この世の果てか
 逃げ込んだ203号室
 ふたりだけ
 想いが加速する
 求め合う
 重なる体 
 吐息は逃さない
 時間が止まる
 打ち上げた大花火
 そして ふたり
 夜 ....
 蒼い地球
 まだまだ知らないことだらけ
 限られた時間の中で
 出会い 別れ
 笑い 泣き

 誰だって光りに包まれていた時代がある
 それを忘れて
 それを懐かしんで
 それ ....
 山のように
 積みあがった吸殻
 明かりが落ちた
 暗い寒い部屋
 
 安コーヒーを口に運ぶ

 今日も恋人に会えなかった
 来たのは酒に酔って調子のいいオッサン
 
 キラリ
 ....
 言葉が言葉を飲み込む
 信頼のない無意味なやり取り
 なんの創造もなかったりする
 そこにあるのは反応する神経のみ
 
 そうなるのは
 やはり信念が希薄なせいだろう
 人が人らしくあ ....
 繊細な冬よ
 通り過ぎる季節よ
 今なお届かぬ想い
 遠ざかって行く夢
 それでも 諦めないのは
 春の訪れを知っているからなのだろう

 無知ゆえの絶望
 何度も口にした言葉
  ....
 時代のページはめくられて
 僕もまた時代を無視しては生きていけないか弱き存在
 
 移ろいゆく季節と変わらない気持ち
 目に映る世界に戸惑い
 ありもしない物語を作って
 酔っぱらってご ....
 ここまで歩いてきて
 残してきた足跡
 その中で犯してきた過ち
 一人幸せになるのは虫がよすぎるかもしれないね
 
 でもね
 いつまでも君のゲームに付き合ってられないんだ
 
 ....
 さりげなく皺くちゃになった心を
 冬の冷気で冷やしてみる
 
 過去にすがってみても
 手にはいるのは わずかな傷み

 届かなかった想いは
 カラス鳴く墓場に始末して
 新たな一歩 ....
 考え事が一人歩きして
 寒空の下 僕は震えている
 
 耳にこだまする罵声
 退いては返す波のような苦痛に戸惑うばかり
 
 僕は弱い
 限りなく弱い
 
 たまらなくて叫べた ....
 暗い部屋
 止まらぬ思考
 眠れぬ夜

 どうにも本能のみに生きている人が多いな
 僕は突きつけられたベクトルを
 どう処理すればいいのか 分からずに
 途方に暮れている

 時間 ....
 夜更けにそっと目が覚めた

 夢の中で君は笑っていた

 こんな世の中だけど

 君は僕の心を癒すオアシスだから

 愛しいよ


 僕たちはまだイントロさ

 物語は ....
 みんなが横一列になって行進してる
 私は踏み切りで立ち往生
 広がる冬の青空
 涼しげに頬を冷やす
 不揃いな思い出がひょこっと顔を覗かす
 何もなかったように煙草を燻らす
 慌てること ....
 小さな詩を書こうと思う
 微生物のように
 ゾウリムシのように
 ミジンコのように
 誰にも目につかないような小さな詩は
 きっと誰の胸にも届かないだろう
 この大きな世界に
 小さな ....
 転がしてよどんだ魂を復旧中
 川の流れに運ばれた石ころは
 角がそげて丸くなる
 理想とかけ離れた現実が
 少しでも夢色に染まれ

 不器用な詩が人を傷つけることもある
 私の痛みは私 ....
 ひるがえる思考に
 そろそろ、とどめを打ちたくて…


 なだめすかして過ぎ去る日々よ
 私はまだ、こんな所にいる
 逃げることが罪なんだと頑なに信じ
 自分を責め続けてきた月日
  ....
 真夜中に疼く衝動
 たまらずにお前を求める
 何も信じるに値しないのならば
 それもいいだろう
 信じること
 それは世界の果てを目指す船に乗り込んで
 もう、戻れないようなもの
 そ ....
 窓から覗くのは人の気配の消えた通り
 街灯が暖かい
 自分の部屋にキャンドルを灯す
 それは神聖な時間
 それは私だけの時間
 誰からも邪魔されず
 深深と心の奥の細道に踏み出して行く
 ....
 もし、私が幸せで
 願いが全て叶っていて
 満足しているなら
 詩など書いていないでしょう

 詩作は生きると云う事であり
 詩を書くことは生きてる証です
 
 不満があり
 絶望 ....
 襲いかかるおぼろげな未来から映像
 油断した夢の上に降り立つ
 
 
 怯えるだけでは無能で
 かと言って無駄あがきするのも
 なんだか腑に落ちず


 建前では普通だけど
 そ ....
 雨が降っている
 今は夜中
 過ぎ去る日々は音もなく


 ないものねだりの心に雨音
 一人の夜
 決して寂しくもないけれど
 それもどうしたものなのか
 ただ、日常に麻痺している ....
 通り過ぎていくひとの目に
 僕はどう映るのだろう
 足取りは重い
 でも
 いつも精一杯やっている

 ラーメン屋の社訓に
 「正しい努力を」とあった
 なるほどなぁ
 俺は甘 ....
 さまざまな想いが込められた街角に
 熱を帯びた顔をさらして
 過ぎ去った日々を懐かしく思う
 
 若さ故の過ちは多々ある
 それは顔を背けたくなるような
 恥ずかしいこと
 それで ....
 
 自然の息吹から遠ざかった街で
 人は温もりを求めて
 ネオンサインを渡り歩く


 一人じゃ見れない風景
 孤独な夢は夢のままで

 
 挫折する度に視野がせばまる
 でも ....
 ノイズを避けて通れない街で
 君だけが星 
 君だけが太陽
 
 今日も君の真中を目指して
 起きあがる
  

 忘れてきたものは多い
 これから手にいれるから
 知らぬ間に傷 ....
 仏教の教えに、十界論というのがあります。生命の境涯の世界を十に分けたものです。下から、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人界、天界、声聞界、縁覚界、菩薩界、仏界と上がっていきます。日本の仏教では、死ん ....  通りすぎる人々
 季節は白い季節
 眩い青春の雄叫び
 そ知らぬ顔の夕方のニュース


 誰もが時代の洗礼を受けて
 眺めはグレーなため息の街
 
 限りある時間の中で起こる
 ....
 人は死ぬ
 人はいずれ死ぬ
 人は間違いなく死ぬ

 この現実をあなたは消化しているか

 俺は死ぬ
 俺はいずれ死ぬ
 俺は間違いなく死ぬ

 日々の煩わしさの中で麻痺して ....
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 と、出ていた。
 競馬で勝って、懐が暖かかったので買うことにした。

  ....
 冷たい壁に背をまかせて
 愛しくある月日を
 思うがままに流してく

 いつの日か
 ここから去るだろう
 
 そして
 いつの日か
 出会うだろう

 新しい一日 
 まだ ....
 空に浮かぶ雲を指で描く
 走馬灯のように煌く
 すぐそこには楽園
 もうすぐ、闇を超える

 人が待っている 
 誰しもが繋がるはずなのに
 誰しもが他人の顔をする
 寂しさに酔 ....
山崎 風雅(526)
タイトル カテゴリ Point 日付
203号室自由詩108/2/6 0:13
さだめ自由詩2*08/2/2 5:42
光る目自由詩308/2/2 1:01
君とはずっと続けたい自由詩3*08/2/1 2:47
自由詩108/1/31 18:38
スズメ自由詩208/1/31 2:15
不幸になってたまるか自由詩1+*08/1/31 0:44
大丈夫自由詩108/1/28 0:53
草花のように自由詩2*08/1/27 6:39
ちょっと 寝られない自由詩208/1/26 4:20
白い胸騒ぎ自由詩1*08/1/21 1:33
春の予感、冬のアンニョイ自由詩0*08/1/19 11:59
小さな詩自由詩7*08/1/18 18:06
流石自由詩108/1/18 2:03
救いはお外にはない自由詩108/1/17 16:19
それもいいだろう自由詩108/1/16 2:49
月はすべての人に優しい自由詩2*08/1/15 2:14
私的詩作的理由自由詩108/1/12 21:13
苦痛発快楽遊園地行き自由詩008/1/12 2:40
哀愁の雨傘自由詩1*08/1/12 1:39
ため息を木枯らしにあずけて自由詩208/1/11 2:17
北風の街自由詩108/1/9 17:24
ハッピーターン自由詩008/1/8 1:57
迷子のおとな自由詩308/1/5 3:34
よいお年を。散文(批評 ...307/12/29 20:44
旅の日自由詩207/12/28 14:41
死んでも自由詩207/12/28 0:30
幸福装置自由詩307/12/11 22:56
ドアを開き放て自由詩407/12/11 13:10
まるで自由詩107/12/8 22:36

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