朝は
空いちめんに
やさしいほほえみ

溶けだした
ソフトな氷の色に似て
ふふふとわらう
ななしょくのゆめ

恥じらいの
朱色の頬を想いだ ....
夜が消えるとき
ひとつの死が終わり
そして新しい
ゆりかごの悲しみが
始まるだろう

時代はいつも
転がりつづけてゆくだろう
世界はいつも
なだらかな平 ....
  


柿が落ちてきて、
そこに蟻がたかり出して
もう寒いかなと想いながら
軽めのジャケット羽織って
庭に出たんだよ。

あたし、
アリさんのひたむきさが
好きだわ。

 ....
僕は無口だけどね

だからこそ
なのかな
子どもが泣きつづけて
その、かまってほしい泣き声が
止まらなくなってしまったみたいに
あるいは
引き笑いみたいなしゃっくりが
止 ....
  

ひかり降る
わが家に今朝は帰ろうか
緑の濡れてる明るいゆめなか



幼き日
あぜみち歩き帰るころ
キラキラ夕日が田園染めてた



山際へ
陽は消え ....
  

どこにあるのか知らないけれど
さいきん
地球のエコに似た
心の安らかで静かな明るい
陽気な気持ちになれるときがある

もちろん
あたたかく
やさしい
大好きな ....
あどけなかった悲しみを
いついつまでも癒せずに
あどけなかった悲しみに
こころを閉ざす夢をみる

あどけなかった悲しみに
幼いころなら気づけたが
あどけなかった悲しみを
い ....
あのひとに
やさしくしてほしいから

そんなやさしさなんて
ただの同情だと
わかりながら
じぶんの弱さが嫌だけど

かわいそうになりたい

深夜
ひとはどうしてこんなにか ....
  

ともしびが
ひとつ、
また、ひとつと
ともってゆく

ゆうまぐれ、
小高い丘から
産まれ育った街をみおろす

ともしびが、
ひとつ、
また、ひとつ
また、ひ ....
  

赦しの言葉をください
このままでは堕ちていってしまうから

未来まで正しくないと
わかっていても

赦しの言葉をください
  

あたし、
ほんとは
知ってんだ。

猫らの世界は
ただの人間さまからみれば
いつもピースの欠けたパズルだが、

いまの世界では
ダイヤモンドのカケラみたいな
あの三 ....
  

やさしさがあふれるような風が吹く

やさしさがあふれるような街に住み

やさしさがあふれるような人にあい

やさしさがぼくの心をくるんだよ


ごまかしてなんていないんだ ....
 

や、やぁ
みなさん。

大きな希望がなくても
別に何もしなくてもいいんだ。

満開の季節は
もちろんのことだけど
いまさっきの桜の散り際だって
美しかったよ。

あ ....
  

まひるの
やさしい風が吹くころに
きらきら
ふりそそぐあたたかい
はるのひかり

あたらしい
一年が始まります

すこし
わくわくする
ひかりの舞踏が視えます
 ....
  

『鏡よ、鏡?』

尋ねつづけたあの女は
実は
《その》衝撃の前日まで
《世界で一番美しい女性》であったし

その、

気も狂うような事実を告げられた日も
実は
《世 ....
  

むかしはびじんでそれだけで
みせもだいはんじょうして
こいびともよりどりみどりだった
ろじうらのすなっくみたいに
さみしいにぎやかさ

かなざわからきょうとへ
さんだーば ....
  

夢の街
今夜ひとりで歩くとき
潮風も吹く、桜、散る散る


天使ちゃん
そんなあだ名で呼ぶなんて
考えられない事態だよ?


夜明け前
いただきに立ちみおろせ ....
 

やっぱりしんどい日もあるよねぇ、

朝起きて、この心、奮い立たせて、
今日一日、
頑張って、笑って生きようと想っても、

やっぱり、
寝る前、
あゝ、今日も一日、しん ....
  

月、笑う
どんな豪華な宝石も
霞むくらいに明るいのです

夢をみた
とてもやさしい人ばかり
出てくる、起きたら泣いていたんだ


夢をみた
まるであなたにそっくりな ....
もんじゃ焼きは

食べたことがない

お好み焼きと云えば
当然
『普通の』
お好み焼き。

キャベツ山盛りの
モダン焼きでもないのに
うっすいお好み焼きっぽいのに
焼きそば ....
あのとき語った
絶対的恐怖とは、
ただ
文明の恩恵を受けられずに
薬が無かったら
なになにで死んでゆく

という
恐怖です。


望月をかけない生を謳歌した
藤原さ ....
秋葉竹(731)
タイトル カテゴリ Point 日付
しろい涙自由詩123/5/8 21:12
緑の五月自由詩223/5/8 21:11
なつかしいけもの自由詩323/4/29 16:03
こころのらっぱ自由詩123/4/28 8:21
一光自由詩123/4/27 8:07
一夜自由詩123/4/27 8:06
去水短歌123/4/23 20:18
奇矯の生自由詩023/4/23 18:37
いっしょにいようよ自由詩123/4/23 18:33
春の色自由詩223/4/22 14:54
予言(君の寝言を)自由詩123/4/22 6:31
秋の夕暮れ自由詩223/4/21 7:00
キス、のはなし。略して『キスバナ』 自由詩023/4/20 3:00
まだ泣かすのか短歌123/4/19 7:52
かわいいうそ自由詩123/4/19 7:51
あどけなかった悲しみに自由詩123/4/18 6:10
かわいそうになりたい自由詩123/4/18 6:06
ともしび自由詩023/4/16 4:42
赦して自由詩223/4/16 4:16
猫女自由詩023/4/16 4:15
やさしさにくるまれて自由詩423/4/14 14:53
蟷螂の斧、ふりかざし自由詩123/4/13 20:09
はるのひかり自由詩223/4/11 7:46
黒の女王自由詩223/4/8 23:20
常夜灯自由詩123/4/8 13:09
返す、言の葉自由詩123/4/8 11:47
刺され!自由詩123/4/6 22:45
春の風自由詩223/4/5 8:07
『もんじゃ焼き』を責めないで自由詩123/4/1 13:50
無尽蔵自由詩223/3/25 21:13

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