ロックンロールなんて
好きじゃない
けど
ローリングストーンズのバラードは
好きだ

悲しみのアンジー、って邦題も
どうかと想うけど
そんな疑問が霧消するくらい
その歌は ....
恋歌を幾百幾千書こうとも紙には書けない彼女の空色  

ほんとうに君の云うことを聴かなくて
ごめん
その言葉が
ほんとうのやさしさであることなど
たやすく僕にはわかっていたのに

君を助けたいとか
君の力になりたいとか
みのほ ....
いまさらに
好きな空気を身にまとい
こっちをみている内気な感じで


生ビール
その喉ごしの良さよりも
君と語らう空間が良い


チョコレート
よりも甘めのやさしさで
 ....
ハハ、って
笑いながら云っちゃうけど
ガンになったことがある

けっこうまえ

五年は
経過観察
それ以降は
もしガンになったら
あらたなガンらしいよ

五年
なんじゃか ....
 

べつにたにんには話すわけではないが
夢がないとひとは
生きられないのは知っている
べつにたにんに話してもいいとも想う
たにんにはほとんど意味などないことも
知ったうえでだ

 ....
清流が育む
ツガニという蟹を
エアコンの効いた部屋で
テレビでみていると

その画面に映っている
日高村に
行ってみたいと想う

河原で作っている
ツガニ汁を
食べて ....
 

ほんとうのほんとうに
天国を信じてないひとなんて
いるんだろうか?

うちは
短命な家系で
父は私がもの心つくまえに
母も五十台前半で
姉も十年以上まえに亡くなっている

 ....
 

転がってる
空き缶を拾う
近くのゴミ箱を探す
そんなものはない

一面田んぼの砂利道に
人影ひとつない道をゆく

あふれる想いも夢もない
汗かきながら
ただ歩くだけ
 ....
ただ秋になって嬉しかったのは
光りの眩しさをただ
心を突き刺す艶かしさだと
勘違いしたこと

触れることもできない
罪だったのかもしれないね

それでも
そのあとの悲 ....
  (俳句八句)


風鈴もカタカタと鳴る風強し


ひとり寝の布団の朝に泣くな蝉


初盆の生々しさにわが身抱く


スイレンの花に牡蠣殻落とす罪


夕涼みし ....
 

僕らはみんな生きている
少し笑って生きている
少し走って生きている
少しうつむき生きている

僕らはみんな生きている
生物として生きている
動物として生きている
人間として生 ....
 

やぁ、君は、ズルいねぇ。

ズルくなくっちゃ、
生きて来れなかったから?


ちょっと酸っぱいリンゴジュースを
朝コップ一杯飲むことにしているね
甘すぎるのは、嫌いだから ....
 
  

夜になると
ひとりだからよかったと想う

トラックがゆきすぎる音が
けっこう近くで聴こえるようで
夜だから
静寂に穴をあけるように
サ──────ッ
って
アス ....
青空に黒い蜘蛛の巣張るように樹々の梢が伸ばす指先 部屋の窓からみえる月光が
とても綺麗なだけだというとしたら
君が大人になれてない
しるしかもね

ほら、今だって
魚の掴み取り
したがったり
心地よいクッションに
寝そべって ....
ひとはひとりで生きてゆくのだと
だれに、いつ、どこで
教わったのかは
すっかり忘れてしまったが、

今は、ひとりでないときは
ないし、

今は、ひとりがあたりまえだと
知 ....
 

たった、ひとつでいい
上手な恋がしてみたい
なんて想ったら
あたりまえみたいに泣けて来ないか?

わけもなく好きになるこころが恋なのに
それを器用な考えで
そのひとのことを ....
 

時間だけが
音もなく
錆びついてゆく夏の終わりに

だれのことも
みあげてしまいそうになる
べつに私がダメなわけでもないのに

生きてるときって
たまぁに、そんな孤独が刺さ ....
 

私は、軽っぽいわけじゃない
私は、ただ軽いのだ

あまり考えないから
なにひとつ考えないから
耳鳴りが止まらずに
深夜、眠れないときも
曇天つづきみたいな
未来への不安の ....
どこにも、辿り着けなかった
後悔のなかの幸せが
ひとかけらの希望のために
夜空にキラリと十字に光る

星々が、鮮やかに視えるのに
小雨が降って来て
夜空をみあげてる僕の顔を
ゆ ....
僕の孤独が虚ろな
オレンジ色の空の下
どこからやって来たのかと
振り返ると
雨道がみえる

盗んだ心を返して欲しいと
夜を彷徨い歩くことはない

もう二度と
名前を呼ばれる ....
 

詩、
て、なにさ

自称詩人、
て、なにさ

他称詩人、
て、なにさ

想い、
て、なにさ

テク、
て、なにさ

伝えたい、
て、だれにさ

夜のう ....
おぼろおぼろと
鳴くウサギ

月下
屹立する駿馬

蝉が泣き止む秋の空

台風一過の青空を

ひとひら蝶々が舞い踊る

つまり蜻蛉は宙を舞い

つまり蝶々は心を潤す
 ....
 

ボクのほうはと言えば
「許す」ことの意味もわからず
夜のこの街で「むかし」を追いつづけている

だから忘れそうなくらいむかしの
からだ中に鳴り響いた
青い瞳のロッククイー ....
  1

深い森の奥で
いまあのひとは旅立とうとしている

黄金の光を身に纏い
短い一生を駆け抜けて
いまあのひとは旅立とうとしている

低い空に在る
赤い大きな月が
あのひとの ....
 

海が集めてくれた流木を
彫り、刻み、磨いて、
鴎を作る

なにも詰め込んではいけない
空洞は
空洞のままがいい

心を壊す意味を知らないで
語りつづけた弱気な希いは
 ....
 

蛇口が壊れたままだから
ポツリポツリと水が落ちつづける

心が壊れたままだから
止めたくても涙がこぼれつづけるみたいな


もう、いいがげんに、しなくては、ね


み ....
 

ちいさな漁港に眠っている
勇壮な漁船をみるのが好きだ


沖合を
綺麗な流線型の中型船が
波を裂きながら南へ進んでゆくのがみえる

本州から四国への近さを
想い ....
 


バーボンの
甘ったるさがなんとなく
あなたの唇、想い出させる


一粒の
グラスを伝う水滴の
中に映った永遠をみた


ただ綺麗
だから「綺麗………」と云ってみ ....
秋葉竹(1101)
タイトル カテゴリ Point 日付
悲しみのエンジェル自由詩524/9/24 21:33
短歌124/9/23 0:57
新生自由詩224/9/21 18:27
恋する恋人短歌124/9/20 19:02
となりで笑っていたかった自由詩224/9/18 21:44
『終末』のうた自由詩424/9/18 19:07
テレビとスマホ自由詩324/9/18 7:58
白兎自由詩224/9/16 11:06
自由詩524/9/14 8:49
鈴のね自由詩424/9/12 19:16
驚いた、アジサイ忌って、ホントにあるんだ俳句224/9/10 20:41
僕らのうた自由詩224/9/10 20:08
ズルいひと自由詩124/9/10 8:24
夜が好きなうた自由詩424/9/10 2:33
ブルー短歌324/9/8 5:22
落ちるうた自由詩824/9/7 20:52
それが真っ白な大嘘なのだとしても自由詩224/9/6 0:46
白昼夢自由詩224/9/5 20:28
夏の終わりの夕陽の赤が自由詩224/9/5 3:03
軽い、嗚咽自由詩324/9/4 4:36
十字架自由詩224/9/3 20:50
凍てつく孤独に降る雨は自由詩124/9/3 15:22
真実のうた自由詩224/8/31 15:29
平和のうた自由詩124/8/31 7:23
ロックンロールが鳴り止まない自由詩124/8/29 21:03
ゆめなかの夢自由詩224/8/29 2:57
鴎とエゴサ自由詩124/8/27 21:17
止めたくても自由詩124/8/26 22:00
向こう疵自由詩2+24/8/25 4:20
水滴の中に映った永遠短歌0+24/8/25 3:46

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