いけると想って
いこうとする崖っぷちで
立ち止まらない
それが大事

残酷な太陽に弄ばれる
三月の未来がみえる

なにも残らない枝先に
硬い蕾があって
は ....
  

急ぎつつ
ただ透明なアリの群れ
探しているまに日暮れる寂しさ


虚ろという
遊びにできない悲しみが
甘いと感じる夜ココア飲む


憎しみを
風呂場の鏡のまえ ....
   

そんなにも
ワクワクした気持ちになれる
夢みたいな
詩が
書きたいのです

どんな夢よりもやさしい
ほんとうのあたたかい世界で
ほんのすこしだけ
でも
 ....
 

山道を歩きたいと想った

モノトーンのちいさな店で

軽めのランチを食べながら

ダメな目立ち方をしていないか

笑顔以外の全てをチェックする

早く夜になら ....
  

(短歌七首)

爪痕が
握りしめてる掌に
三日月みたいに残る格子戸


きみの声
だれもいないと抱きしめて
ちいさな意味を問いたい雪の日


べにいろの
 ....
ごめんなさい

ずいぶんと久しぶりにもかかわらず、あるいは
そうだからこそ?
マナー違反の連続張り、やりまくっています。

ま、これ一回だけなので、許してやってくださいね。

いーや、 ....
  

(短歌七首)

ミスすると
百億円の損をする 
契約みたいに守る約束


ただ前を
みるだけみたいなメガネの子
レモンの恋をしたげな制服


あなたには
 ....
 

ちょっとだけ
疲れた気がする小雨の日
まだ大丈夫だよ笑顔になれるし

騒がしく
生きて来たかな冬の夜
月の吐息に揺れるみずうみ

その笑顔
だけがわたしの苦しみを
癒 ....
  

そうやってあたしたちは
その歌が聴こえてくるのを
信じて待っていた


今夜こそありがとうと云えるという
溶け始めたグラスの氷みたいな嘘を
溶かさないよう ....
 

イヤホンが外せない深夜3時に
けっこう珍しい白黒の夢を二度みた

なにも起こらなかった昨日今日の
彼の真っ黒な慟哭を聴いた気がするよ

すべてを棄てたって云ってたよな
なに ....
  

(短歌八首)

どくどくと
流れる真っ赤な血の音に
気づく冬日のバス停に立ち



落ち込むと
いうよりすこし反省を
しているだけの雨の日の花



夢を二 ....
  

純粋を抱き
抱きしめながら
死にたい

しょせん
生きるのは
食べるため
眠るため
寂しくなるため

でしょ?

いろいろ
好きなひともいるよ
いろいろ
 ....
  

緑の五月の風に
髪なびく
草原を駆け下りる少女の
息は弾んでいる

若草の匂いが
鼻をつくほど濃厚な自然の中に
すべてはこれから始まる
ちいさな芽生えみたいに
 ....
  


ひとにも会わない
歩いても歩いても
だれもいない村で

とてもなつかしい
しろいろのけものに会ったんだ

子どものころには
野原を走りまわっていたよ

 ....
どうして
これほど素晴らしい世界に
悲しみや苦しみが
絶えないんだろう


今朝カーテンを開けると
水色の空がとても嬉しい気持ちに
させてくれたんだ
綿菓子みたいな白い雲 ....
たたかうことは
嫌いだけれど
たたかうときがあるのも知ってる

ホントは気楽に生きたくて
闇など視ないでいたくって

けれど朝が昼になり
そして昼が夜になる
ときが流れて ....
消え入るように
ささやく声は
私の言葉がかき消して

君のホントの感情が
視えないままの夜だった

あの日扉を開けたのは
けなげな明るい問いかけで

ふたりいっしょ ....
  


夜よりも
悲しい嘘があるのなら
スマホを手に取りググれもしないさ
  

  夏

生きたいと
ただひたむきに汗流し
熱風切り裂き走り切ったぜ

  冬

死にたいと
なんど希ったことだろう
心凍らす無力な純粋

  秋

疾 ....
 

あたし
くるっちまいそうなくらい
ホンキのこがねいろの恋を
してしまっている
みたいなんだよなぁ

わかりやすい夢を
ひとつふたつ蹴散らしても
やすらかな陽気な日常を
 ....
冬が去り
いまから春だという朝は
空いちめんに
やさしいほほえみ

溶けだした
ソフトな氷の色に似て
ふふふとわらう
ななしょくのゆめ

恥じらいの
朱色の頬を想いだ ....
夜が消えるとき
ひとつの死が終わり
そして新しい
ゆりかごの悲しみが
始まるだろう

時代はいつも
転がりつづけてゆくだろう
世界はいつも
なだらかな平 ....
  


柿が落ちてきて、
そこに蟻がたかり出して
もう寒いかなと想いながら
軽めのジャケット羽織って
庭に出たんだよ。

あたし、
アリさんのひたむきさが
好きだわ。

 ....
僕は無口だけどね

だからこそ
なのかな
子どもが泣きつづけて
その、かまってほしい泣き声が
止まらなくなってしまったみたいに
あるいは
引き笑いみたいなしゃっくりが
止 ....
  

ひかり降る
わが家に今朝は帰ろうか
緑の濡れてる明るいゆめなか



幼き日
あぜみち歩き帰るころ
キラキラ夕日が田園染めてた



山際へ
陽は消え ....
  

どこにあるのか知らないけれど
さいきん
地球のエコに似た
心の安らかで静かな明るい
陽気な気持ちになれるときがある

もちろん
あたたかく
やさしい
大好きな ....
あどけなかった悲しみを
いついつまでも癒せずに
あどけなかった悲しみに
こころを閉ざす夢をみる

あどけなかった悲しみに
幼いころなら気づけたが
あどけなかった悲しみを
い ....
あのひとに
やさしくしてほしいから

そんなやさしさなんて
ただの同情だと
わかりながら
じぶんの弱さが嫌だけど

かわいそうになりたい

深夜
ひとはどうしてこんなにか ....
  

ともしびが
ひとつ、
また、ひとつと
ともってゆく

ゆうまぐれ、
小高い丘から
産まれ育った街をみおろす

ともしびが、
ひとつ、
また、ひとつ
また、ひ ....
  

赦しの言葉をください
このままでは堕ちていってしまうから

未来まで正しくないと
わかっていても

赦しの言葉をください
秋葉竹(772)
タイトル カテゴリ Point 日付
いいんじゃないでしょうか自由詩124/3/5 19:48
夜へ行く短歌424/3/4 22:14
詩を書く好き自由詩424/3/3 7:04
ランチ自由詩324/3/2 7:31
夢空短歌324/3/1 18:30
まだ無題自由詩2+24/2/27 23:49
歌いたい短歌224/2/27 23:40
キス短歌124/2/27 23:38
くれないの風のうた自由詩324/2/27 23:37
くれないの風が吹く自由詩324/2/27 23:35
今夜はおでん短歌324/2/27 23:31
しろい涙自由詩123/5/8 21:12
緑の五月自由詩223/5/8 21:11
なつかしいけもの自由詩323/4/29 16:03
こころのらっぱ自由詩123/4/28 8:21
一光自由詩123/4/27 8:07
一夜自由詩123/4/27 8:06
去水短歌123/4/23 20:18
奇矯の生自由詩023/4/23 18:37
いっしょにいようよ自由詩123/4/23 18:33
春の色自由詩223/4/22 14:54
予言(君の寝言を)自由詩123/4/22 6:31
秋の夕暮れ自由詩223/4/21 7:00
キス、のはなし。略して『キスバナ』 自由詩023/4/20 3:00
まだ泣かすのか短歌123/4/19 7:52
かわいいうそ自由詩123/4/19 7:51
あどけなかった悲しみに自由詩123/4/18 6:10
かわいそうになりたい自由詩123/4/18 6:06
ともしび自由詩023/4/16 4:42
赦して自由詩223/4/16 4:16

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