深い森の中では
 フクロウが夜を歌ってる
 あの娘は眠りの浮舟に乗って
 夜空に漂ってる
 僕は時の移ろいを感じて
 すこしばかりお酒を飲んでいる
 通りに出れば路地裏で
 アスファル ....
 浮き沈みはあるけど
 詩を書くことは楽しくて仕方ない
 季節を文脈の中に刻み込み
 文字が絵を描くように
 新しい個性的な世界観を作る
 言葉が天から降ってきて
 ちょっと、スパイス ....
 行き当たりばったり俺の人生
 今日も明日も明後日も
 通り道には通せん坊
 それなら俺は回り道
 くだらないことでも一生懸命
 何処かで誰かが認めてくれてる
 ありがたや、ありがたや
 ....
 ただただ悪戯に時は通り過ぎて
 いつも独りおいてけぼり
 ひたすら我慢の月日
 クリスマスのトキメキも
 今の僕には隣町の祭り
 自信なんて泡のようで
 気がついたら消え去ってる
 ....
 瞳と耳を通じて心に映る無限色の光景
 日々厭きることなく続く生命の伝播
 取り越し苦労の多い俺の手には
 細かく繊細な線が縦横無尽に刻まれてる
 今日も刺激の多き日が終わる
 右脳も左脳も ....
 妹よ
 お前にはいつも迷惑をかけてきたな
 幼い頃はいじめてばかり
 思春期にはぐれたお前を無視し
 大人になっても返すあてのないお金を借りたり
 兄らしいことは何一つしてなかったのに
 ....
 背中に冬を担いで
 もう、破裂しそうな神経を抱えて
 ここまで来た道のりを振りかえる時
 時を告げる鳥が飛来する
 まっすぐに放つ生命の熱
 白く空間に溶けていく
 傷つくことを怖れて
 ....
 街が白く染まる
 七色の夢の
 浅い眠りから覚めて
 冬の厚い雲を望む窓越しに
 透明の通り掛かりの人々を眺める
 凍てつく朝に
 心強くもあるほのかな体温 
 芳しき香りのする部屋
 ....
 冷たい北風吹く中で
 凍えながら
 ブランコに乗って
 赤焼け空を見上げてた
 お味噌汁のいい香りが漂ってきて
 母が僕を迎えにくる
 兄弟がいて、父がいて
 けんかしながら
 それ ....
 うなだれた灰色の雲の下
 俺達の生活がベルトコンベアのように
 流れて来て流れて行く
 春を想うには遠過ぎる季節
 賑わう街は生贄にされし者を見失ってる
 吐く息の白さは
 まだ、この世 ....
 さえない毎日はグレー
 北風吹く財布の中
 年の終わりに振り返る
 まだまだ先の見えない生活
 やり残しの多き課題
 雑踏の中に消えていく個性
 まばらに見え隠れするのは
 等身大 ....
 ひとひらの思い出のカケラ
 走馬灯のように右脳を走る
 凍えてぬくもり求めて歩いた我が青春
 過ちをするなとは言わないけど
 繰り返さないこと
 それこそ大事
 絶え間なく続く命の鼓動
 ....
 若き頃
 道なき道を歩いたな
 誰からも相手されずに
 涙{ルビ眼=まなこ}で恨みっこ
 自分の未熟さ所以だね
 今だから分かる若き微熱
 こうしてる今も
 振り返る日がくれば
 ....
 朝から続く重い雨
 紅の俺の心にも降り注ぐ
 霧のかかった未来は虚ろ
 重たい扉を開けよう

 行くあてなどないけれど
 誰かが待ってる気がしてならない
 胸に刻まれた約束
 果 ....
 ちょっとでいいよね
 ちょっと優しくしてもらえるだけで
 それでいいよね
 多くを求めちゃ欲求不満
 幸せからは遠いよね
 
 ちょっとでいいよね
 ちょっと願いが叶うだけで
 それ ....
 人知れず佇む冬の逃避行
 都会を離れ熱冷ます
 湯気のかかったおでんを肴に
 焼酎水割りご機嫌いかが
 灯台元暗し
 幸せは君の足元に転がってる
 見つけて開いてラリパッパ
 待た ....
 ほろほろほろほろ酔い気分
 晴れ間ものぞいて
 冬の余興
 知らないうちに悪魔になっても
 俺は俺の道を歩くだけ
 若くないから
 選択肢も狭いんだ
 今日も機嫌よく
 ほろ酔い気分 ....
ほころび昇る朝陽に{ルビ誘=いざな}われて
勢いよく走り出す時間につかまって
幸せの鳥に想いを寄せる日々
寄り添う影を追いかけて
白い季節へ手をとり進む

君に会いたい
厳しい季節に咲い ....
 大口開いた土曜の午後に
 憂鬱を誘う時雨雲
 買い損なった幸福行き切符
 今日もこの星行ったり来たり
 友人達はジャングルジムでかくれんぼ
 雨宿りせし小鳥は幸せ歌う
 響き渡る鳴き声見 ....
 生きてると
 嫌なことや
 気持ち悪いことや
 やるせないことや
 許せないことや
 悔しいことなんかが
 いっぱいある

 ま、いっか
 
 自分の心に言い聞かせる
 言 ....
 誰しもが親を持つ
 親のいない者はいない

 無限に続く時間の中で
 巡り合う奇跡

 曇りがちな心を抱いて
 大切なものを見落としてしまう

 一番大切なものは何?

 自分 ....
 サラサラ

 サラサラ

 
 時の流れて行く音が聞こえた

 ドクドク
 
 ドクドク


 血液が流れる音が聞こえた

 
 カーキ色した夜を越えて
 浅い眠りか ....
 
 全能でないが故のモザイク生活
 喜びと哀しみが交互に訪れる

 ここまで歩いてきた道
 それは誇り
 それは恥

 つじつまを合わせながら
 裏通りでつまずいたり
 表通りで ....
 霧のかかった幻のなかで
 俺は一人佇んで
 通り過ぎ行く人や車や季節を
 ぼんやり眺めている

 救急車が夜の街を支配する
 隣りの部屋では
 まだ若い大学生が
 寝息を立ててるのが ....
 うまくいかない毎日に
 うんざりしながらも
 今日も煙を吐きながら
 最前線へ向う

 魂は血みどろになりながらも
 ただ、この地球に留まることに
 希望を探し
 自分のちっぽけさを ....
 まだ、くすみのない白い記憶
 断片的に刻まれるのは
 何色の季節?

 自分の器
 お前の気持ちはわかる
 出来ること
 それは
 お前の痛みを感じること
 
 お前は藁をもすが ....
 冬の透き通った空に
 白球が飛ぶ
 それはまるで夢をつかまえようとするように
 白球を追う

 整地されたグラウンドで
 今日はソフトボール大会
 
 投手が投げるボールに集中
  ....
 静まりかえった夜明け前
 部屋からは見えない表通りを
 鮮やかな色の洋服を着たピエロが
 にこやかに微笑みながら
 ボールを転がし
 歩いている

 深夜の主役
 涙は止まらないけど ....
 うたかた人のように
 訪れては去っていく日々
 目にするものも少しづつ移り行き
 いつのまにか俺は
 こんなところで居眠りをこいてた
 
 感情の動物の人間に理屈なんて通用しない
 あ ....
 穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
 心亡き者が一石を投ず
 心に{ルビ小波=さざなみ}広がり
 ベッドの上の枕が震える

 執着する人
 努力する人
 無欲な人
 流されるままの人
 ....
山崎 風雅(526)
タイトル カテゴリ Point 日付
行方不明[group]自由詩1206/12/27 4:34
儀式自由詩506/12/26 1:35
俺の本当自由詩706/12/25 22:14
願いは叶う自由詩406/12/24 2:15
悟り自由詩4*06/12/24 1:12
妹よ自由詩1006/12/23 0:54
明日は自由詩11*06/12/22 0:05
寒い朝に自由詩506/12/21 11:54
心の原風景自由詩1006/12/20 1:09
たとえ小さな街の片隅でも自由詩706/12/19 2:18
それしか出来ない自由詩1406/12/18 0:39
寝るより楽はなかりけり自由詩1006/12/16 1:53
いっそ、異国に自由詩1106/12/14 23:56
何事も勉強だ自由詩506/12/13 15:39
ちょっと自由詩906/12/13 1:52
お気楽おじさん、再登場自由詩906/12/11 2:05
ほろ酔い天使自由詩11*06/12/10 15:40
君に会う〜見崎 光さんとのコラボ〜自由詩10*06/12/9 20:48
一人上手自由詩1006/12/9 15:28
ま、いっか自由詩1006/12/8 21:33
ここにあるもの自由詩806/12/6 23:05
耳を澄ませば自由詩1006/12/5 7:17
煎茶をすすろう自由詩806/12/4 0:29
そうだったのか自由詩506/12/2 1:35
詩人A自由詩606/12/2 1:13
器からこぼれた自由詩306/12/1 17:58
白球自由詩706/11/29 22:37
涙は止まらないけど自由詩14*06/11/29 4:56
内緒にしておいておくれ自由詩5*06/11/29 4:30
自由詩10*06/11/28 4:47

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