山崎 風雅


さよならに押し流された季節

 また 出会う 折から出ようとさえしない人々

 幼い目が追う積み木

 親たちのおびえの衣を汚さないことを孝行だと免罪符

 
 ひとり 鍵が開いてる扉からちょっと出てしまった海原で

 後悔してもしきれない臆病な自分を慰める人にも太陽は照らさない




自由詩Copyright 山崎 風雅 2010-04-14 23:33:08
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