ただの夢のような一日を
なんと呼べばよかったのか、

もしもその日が曇天で
いまにも泣きそうな空だったら、

さみしいじぶんを
ただ慰めようとしてくれる
すべての人に優しい ....
欠けていく
月のすき間に入り込む
涙みたいな悲しい記憶


言葉より
刺さる牙などない夜の
そして月さえ牙に視えるよ


おだやかに
生きてきたからおだやかな ....
落ちている
冷たい月が刺さる秋
魔法使いの棲む屋根は赤


教えてと
君に頼ってばかりだね
なんだか優しい瞳(め)をしてるから


そっと手を
取って白くて長い人
 ....
眠るために酔おうとして
酔えない夜は

もうろうと想う美しい
風景が3ミリづつずれてゆく、
神さまの
立ちくらみみたいな世界


天使なんているわけないだろ
そん ....
エリザベス女王の葬送を報道するニュースで
ス────ッと流星がひとつ流れたのをみた
それまでなんの想い入れもなかったけれど
きっとあの方は正しい嘘も
いっぱいついてこられた ....
咲かない花もあるんだそれは知っていた


目のまえに君がいる夢、跳び起きるあつい夏の夜


向日葵が「寂しい」と首を垂れる、茜に染まり


名前を ....
もしももしも
月面に立てるなら
青く美しい地球が
みえるのでしょう

もしももしも
風になれるなら
遠くの無人島まで流れ着きます
そこで人目を気にせず
バカみたい ....
(流れ落ちたのは、七つの流星)

その唇に、触れて知る温かいぬめりまた甘い香り

抱きしめたかった流星の、冷たい悲しみたちすべて

すこし、甘めに味つけしている想い出補 ....
あれからもう泣かないと
決めたのが冬の夜の風が強く吹く公園で
決めたのにもう一度だけ泣きそうで
君のことなんか知らないままで
生きていきたかったと云ったりして

初めての悲し ....
胸が痛んで眠れずに
窓を開けて星をみる
横で寝ているこの人の
明るい寝言に救われた

月が朧に虹を架け
見知った罪が夜駆ける
黙っていたけどあの罪は
きっと死ぬまで夜を往く ....
夜のしじまがそのときは

そっと破られ青くなる

波がゆっくり帰るとき

風も優しく微笑んで

さよならさよならさよならと

別れを惜しみ消えてゆく

浜辺は ....
むろんとーぜん、してますよ
よふかし

駆けても、走っても、跨いでも、いませんし
したら必ず幸せになれるって訳でもないののに

しちゃってますよ、
よふかし


いまが人 ....
 

罪の震える夜でした

街はしじまでその路地に

猫がみゃぁ〜と泣きました

星も降らない秋の鈴

どこで鳴るのか胸の奥

今夜こんなに光る月

罪は震えて紅葉色

 ....
手をあてて
胸の鼓動を掌で
聴くのは君の心を聴くため



きょうもまた
そんな目をして拗ねないで
可愛いえくぼが濡れそうにみえる



葉脈を
陽射しに透かし ....
心からの憐れみを
僕の首すじに当ててください
その湿っぽいやさしさを
信じることが
歩くように生きることだと想うから

街は嫌なことなんか
なかったと云い張る
崩れおち、 ....
翼が
溶けてゆく
悲しみに泣く天使は

今が
どれだけ大切なときなのか
わかっているのだろうか

泣いているときではないと
わかっているのだろうか

ほんとうのことを
 ....
輝かない星だってある
目のまえにひっそりと咲いて

人の悲しみの数だけ
憎しみが残って土になる

空はいつまでも落ちないという
憧れにも似た不変の愛憎を飲みほしたい

 ....
心が疼く

夏も終わる

風は秋の色に染まる

空はなにも語らずただ晴れわたり
抑えられないさみしい青い静けさで
海を見降ろしてくれている


そういえばこの夏の真 ....
忘れられない歓びに、溺れ、未来を見失う


汚れてしまったあの夜の、ナイフのような三日月


誰も信じない、あの夜天使の抜け殻をみたから


捕まった心、ふ ....
心は
折れなかった
君を失ったときも
心は
いつまでも痛んだが
べつに折れたりは
しなかった

そんなこと
人生に
よくあることではないか
そう
想えていたと ....
今が人生で一番、
とてつもなくバカばかりして
生きてるのかな

推したい憧れの吸血鬼とか
いまはちょっと
いなくって
生まれ落ちて
生きてきたその日々を
なぞり書きして ....
犯して来た罪は積み重なるが、いつか崩れて


落っこちた三日月が恥ずかしそうに、俯いて


よみがえれない希、どれだけ生真面目に願っても


暮らしのなかで ....
夜は
良いんだけど

やっぱ
真夜中てっぺん超えて
なにかをするのは
ダメだな

昨夜ってか
今朝は
ダメダメだったな

タツノオトシゴが
龍になれない ....
けっこう本気で想うのだが

夜も3時なんかに

ふと目が覚めて

気づくと

スマホを手にしている私は

きっと

スマホ依存症なんだ

あれだけ頑張って
 ....
とくべつな
人がいるって幸せで
だけど痛くて苦しいこの胸


風が吹き
野原を撫でる優しさで
君のソレを撫でてみたいな


天翔ける
猫がホントにいるの ....
それを嘘だというのなら
真実なんて
秋風に吹かれる
落ち葉みたいなものさ

どれほどの
正しさを掴み取ったとしても
世界に伝わらないなら
ただの嘘つきだ
と想うんだ

 ....
海の声
聴こえる浜辺でふたりだけ
やさしい夜の波と踊った


エンジェルが
記憶の中では君なのは
空飛ぶように愛してたから


言の葉が
はるかな山まで登ったら ....
けして認めたくない
間違ってるのか、愛の

呼び方も
愛し方も
懐かしい
記憶も
 
汚された
ピンクの清純が
震えながら
泣いていたのに
 

けし ....
目が合った瞬間の
風船が粉々に割れる、なにが終わる?
世界が終わる?

でも

まるで世界にヒビみたいに青空に稲光
浮いた雲は煌めき
その雲の上から落下した天使が
 ....
なにをしているのか
わからないままに
なにかをしなくてはと
胸を掻き毟る

けれどそんな焦りとは無関係に
街は動き時は進んでいる


遠くに濃い緑の山がみえて
その上を ....
秋葉竹(795)
タイトル カテゴリ Point 日付
それが運の尽きだったのか、空が高くて青かった自由詩122/9/29 22:43
氷のカケラ自由詩222/9/22 2:17
ちょっと陽気な逃避行 自由詩122/9/22 2:16
横顔自由詩122/9/17 12:13
流星女王自由詩122/9/16 6:16
奇跡みたいな真実を信じて生きる自由詩122/9/15 21:15
青い地球をみあげられる月のうえで自由詩122/9/14 21:08
流星、セブン自由詩122/9/14 6:22
夜の破片自由詩122/9/13 20:32
夜明けのうた自由詩122/9/13 4:09
夜のしじまがそのときは自由詩122/9/12 19:56
中秋の名月の、「よふかしのうたぁ〜♫」自由詩122/9/11 1:44
今夜こんなに光る月自由詩222/9/8 19:58
あんな嘘でも許してくれたね自由詩122/9/6 0:29
夜のうた自由詩322/9/5 21:01
さみしい青さ自由詩222/9/4 19:28
秋の夜長に一献かたむけ自由詩122/9/3 15:29
夏の終わりのメロディーを聴きながら自由詩122/9/1 22:49
いつか、幸せに自由詩122/8/31 23:28
ただ白い風が吹く自由詩222/8/31 3:34
よふかしのうた自由詩122/8/27 13:27
いつか、涙ぽろぽろ自由詩122/8/27 7:25
美しい女の龍の夜自由詩122/8/25 22:01
だから真夜中に踊りたくなるのか自由詩122/8/25 3:36
翼がほしい猫自由詩122/8/23 7:28
嘘つきな月自由詩122/8/22 22:11
花火自由詩122/8/18 21:23
夜の甘い想い自由詩122/8/14 12:37
いつか、虫になる《改》自由詩122/8/11 14:19
こんな風の強い日に自由詩122/8/10 0:25

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