グッディイブニン

その声はガイドのように 背中をさすり
            背中を押し

刻を知らせる 今宵は強烈な眼差しで屋根をもすり抜け
知らせに来る

だから 世間に従い眠 ....
蛇口をひねると水が出た

コップから溢れても水は出続けた

いつからかそれが当たり前になり

有り難みも薄まってしまった


母を頼ると愛をくれた

母は無償の愛を与え続けてくれ ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物

それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ

オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく

生命の慈し ....
変わらない日なんてない
水溜まりは乾き
草は地面を覆う
飛ぶ鳥は雲を追い
日は速度を落として沈む

変わらない日なんてない
日記は二日で書かなくなり
アルバムは途中から白紙のまま

 ....
一歩
踏み入れて
安全を確かめ
もう一歩
入って
どうでもいいことを
しゃべり
そして
いきなり
足が
泥水に
掬われた
そこは
ぬるま湯
腰まで浸かったら
案外
気持 ....
名を望む空があった 写真家の名前だった
写真に収めることを 刹那主義の私だからしない

思い出は極秘の扉の鍵だけで いい 浸らない視線は 名を望む空へ

癒されざる動機に支障をもたらす 生贄 ....
雨が降った次の日
余分なものが洗い流されて
心に残る青空になる

心が浄化された時の
あのスッキリした感じと同じ

青空の下で繰り広げられるドラマ
色褪せない愛を繋げていく

青色 ....
クルマに当たりそうになった子を抱きしめて大丈夫と言った 訊かれてないから答えられない サイキックもなく
ルナティックもない

優しさに融ける強みを整えて歩く

 ちょうちんの暖かさでスーっと佇む 永遠の秘密の入り口

蛍を探したくなる心得が呼び覚ます 凛月

草花が耳 ....
銀月夜の人魚

ほろほろとほろほろと波打ち際で泣いていた 人魚は何が哀しくて 月夜の浜でひそやかに

恋の痛みもありましょう 生きる辛さもありましょう こっそり夜風に伝えましょう

誰に涙 ....
もしつぎがダメだったら
消えるべきだ


って
どこかでそう思ってる


だからこそ
戻れない


だけど
安易に私は堕落していくのか



屈強になれ
 ....
落ちて おちて

あなたの 憂い

そのしずくにも

昨日はなくて

次を欲しがる私に

夢は つめたくて

それなら

空いた瓶に詰めよう

ひとときも また ....
    

     焦げつくほどの灼熱の道
     このまま歩いて行けるだろうか
     じりじりと焼かれ続け
     息絶えてしまうのではなかろうか
     あぁ、それでも
 ....
健全な三途の川を選んでいる 褒めた店がつぶれた 明日、きみと
プラネタリウムに行くの


明日、きみと
演劇も観に行くの


明日、きみと
お昼をいっしょに食べるの


明日、きみと
ショッピング …なんて、して ....
生まれてすぐに聞いた歌が
今まで聴いた最高の曲
あれ以上うまく歌えない
生命の叫びも今では
口を嘘に染めあげて
ひどく空虚に響くのだ

不純物の混ざった星のかけらの
砕いて削る前の青の ....
      
    光と影が交差した
    あの日、
    蝉が死んだ               
    
    探し求めた、あの日から
    どこへ行ったのか
  ....
愛は心臓ではありません
ひと刺しくらいで死にません
悶え苦しみ血を流し
こと切れるまで幾日も
血が乾くまでに幾月も
断末魔のその姿
もとに戻るには幾年も


愛は蛙じゃありません
 ....
ラウンジの女の子が

ハナミズキを歌っている

男のとなりで

ハナミズキを歌っている


君と好きなひとが、

女の子がそこを歌うとき

ふたりは軽く触れ合っている

 ....
眺めているだけで満たされていた
モノクロ写真が色づくように 雪解け水が流れるように
チョコレイトの甘さに依存していた
苦い失敗を忘れるように 白い制服が汚れるように

後ろ髪引かれる君にさよ ....
殺し屋の看板は下ろしました
ついに一件の依頼も来なかったけど
前科者の看板は外せないしね

ロンドンの中央を走るバスに貼り付く
いくつものガムを剥がして
ぼくは本当に会いたいものにだけ会い ....
すいすいすいすい

生きていってくれることが

ヒョウスケくんはいちばん

うれしいうれしい


愛するアーヤが


つかれもしらずに

皆の人気ものであることが

ヒ ....
アーヤはつよいこ

アーヤはよわいこ

ばたばたなのはやさしさのせい

ばたばたなのはさみしさのせい

アーヤはみんなの

みんなの人気もの


アーヤが疲れたら

わが ....
じぶんをかえりみず

アーヤが誰かを助けにゆく

じぶんをかえりみず

ヒョウスケくんが誰かを助けにゆく

ふたりがこわれてしまいそうなとき

誰かふたりを助けてください

ア ....
コンビニエンスストア
毎日欠かさず立ち寄って
まだ見ぬフレーバー探してる

微炭酸 無果汁 200円

喉元を過ぎる甘酸っぱさは
青春のそれとはまた違い
少し、少しだけ擦れている

 ....
七月の青い空には漂う硝子の雲たち
手のひらの上には天使の破片
陽射しにきらきらきらめいている

これを僕にくれたのは君だったかな
それがどうしても思いだせない
君がよく口ずさんでいた
夏 ....
お盆が近づいてきたせいなのか

お母さん 無邪気に連れてゆこうとした

ラスベガスの弾けたネオンとアフリカ大陸の空
淡い紫の時空の煌く粉が斑に残像を残す 夢からの目覚め

南米のペルーの ....
あなたの瞳から涙がこぼれた
道化師気取りが人に戻った

なぜだろう
あなたを見つける人はこの世界に 多くはないのに
あなたが見つめる人はこの世界の 総ての人々だ

 うずくまる子供
  ....
ヒヤシンスさんのおすすめリスト(2301)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ランダムな声- 朝焼彩茜 ...自由詩313-7-23
母なる湖- 中村 く ...自由詩7*13-7-23
天空の魚- 梅昆布茶自由詩913-7-23
変わらない日なんてない- 小原あき自由詩10*13-7-23
不確か- チアーヌ自由詩213-7-23
「名望空」写真家の名前- 朝焼彩茜 ...自由詩513-7-23
青空の下- 夏川ゆう自由詩313-7-23
クルマに当たりそうになった子を抱きしめて大丈夫と言った- 北大路京 ...自由詩213-7-23
訊かれてないから答えられない- 北大路京 ...自由詩613-7-23
凛月- 朝焼彩茜 ...自由詩413-7-22
銀の月夜の浜辺には- 梅昆布茶自由詩913-7-22
羞恥深呼吸- 紫蓮自由詩213-7-22
- maricat自由詩113-7-22
夏おんな- 石田とわ自由詩17*13-7-22
健全な三途の川を選んでいる- 北大路京 ...自由詩613-7-21
褒めた店がつぶれた- 北大路京 ...自由詩613-7-20
明日、きみと- カンナ自由詩113-7-20
熟腐- 木屋 亞 ...自由詩4*13-7-20
白昼夢- 石田とわ自由詩13*13-7-20
ひとつの愛の死- ただのみ ...自由詩21*13-7-19
ハナミズキ- 吉岡ペペ ...自由詩613-7-19
アネモネ- 中原 那 ...自由詩313-7-18
スウィート・デビル・テイル/エイリアン- 茶殻自由詩1*13-7-18
愛するアーヤ- 吉岡ペペ ...自由詩313-7-18
アーヤはつよいこ- 吉岡ペペ ...自由詩113-7-18
誰かふたりを- 吉岡ペペ ...自由詩313-7-18
零時七分の帰宅- 中原 那 ...自由詩613-7-18
天使の破片- 塔野夏子自由詩3*13-7-17
お盆前の丑三つ時の夢- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-7-17
道化師が涙する時- 創輝自由詩313-7-17

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