おまじない
目と目があったとき咲いた
恋は大事に押し花すること
眠りたい
だけ眠ったら泣かされた
失恋こころも騙せるかなぁ
その夜に
滑った口が生真面目な
....
甘ったるい
花の香りがする季節
君を想って、虹を渡った
孤独だと
瞳の色が語ってる
ようにひとすじ流れ落ちたね
赤色の
口紅塗るのがへたくそな
しあわせ ....
ベランダで
白い朝陽に起こされて
眩しい目をして眠い白猫
白猫の
声が僕の夢のなか
温かい手で撫でようとする
石よりも
硬い愛とか言わないで
もっと上手に愛を捧 ....
ペンギンの
夢をみながら濡れている
頰と枕に朝、気がついた
雨音が
安心させてくれている
今夜は嫌じゃない、眠ること
「恋に落ちた
君がバカなんだよ」と言 ....
こんなにも
好きになるなら初めから
そうだと教えておいてよ、神様
遊びだと
割り切れている恋愛を
したはずなのに想いは、つのる
好かれてる
君だったのにいつのまに ....
鼻の奥まで、ツーンとする
あの香り草を求めて風の中をさがそうか
ほかにも愛情表現はあるのに
撫でたひたいが暖かいとか、
それって
褒め言葉?
鳥がかわいそうにないている ....
愛を呑ませて
殺すつもりか
そんな嘘では
死なないよ
愛のカーテン
閉め切った窓
良き香りする
君の髪
好きすぎるのが
罪だとかいう
くれない愛に
嘘をつく
....
夜になると思うけど
いちにちで恋をひとつ作り上げて
いちにちで恋をひとつ
棄てよう
とおもう
曜日ごとに違う匂いの夜風に
少し鉱物の硬さが加わる日なんかは
心の古いところまで ....
恋すると
どの子も光る咲きかけの
ブーゲンビリアをそっと心に
罪の目を
消せない恋の季節です
明るく嬉しいだけでない闇
一番に
幸せ色を感じたの
君への想い、駆 ....
夕陽が沈むときの寂しさを
木枯しが吹く歩道橋で立ち止まり
みた
のは、今日がこの街を
出てゆく冬だから?
小雪も、降らない
つまびらかにされた
ただの爛れた愛の部屋を ....
好きな小さな白い花の話をして
通じないのがあたりまえだと
知ってるのに
それが通じたときの
まるで透明なお日様みたいな
あたたかな光を浴びせてくれるみたいな
ちょっと、恥ず ....
いちばん良いピエロが 震えている
夜の都で知り合った寒い国の人を待って
黒いマスクを着用しているの ダメ?
じぶんにぴったりのじぶんを見つけらるから
朝日が伸ばして ....
胸もとを
濡らすと
あなたの熱視線
キラキラふる恋、
虹呼ぶ小雨か
なぁ〜んて、ね。
流すプライド
傷つく心臓
寝がえりを
うった背中は震えてて
あなたは去りゆ ....
開演まえのテントでは
青色ピエロがにっこり微笑む
その花の名前を
だれか知っているのだろうか?
名もなくゆれる花
手の届かなかった高く綺麗な山の
いただきを拝ませてさえくれなか ....
可愛い失敗を
してる君の
横にいると
綺麗な恋をしている気になる
可愛くはないんだろうけど
ちょっとあたたかくなれる
夢のような
幸せ掴めるあしたが楽しみになる
そんな ....
星が滲む
冬の空にも愛はあり
優しい風が吹いています
爪を切りたいのは
切って尖らせたその先で
あなたのその柔らかな頰を
血の滲むまで愛してみたいから
そんな夢をみて ....
橋の上いつもの朝を迎えても君は震えて歌う白猫
暁の歌が輝く一滴の私の夢が微笑む未来へ
貫けない愛の硬さを知ったなら凶器を捨ててただ抱きしめる
戦いを忘れられない愛 ....
その汽水の
マングローブの林のねもとに
ちいさな蟹が生きている
ヒョコヒョコ横にあるく
細い枝のからんだ
緑の木々があって
無花果の木らしいけど
....
君の眼が
うまれて初めて刺したのは
下校時、風吹く、あの橋の上
夏の君
真白な制服、風を切る
自転車、花火へ行く、って、笑顔で
帰る、って。
うつむく寂しそ ....
夜に
眠れないあなたに
ひとつの歌を届けましょう
哀しみを
癒してくれる
そんなこともあったかも
夜に泣かせてくれる
すこし冷たい涙が枕を濡らすかも
それくらい
我慢 ....
忘れてしまった想い出を
想い出す、なんてできるかなぁ
口にするとウソっぽくて
でも告げなきゃ
伝わらないんだよね
あなたの人生の
一部に触れ ....
ぼくだけに聴こえた恋にふり返り夢忘れたのは西のエデンか
運命を読み上げてゆく神さまのうちなーぐちの優しさが好き
気だるさが絡まる日々の帰宅路に問わず語りに聴 ....
風の音
うまれて初めて聴いたのは
詩想に溺れて泣きそうな夜
真夏の夜
新しいほど遠くなる
ような言葉を花火と喩えた
ふるさとに
今尚住んでるヤツの眼も
心が砥げ ....
お金が無ければ異世界行きたい、かな
寒くってゴールでまで震えてる
悪いこともしたから生きてこられた、か?
子どもを持ち、高所恐怖症になったのは三十路
ちちぶの絶景、怖 ....
だれを望みもしない
だれに望まれなくていい
こんな街のアスファルトだって
こんな寒い日は
ちゃんと凍っていてくれるだろ
そうだ
いつも
ひとりだった
いつも
ひと ....
ほんとうは、
雪なんて、
みないのです。
清らかに美しい高い塔は
黙っている言葉のなかにあります。
死、は、静かな影絵
少年の高さの目線に
綺麗に並べられています。
....
男よ、
戦う運命のしもべよ、
と南公園ではっきりと聴いた
神さまみたいなかたの声。
神さまみたいなかた、って、
もしかして、お馬ァ鹿ァ〜?
あたし、おんな、だってぇーの!
....
男は、誰も彼も戦う運命のしもべ、とは
千年川に流れる薄っぺらな真実だろうが
それらの川の行先の海に問題はあるのだが
そんなこと急に言われても寒くて、唇、震えてる
僕が僕である罪の意味に ....
声がでなく
大気に混ざる安らかな眠り薬に
その身を委ねてしまいたくなった
胸の小さかったころの私
家は優しくて
朝の光はいつだってキラキラしていた
抗う心さえ
芽生え無ければ ....
彼女に逢いたくて
ずっと寝ていなくて
花丸はいちばん大事な夜にだけ咲かせて
いつまでも忘れない、あの冬休み
浮き雲の稜線をけっして見誤らず
綿飴みたいなんて言うのは我慢する
....
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