短絡的な星空の下の
   迷走的な時系列

  ひとり 呑むのは にがい過去

 モスグリーンな香りがする明日がカバンから漂う

  縮小するマイ ストマック

  ガラの ....
 儚く脆い 夢の形

 空の上に凪がれる銀河に浮いたり 沈んだりして


 その世界で

 最も 最も 弱かった生き物 だった 
 
  僕もきみも 彼も あいつも


  ....
 人は簡単に死ぬけれど 物は簡単に壊れるけれど

 星は簡単にガスになって散り散りになるけれど

 木も山も河も海も 時の長さに逆らって 存在できないけれど

 けれど けれど けれど
 ....
 雨の上がった草生い茂る河原にて

 あなたが見る ひかり

 カッコーが しきりに くちばしを伸ばし

 ぼくたちは 丸まった背中を伸ばし ひさしぶり

 追いつ 描いて みた  ....
 挫けそうになる夜に
 
 歯軋りの音をぎりぎりさせて はいはい はい

 世の中  はいはい
 
 母の言うとおり 手前に都合のいいように出来てない はいはい はい

 腹は減っても ....
 すがりつく記憶の風

  艶やかな紅い香り

  想像したよりマシな未来

  引き出し 眠る手紙の寝息

 
 はらわたに染みて とれない痛み

 細い躰を隠す

 ....
 将軍の爪が 長いから

 わたしは 四角い箱に納まっている


 そうそうたる夏の始まりに 不運なことが起きるのには
 きっと何か法則があるのだろう

 キツネがうどんに化けたところ ....
赤く燃える月

 黒い森 漂う風 そして その声

 動き出した紫色の雲 そして 降り出す雨

  まぶたを閉じれば
 
 届かぬ扉 閉まる胸

  見さかいなく飛び立つカ ....
sawagashii 世界

sazanami sazanami 波に揺られたい

sawagashii sawagashii 私は何処いった?

sazanami sazanami  ....
淡色の国を歩けど

 辿り着く里のなし

囀る小鳥の声 
 
 響く朝に

 太陽の子

 かかる影の

  桃色に染まる風の先に

   解けだした あの日のひとり ....
いつか見た空
  転がり落ちて
   じぶんがなくなった

 いつか見た空
  せいめいは
   はねかえす水

 少年だった僕には
  都合が良くなかった世界

 世界は ....
 残酷な花 さくら

 残酷なさくらが残酷な世界に咲く

 残酷な世界に

 残酷な美しさで

 残酷に胸に裂く


 
ためらいの薙がれ

わずかばかりの星屑のためいき

しろき透明のしずくが垂れる朝を夢見る夜

時の旋律は
 
 ただ 美しい

  ただ 美しい

 完全でないものが
 ....
言葉にちからが あるなら

 きっと きょうは きょうになる

言葉にちからが あるから

 きっと 明日は 明日になる

言葉にちからが あるのは

 きっと ぼくがいきてい ....
 なしくずし的に日常は押し流される

 幼気な愛情、情熱、正義は マスメディアの洗礼に遭い、浄化される

 絶望という享楽が流行る巷には、常識という仏像が飾られる

 拝む者に幸せ者を見た ....
吸い込まれる大空の
 透き通る空気のように
  緑に輝く海の穏やかさのように

 少女のような純粋な笑顔

 この暖かい場所は

 この愛しいと感じることができる場所


 ....
 
いつもの景色を傾けて

いつも置き去りの気持ちは 時々 やはり うずく

さよなら を 何度 経験しても

痛みに強くはなれなさそうだ

言葉があって よかったと思う

感じ ....
 そして

 またひとり

 
 熱を帯びたままの情熱は
 時に人を傷つけ
 答えなんて変り続ける世界で迷子にならずに辿りつけることは
 とても とても 難しい

 とても
 ....
 淋しい顔たちが夜の街角で通りすぎる

 有能の素振り
 すれ違う心
 隠した本能
 暴く神々
 ため息の人々
 溢れる絶望
 街に溺れる

 
 月が凍る夜

 へんな ....
 曖昧ないいまわしで、あるようなないような現実と空想

 好い加減な理想

 想像よりも哲学よりも崇高な理念よりも
 
 木目細かい美しい言葉の旋律 調和 そしてユーモアに

 目 ....
 
 お互いに頼りあって助け合っているつもりだった
 
 けど

 振り返って気づいた

 
 お互いに傷つけあって臆病を紛らわしあって
 お互いがお互いを光から遠のく理由にしていた ....
 手繰り寄せたいのは 愛の日々

 さかさまに見ていた世界社会

 大切にしたいものを守り通せた時に湧き出した自信がさらに君を大事にする力になり
 その笑みに出会ってまた 大切にしたいと思い ....
さよならに押し流された季節

 また 出会う 折から出ようとさえしない人々

 幼い目が追う積み木

 親たちのおびえの衣を汚さないことを孝行だと免罪符

 
 ひとり 鍵が開 ....
  
 ローカルな駅から乗り込んで
 
 青臭い高校生

 何かが起こる期待と不安に微奮いしながら降りたネオンの四条

 ちっちゃい肝っ玉を隠すために飲め飲む酒で
 まだ女も知らない友 ....
 隙間なくアスファルトに落ちる雨

 高架を走り去る陸送トラックたちが濡れた地面を蹴るタイヤの音

 埃を洗い流すように 雨は大地を清める

 
 渇き気味の心を優しく癒すような雨の ....
 さくらが きれいだと きれい言

 
 
 さくらは きれいか  

 さくらは 夜に花開く

 ならば 夜咲く さくらを と

 まだ 冷たい公園に寝ていたのはどこかのだれ ....
 
 いつも 思い過ぎること

 はかなく いつも 思うこと

 消えない痛みに 思うこと

 

 いつも 悲しく思うこと

 はかなく いつも いつも

 見えない明日に ....
 今にも壊れそうな精神は
 今だ使ってる98のパソコンのようですぐに不具合を起こす

 助けてくれとも、言えず、かと言って自棄にもなれず
 小さな声で くそったれと呟く

 3年たった ....
 とどまること知らぬ流れに流され

 去りし思いもとどまることなく去り流れ

 見失った背中を見つけることもなかろうとも

 
 ふと
 
 夏の終わりの夜の
 優しい夜風に 
 ....
 かき乱された記憶

 遠い昔に吹いた風 今 

 螺旋階段 白いそら

 けがれのないこと 無知なこと

 関連を宿命づけられたが故に避けられぬ道

 忘れられぬ 胸奮う甘味 ....
山崎 風雅(526)
タイトル カテゴリ Point 日付
幻夢のともしび自由詩016/6/3 1:44
儚い夢自由詩213/5/24 1:48
始発自由詩2*13/5/18 1:14
タイム自由詩2*13/5/13 23:27
満腹太郎自由詩1*13/5/13 22:00
はらわたの青空自由詩2*13/5/12 10:02
将軍の爪自由詩1*13/5/10 1:10
うしろ雲自由詩113/5/10 0:45
sa sa sa sa自由詩113/5/8 0:17
自由詩113/4/4 2:50
はねかえす自由詩213/4/2 1:49
残酷な花自由詩3*13/3/30 1:16
撓み自由詩213/3/28 2:13
あるあるあるる自由詩213/3/17 9:09
ざれごと   散文(批評 ...011/10/9 1:37
あなたを思う自由詩011/10/9 1:02
選択自由詩111/10/6 10:12
ARU自由詩310/5/7 18:31
夜霧自由詩010/4/25 0:12
現代詩自由詩0*10/4/24 0:20
最悪自由詩210/4/17 12:01
オッサン自由詩110/4/16 15:10
自由詩010/4/14 23:33
あの景自由詩010/4/12 21:16
雨宿り自由詩010/4/12 21:11
さくらがきれいなのはなぜなのか自由詩110/4/3 4:57
風の足跡自由詩010/4/3 4:25
送り火自由詩309/8/18 1:20
優しい夜風自由詩409/8/14 1:48
今 昔自由詩109/8/14 1:38

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