沈まない夕陽がないと知っている
木枯し吹く街知識にすがる
つまびらかにされたこの世の真実も
愛や恋には照れてるみたい
龍安寺の石庭をいま見る君は
海の果てまで見ている ....
《美しく歳をとる方法》など、
持て囃されるなら
歳を取ると、普通にしていれば
美しく無くなるということだろう?
私は、もう、ぶっちゃけて言うと
美しく無くなっても、い ....
もしももしも君に夢中になるなって
いうならあの日を忘れさせてよ
丁寧にヘッドホンして壁向いて
出てゆく僕への思いやりだね
本を読む横顔をみて憧れた
高校二年の図書 ....
ゆっくりとぜんぶをなおしてゆけばいい
小雪の舞う中真っ直ぐ歩こう
黄緑の葉の舞う街を手をつなぎ
青空みあげてどこまでゆこうか
儚げな貴女の指はこんなに ....
赤ちゃんの双子パンダが木を登る
ただそれだけをテレビでみている
悪い人なんていないと美しい
夢を見れずに沈みゆく夜
朝に吹く風が調子を狂わせる
その優 ....
とてもとても悲しいこの胸が
プリクラをみて泣きそうになる
城の跡、城はないけど沈みゆく
雲海は空、数瞬の夢
貼り合わす心と心のその果てに
....
朝焼けの真っ直ぐ歩く道照らす
木枯らしはふく聖歌の街にも
大きな陽田んぼに映るその赤が
キラキラ染み込む青春でした
海の底知らない神やら仏やら
好きな空とか ....
あたしの頭が狂ってしまったとき
それを愛と思っていた
「この愛こそが、あたしのすべて」
そんな真実の声をもらして
そんな恥ずかしい心を吐露して
「愛は、あたしを、愛してく ....
旅の空、ため息ついてる君をみてボクはひとりで生きてるみたいだ
新しい道を行くのはただそこが遠くの山を見わたせるから
守りたい月は遠くに輝いて諦めちゃ ....
もし君があたしをアイスというのなら『ガリガリ君』でもかじってあらがう
歩くあと生まれる道を行く王の如く顔上げ見下すな猫
年齢は関係ないとわずかだが賛同したい人想 ....
しなやかな猫が屋根から跳び下りるように死にたい花一匁
休んでも未来はそんなに変わらないゆっくりでもいい止まらず歩こう
ネットとか若いころには無かったなぁちゃんと目を ....
星が虹のように降りそそぎ
三日月が帆船に変わる夜
無いものをどれだけ欲しいと思っても
たとえ星に願ったとしても
たとえ月に祈ったとしても
ただ夜風がやさしく吹くだけだろう
それは言 ....
心の闇に
騙された部屋
愛というなら
殺してよ
愛しい首を
かき抱きたい
月も隠れる
熱い夜
罪は罪とて
承知の上で
くれない夕日に
騙されて
好きは好きと ....
背中を向けて
欺いてくれ
カラス鳴く早朝(あさ)
消えてくれ
さんどやしどの
嘘くらいなら
不思議な顔して
見ないフリ
君の悲しい
笑顔を見せて
くれた夜から
罪を知 ....
銀杏が舞う舗道を
ゆっくりと歩いて
いろんなことを想いだすけど
恋することは、罪じゃなかったし
そんなことより
あの部屋にたどり着いて
ブラックコーヒーを、飲みたいな。
....
そとではなにが
凍っている音がする
わたしにはそれ以外
なにも聴こえなくて
それにしてもこの部屋は暗いんだ
そしてそのことを
喋れる人ひとりいない夜
あらためて時刻を ....
目の前が、白くなる
昨日までなぜあんなに幸せだと
思えていた?
これは罰なのか
私の好きなことだけやってきた
空気が花の色に染まっていた
あの頃
夜を過ごした
あた ....
真実をどれだけ魂をこめて
書いたつもりでも
伝わらなければ
ただ風が吹くだけだよね?
悲しみなんて
ぜんぶじぶんでまねき寄せたものだから
ただ生きてゆくのが
キッツくなったり ....
もう耐えられないほどの未来が見えるとき
でも、秋の夜空は透きとおっていて
アスファルト、コツコツと、わざと
音たてて、歩く
冷たい夜の香りを感じ
妖 ....
知っている、
このくぐもった街の
夜からは、闇の匂いがする
どこで自由になればいいのか、
ちょっと、知ったんだ、田舎の無人駅
だろ?
このくぐも ....
変化する雲を眺めて
なんて潔くないんだろうと
軽めの涙さえ浮かべたりしていた
青空を泳ぐ
透きとおりそうな白さが
羨ましくてたまらない
真っ白なわたがし
後悔 ....
なにをどうしても
生き尽くすしかないあたしの人生
生き倒れたら目の前に
輝く細いカタカナでネオンの光は
パープル、と。
そのパープルレインを歌った凄い歌手が
天国の階段を昇 ....
つながった
かことみらいと青い空
なにになるため 生まれてきたのか
ねえ なんで
もっともっとを目指せへん?
(なきだしそうなこえで)しあわせになれへん?
友ひとり
いらない ....
夜は静かだが冷たい風が吹く
すべてが清く見えだしたから
私の普通の心が、スースーする
午前3時、
まで眠れなくて
ただ眼を瞑って
朝を迎える
昔
朝まで起きてバカ騒 ....
世界は、苦しんでいる
暗い闇夜で、苦しんでいる
だれも
悪くないのに
だれも
生きたいだけなのに
世界は、血塗られている
いまこのときも、血塗られている
そ ....
小さな、闘う人をみた
赤い影の
見た目には
まだ小学生くらいの可愛らしい女の子
空をにらみ
まるで遮二無二
ただ闘うために闘う
小さな、闘う人をみた
むろんそれはまぼ ....
愛してる
心の底から、愛してる
だれかに知られてしまうわけには
いかないこのまるで血塗られた
みたいな、激しい想い
あなたのことが
好き
だから
好きと言えばいい、 ....
ただ静かに
眠りたいだけなのに
からだもあたまも
疲れはてて
眠りたいだけなのに
いくら目を瞑りつづけてみても
耳鳴りはするけれど
けれどそんなことのせいじゃなく
眠れない ....
ときの過ぎゆく速さを
だれに
訊ねれば、いい?
嘘ついてんだろッ!
ってくらい
今もう秋になってる
優しくて、暖かい人もいた。
私の最愛の。
うそみたい。
....
だれに泣き言をいえばいいの?
気がつけば、そういうことをいう相手が
いなくなっていた
たったの一人も、だ。
うそみたい。
この夏になって気づくなんて。
今まで、 ....
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