カッくんがご飯をほおばるのが
好きだった
心象は朝から降りつづける雨のせいで
すこし軽めに滅入っていたり
部屋から一歩出る勇気の取り出しかたを
なんだか忘れてしまったり
....
椎茸と茄子をあんなに嫌ってたあのころ世界は輝いていた
雪たち降り積もるしろい世界では
浪漫という夢なんて
くだらない幻想なのかな
深海の光の射さないくろい世界では
孤独という音さえ
聴こえない無音の闇なのかな
(じぶんを使って ....
雪たち降り積もるしろい世界では
浪漫という夢なんて
くだらない幻想なのかな
深海の光の射さないくろい世界では
孤独という音さえ
聴こえない無音の闇なのかな
(じぶんを使っ ....
ま、単純に
海ぶどうがあるのなら
海りんごだって
あってもいいじゃない
って
強弁したいだけ
『詩人さん』の
詩の描き方にちょっと似てるか?
ただ大きく違う点は
....
あの言葉
こころに刺さり傷口が
甘い感じで痛む快感
メガネして
さぐりあてるわ『嫉妬目』で
ネクタイゆるめて首すじをみて
麦ちゃんが
まとわりついてく ....
神さまは、
叶わない愛なんて知らない
って云ってた。
幻の夜、
かつてのひとを求めた私のあたまは
すこし許せないくらい熱くなって
嘘みたいに
涙なんてものまで
浮かべ ....
肌をあたためて
あげるから信じてねって
すり寄ってくる女の子がいて
「ありがとう、救われます」
ただ、警戒が解けなくて困るんだ
生きてくことって色々あって
すべてを信 ....
アルコイの
バイオリン弾きのメロディーは
たびびとたちのこころを乱す
陽だまりの
ピアノの前に君は立つ
うつむきなにを忘れたいのか?
白樺を
子リスが登るバ ....
からだじゅうから
悲しい毒が 消えていくそんな真夜中には
あのですね、
だれを信じるかも
なにを信じるかも
夜空で遊んでいる異形の星座に
お任せしてみます
神さまな ....
世の中なんて意味ないくそくらえだよ、
ね、ミイちゃん
赤信号では止まるよね
この街の夜明けに吹く風はやさしく
コロコロコロコロ空き缶を転がす
ゆうべの ....
風の音だけが聴こえます
キリキリと
なにかに耐えながら
なにかに怯えながら
蒼く
まっすぐな視線で吹く風は
正しい大丈夫を
バッサリとキリキリと切り裂いて
それをみつめる ....
私は、嫌われている
と
私は、好かれていない
の、差はなんなんだろうかな
『好かれていない』は
私からみれば
受け身ということだろうか
嫌 ....
声だけが
綺麗になれればそれでいい
その目を閉じさせ愛を伝える
いまはもう
ここに住んでるひともなく
墓にも君はいないと云ってた
『守るため』 ....
窓から射し込む陽光が
黒い大きなソファーにあたる
おだやかな午後
休日のテレビはすこし騒がしく
ボリュームを落としてふたりはスマホをみる
なにを語ることもなく
....
青空で
白い子牛と子羊が
キスしてるようで立ち止まる冬
夕暮れに
どこかの家から子どもらの
賑やかな声が聴こえる静けさ
神さまも
このときだけは微笑ん ....
どれくらいひとと仲良くできたなら正直だって云ってもいいかな?
どれくらいひとと絡まり合えたなら狂愛だって云ってもいいかな?
どれくらいひとのこころを乱せたら ....
なにが正しいのかがわからなくなって
ただ黄緑の唇から言葉を漏らすだけになる
そういえば昨日のことさえまるで
想い出せないことが増えて来た
忘れられないひととの会話ややり取りが ....
やっと想いも嘘も忘れた冬の夜に
それでも消えない画像だけは
頭の中のアルバムには残る
昔生きた男のさみしい笑顔とか
押しつけられたありがたさを
断れずに無理矢理笑ったこととか ....
『くらいうた』を
歌いました
どこまでゆけるのか
わからないので
いまこの場で
すべてを知りたいと
希いました
暴走するひとたちを
かくれながら
のぞきみしてい ....
いらえなき一方通行爛れるくちづけそれで瞬殺? ラブテロリストめ
立っている、腰も砕けて座り込むほどの絶望、でもジョジョ立ちで
泉に落ちた心の花を
女神に祈れど掬(すく)えない
すべてに正解する空は
みあげるたびに輝いて
おそらく少し恐ろしく
なにかに急(せ)かされてるようで
ひとりの部屋で ....
なにが私の役割なのかとか
マジメに考えていたこともある
今年ももうおわる
たっぷり楽しめた
小鳥ももういない
すこしだけ寂しい
シンプルに云っていいのなら
オシ ....
生きるって
こんなもんだった
楽しければ笑うし
悲しければ泣くし
心地よかったり
ムカついたり
勝ったり
負けたり
こんなことして
生きて来ただけだった
....
昼間
虹をみた
空に架かる七色の虹だった
もともと
曇りの天気予報だった
のに細かい小雨が降って来て
それこそ
傘をさそうかさすまいかと
ちょっと考えるような感じの ....
泉に落ちた真実を
なんど祈れど掬えない
すべてが収束する空は
みあげるたびに輝いて
ひとりの部屋で
咳をする
止まらないから
しつづける
夜虹の音が聴 ....
しゃぼん玉、飛んだ
空まで、飛んだ
空まで、飛んで
みえなく、なった
ガラスの、カラス
月まで、行った
月まで、行って
帰って、来ない
チクタク、時計
時間 ....
どれほど孤独を気取っても
想えばオレはこれっぽっちも
ひとりっきりじゃあ
なかったなぁ
獣のようなガラスの気持ちを
持ってたわけでも
なかったなぁ
ただ、
甘え ....
悲しみを
そっと忘れてしまうため
安めの言葉に身を委ね、眠り
罪深い
愛がこころを満たすとき
忘れたいほど消したい君を
轟いた
雷鳴 ....
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