さくらが　きれいだと　きれい言

　
　
　さくらは　きれいか　　

　さくらは　夜に花開く

　ならば　夜咲く　さくらを　と

　まだ　冷たい公園に寝ていたのはどこかのだれかが乗り捨てた自転車

　なかしまみか　の　桜色舞うころ　を携帯で鳴らす

　なんか　なんか　街灯を下から浴びる桜の花が　幻想的やん

　てか　まずい
　
　はまりすぎや

　ええ感じすぎる
　
　なんで　缶コーヒー握り締めてこんなとこにひとりでいるんや

　てか　人が来たら気まずいやん　てか　すぐ目の前　ポリボックスやん

　てか　すぐ横にパクチャリ捨ててあるやん　疑われるやん

　職質されたら　

　いやぁ　さくらが　何故故にきれいなのか　つき止めよう思いましてん
　
　なんて　こと言うて　通用するんか　つう話や

　と　言うわけで
　　
　さくらが　なぜ　きれいか　そのなぞを　解くことは私にはインポッシボーってことだけが
　判明する　そんな　眠れない春の夜の与太話になってしまうのでした