そっちには
あると想うよ流れ着く
流木みたいな海辺の灯篭


あまりにも
ゆるりゆるりと進むから
見逃しそうな塀の舞舞


潜んでる
顔には出せないゼツ ....
救いもなく
生きて来た
夜に
みあげる夜空には
満月があった

なぁ〜んだ
救いは
ちゃんと夜空に形をもっていて
私のことを
ちゃ〜んと
みていてくれているじゃあ ....
君の声が
とてもちいさすぎて聴こえないよ
だからいっしょに歩いていても
うつむいてしまうんだ

休みの日
まっぴるまの緑の公園は
家族づれが多くて
なんだかみんな幸せそう ....
休日の朝のホームを
滑り出した車窓から
照り返しの陽光みたいな
白い自販機がみえる

どこへゆくあてもなく
私を待つ人もなく
とてもよく似た子犬を
静かな夢の部屋に置き去 ....
山の奥の湖に
異界から来た人がながれ
ながれ着いている

旅を終えた切なさで
悲しみを掻き乱す割れた鏡さ

風に揺れる
湖面みたいにあっけなく

乱れる生

 ....
なにクラゲにでしょう
ネットに棲む
ソイツに
まるで刺されているようで
溺れ
そうに
浴槽にしな垂れています

どこかを刺されたのでしょう
小さな毒でも
致死量をもつ ....
風にまう紙くずみたいな文字たちよ


こころまで泣かすな赤薔薇みたいな詩


途中だとペンを投棄て叫びたい


触れないでそっと消したいしずかな恋



魂を ....
わるくちって

いわれるのは嫌だし

いうのも嫌だし

いわれると
気持ちが落ち込むし
いうと
こころがちくちく痛むし

いわれると
こころが傷つくし
いうと
命が汚れてし ....
やさしい笑顔を
待ち望んでいる
ちいさなとてもちいさなともしび
として
すこしでもあたためてほしくて


朝おきると
チュンチュ、雀の鳴くのは
まだ眠ったままの
この街 ....
星くずは落ちるんじゃなく流れ去る



満月の白さをむねに持つ夜鷹



心臓が静かな雨を聴いている



夜霧への御礼を言って別れよう



まぁじつは恋 ....
赤レンガ塀を背にしてキスを待つ



三日月へハシゴで登る魔女と鷹



五月雨の落ちる速さで刺され恋



静けさにつつまれる眼をみつめ合う



なぁ夢 ....
中新庄から
線路沿いをふざけて歩いて
「立入禁止」にラクガキしたり
熱帯夜
福井越前ハタチまえ
荒々しく
新しい風が
吹き狂う
この街に来て
みまわすと
あたりには
傷ついた花が
倒れている

地面に倒れこんで
砂の粒を噛む
なにも匂わない
花は死んでいるのか ....
夏の風オレンジ色に塗られてる


うどん屋の暖簾が風で捩れてる


その奥義一子相伝?舌遣い


潮騒の音を枕に眠る宿


傷つかない割れないココロここにあり


 ....
シャボン玉とばそ
 
くろい砂漠
ゆっくりと
歩いてきた
  
地平線の向こうには
悲しみのこころ弾けて
馬鹿騒ぎがいつまでもつづく
二十四色の夜景が騒がしいだろうか
それ ....
その池に斧を落としたそのあとは優しい嘘も吐かない人生



そのときは喜ばれたに違いないゴミ捨て場でみた真っ赤なリボン



たこ焼きを食べてるあなたの青のりを付けた笑顔の動画が消せな ....
シャボン玉とばそ
 
くろい砂漠
ゆっくりと
歩いてきた
  
地平線の向こうには
賑やかな夜景が騒がしいだろうか
それとも
寝静まった夜が
寝そべっているのだろうか
  ....
一夜すぎ油の匂いのする聖水


敵を噛む利口な顔した犬と棲む


泣きそうな君とバス停まで歩く


そのうしろ姿でわかる濡れメガネ


山頭火さみしい人に頭 ....
風見鶏、雪月風花北野坂、あなたとともにむかしきたまち

銀色のススキの原に銀の風、君だけ光る、降るは月光



遠い目を隠しきれない伊達眼鏡、滲む涙はだれのせいなの

 ....
夜はいま小さな恋を突きつける月も涼しく笑ってくれる


幸せを積みあげた指が照れながらあっかんべーって顔して笑う


ただ気だるい日曜日にはただ好きなスイーツの店をただ探 ....
散る花が
海辺の風に舞わされて
クルクル回って君の髪まで


真剣に
願ってるんだ春風に
乗って想いよ、君に伝われ


虹をみた
高速道路で泣きながら
笑ってしま ....
いくらひとりが好きだって
強がってみても
人間だから
集団脳の恩恵を受けている
みんなのおかげで今がある
なんど他人と暮らすことに失敗し
だからひとりなんですと
言い訳してみ ....
ああこれは恋と違って甘くなく
まるで呪いのような灼熱

空き缶が転がるビル街風吹けど
晴れわたる空ひと一人無し

二人して別れに納得した夜に
さきに泣かないようにうつむく
 ....
夜が明けるまえに
聴こえる悲しみのなかから
海の音を選んだのは
この国で恋を失った人魚が
そこで泣いたと聴いたから

夜の花がしおれてゆき
夜は最後の呻めき声をあげて
抱き ....
ゴールデンウィークに金比羅さんに行った
雨のなか、傘をさして階段をのぼった

晴れの日にのぼったほうがいいと思ったけど
それは雨の日にのぼったからわかったこと

なにごとにも、 ....
なにをどうしても
生き尽くすしかないおれの人生
生き倒れたら目の前に
輝く細いアルファベットでネオンの光は
Purple と。

ガキのころ聴いて
心の肌を切られたブルース ....
うきうきと狭い部屋をぐるぐると歩きつづける外は快晴


大川の上の大橋にかかる海も間近な釣りの看板


絶対に心の中はみえないし好きでないふりずっとできるし


壁に向けボー ....
考えても答えがでないので
なにも考えていない振りをして
やってきたのだけれど

それでも
腹が立ったり
涙を流しそうになったり
いろいろと
楽しいことも
たまにはあったり ....
愛して欲しいっていったらダメな時
愛したく無いって言いたい夜の世界

僕はいつものみなとのみえる部屋から
昼間にみた白いカモメと
銀髪の人魚を思い返しながら
夜が照れながら笑っ ....
ようやくうたを歌う理由を
手にすることができた瞬間から
あたしの好きなうたは
聴くことができなくなる

なんども、なんども、
なんども、なんども、
この身をゆだねた
 ....
秋葉竹(731)
タイトル カテゴリ Point 日付
深夜3時に出てゆくなバカ自由詩322/7/28 3:42
幸せの満月 自由詩122/7/21 7:49
最後の最後の休みの日自由詩122/7/21 7:48
夢の犬自由詩122/7/19 23:24
みかづきの刺さる湖面自由詩122/7/16 7:04
浴室の夕焼け自由詩122/7/2 10:45
かぐわしい夢の中には自由詩122/7/2 10:17
わるくち自由詩222/7/1 23:18
ぬくもりの誓い自由詩122/6/25 7:28
月かける川柳122/6/20 22:13
花はるか川柳322/6/20 21:45
五行詩「月下」自由詩122/6/19 7:31
笑顔を輝かせて──さくらいろ──自由詩122/6/14 20:54
百花の王自由詩122/6/9 7:55
くろい砂漠のシャボン玉自由詩522/6/6 21:24
斧とリボンとたこ焼きとサイダー短歌222/6/5 10:00
砂漠のシャボン玉自由詩122/6/1 7:05
狂気の沙汰ほどおもしろい川柳322/5/28 22:03
さらさらと降る月光、ひらひらと舞う麦わら帽短歌122/5/28 5:25
星と神さま短歌222/5/22 5:43
春を歩く短歌122/5/20 7:05
集団脳よ集団脳よ自由詩122/5/16 7:20
空模様は恋模様短歌122/5/15 15:41
朝焼けの空を眺め自由詩122/5/15 6:37
香川の水自由詩022/5/13 23:52
だから、生きている(改)自由詩122/5/12 21:07
こどもみたいに短歌122/5/11 7:11
いろいろあるよね自由詩222/5/10 21:20
みなとのみえる部屋から自由詩122/5/9 23:07
そしてまた、うた歌いの夜は、更けゆく自由詩122/5/6 23:54

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