もう動くことなどないように見える
 古ぼけて置き去りにされたバイク

 街の片隅でご主人様から捨てられた
 輝かしい時代もあっただろう
 購入したてのピカピカの時代もあっただろう

 ....
 旧年来の友人の転職
 この歳からの転職

 しかも技術肌から営業にまわるという
 
 誰もが驚き諭した
 
 しかし
 本人はやる気充分
 その意気込みは電話越しからもうかがえる
 ....
 季節の変わりめに僕の脳髄の残り火
 景色の変った街角で
 あの娘の姿がふわふわ浮かび上がる
 若いことは罪なこと

 まだ世間のけがれた雨に打たれてなかった頃
 太陽の日差しが僕に向 ....
 絶え間無く巡るめくサークルの中で
 僕達は出会ったり別れたりを繰り返しながら
 約束の地までの道程を喜怒哀楽を共にして
 地平線の向こうまで歩いていく

 小鳥がさえずり
 朝焼け空 隣 ....
 時限爆弾のようにそれは爆発する
 
 カミングアウト
 僕は統合失調症

 刺激に弱い
 ストレスに弱い
 頭も弱い

 時限爆弾のようにそれは爆発する

 薬を飲み忘れる ....
 不完全燃焼の一日に
 何かを夜空に刻みたくて
 言葉の調べを奏でたくなる

 つながりを求めて
 一人が淋しくて
 言葉の調べをかなでようとする

 一蓮托生この世の中
 一緒に温 ....
 朝起きると天使が僕の顔を覗きこんでいた
 
 「あなたはイエス・キリストの生まれかわりです」

 そんなバカな
 僕は煩悩のかたまり
 罪もたくさん犯してきた

 「そんなわけないで ....
 人の波をかきわけ漂う
 季節と共に出会い
 季節と共に別れ
 何かを残して時代は移り行く

 がんじがらめのしがらみ
 欲がエネルギーになって
 前進する人々の行進

 人生をあき ....
 小さな体に大きな生命力
 
 まだ話すことも歩くこともできないのね

 起きてる間は常に泣いてるか体のどこかを動かしてる

 人は弱いもの

 母の父の愛がなければ生きていけない
 ....
 夏日がまぶしいアトリエで
 ほんのささいな視線の遭遇
 目立たない娘だった
 ただ僕にお茶をいれてくれた
 それだけのことで
 僕は恋に落ちた

 マジメな時には想像もできない笑顔 ....
 けだるい午後に寝転んでタバコをふかしてダラダラ

 知らないうちに僕もオッサンになっていた

 角がとれて丸くなり
 
 少々のことでは怒らない

 いつの間にか出来ていくサーク ....
 ぼんやりとうつつの白い部屋のなか
 時折降りてくる過去からのデュエット
 
 驚くほどに長い時を越えて出会えた

 浮き沈み漂うだけの魂よ
 広く輝く未来への扉
 開く勇気今日こそ ....
 渦巻いている
 頭の上で
 あれもこれも
 信じていいのか

 世渡りのうまい人々
 正直者はバカをみる世の中
 
 いずれは報われるのか
 僕の進む一本道
 
 時計の針 ....
 きみと別れて

 きみと別れて
 街の風景はモノクロになった
 一日も忘れることが出来なかった
 男はそれでも涙は流せない
 
 自分なんていないほうがいい
 そう思った
 
 ....
 案外と生きることを難しく考えることはない
 その場その場でやることに懸命になって
 たまには息をぬいて

 人生はすばらしい
 苦しみも訪れるけど
 高望みをしちゃいけない

  ....
 まどろみの中目を覚ます
 生温かい部屋の中はきれいに整ってる
 昨日の続きの今日が訪れる
 なんの成長もないまま
 しがらみだけに囚われて
 未来の予想図は鉛筆で書いて
 すぐ消える ....
 なにげない言葉がこの胸に突き刺さる
 悪気はないんだろうけど
 明日への扉を閉じられた気分

 なにもする気になれず
 時の流れを傍観する

 僕は逃げない
 この苦しみをかみし ....
 突然なんだ
 それがおそってくるのは
 
 深夜に一人でいると訪れる
 孤独虫

 たまらず街頭灯る街角に
 救いの天使を求めて歩く
 暗がりのなかでは
 すれ違う人の人生が薄 ....
 たぶんね
 君はもう気付いてるんだと思うんだ
 たぶんね
 君の心配通りになると思うんだ

 だからね
 怖れることなく
 悲観することなく
 この道をたどって歩いていけばいいだ ....
 灼熱の太陽
 歩く道はアスファルトに反射して
 額から汗がにじみでる
 今日も汗をハンカチで拭いながら
 宇治川のほとりを歩いた
 思い通りに行かない人生
 クーラーの効いた部屋の中で
 ....
 街 山 海
 
 陽炎の街
 輝く緑の山
 エメラルドグリーンの海

 真夏の真っ只中に置き去り
 後ろのポケットから夢が零れ落ちる
 
 開けた空に飛行機雲
 空に国境がで ....
 なまぬるい部屋で己の性をかんがみる
 生命力に乏しい僕は生きることが修羅の門
 遠くに行けば会えるかもしれない運命の人
 今ここにいること
 それはなまぬるい風呂に入り続けているようなも ....
 まんじりとしない夜
 通せんぼの猫が神社の境内に寝ている
 求めても求めても届かない愛のドラマ
 いつまで経っても
 いつまで待っても
 届かない

 それでも恵まれているのだろう ....
 毎日流されながら
 何かにこだわりながら
 狭くなった世界に地に這いずりながら
 生きることを諦めずに
 遠い地平線の向こうを眺めながら
 限りある心臓の鼓動とともに歩いてる

  ....
 絶え間無く続く自然の息吹
 都会の欲望と興奮、喧騒
 蜘蛛の巣のように張り巡らされた
 刺激の果てに人の心は錆びついていく
 道端に咲く花
 いじらしくも可憐な花は
 不満を漏らすこ ....
 蒸し暑さ 身体に脳に精神にのしかかる
 石鹸の香り漂うパジャマ着て
 サマードリーム 夢の中

 にじみ出る汗が身体にべたついて
 海辺を望む熱帯夜
 自然の恵みありがたく
 眠れ ....
 周波数の違うささやきが耳に囁きかける
 いつものブルーなひととき

 ぼくは淋しがりや
 子供みたいな笑い声のなかで
 輝く笑顔の中に埋まりたい

 少しづつ近づこう
 僕好みの ....
 満月をみて吠える
 渦潮の中で溺れるような生活

 ま、いっか

 一言でいい
 それが心の微熱を下げてくれる

 一言が見つからない時もある
 何度も自分で作りあげた神様と話し合 ....
 目の前に風
 背には夕陽
 足元に影

 この時期
 そう この時期

 胸騒ぎ

 浴衣

 ピンクの浴衣

 ベビーフェイス
 エロチックな唇

 真っ直ぐに ....
 光り輝く美しい世界


 のはず


 傷つけあい

 罵り合い

 奪い合い

 感覚が麻痺するような連日の悲しいニュース

 笑っていられない

 もう、部屋 ....
山崎 風雅(526)
タイトル カテゴリ Point 日付
古ぼけたバイク自由詩306/9/12 0:28
新風未詩・独白206/9/12 0:19
秋風吹く街角を自由詩406/9/10 2:12
新たに記す詩には自由詩706/9/9 2:13
時限爆弾[group]自由詩306/9/6 23:17
眠れぬ夜だから自由詩306/9/6 1:08
救世主自由詩206/9/5 22:58
名前はかき消される自由詩206/9/1 0:37
姪っこの笑顔自由詩406/8/29 23:39
存在理由[group]自由詩406/8/28 0:08
知らないうちに自由詩406/8/26 19:16
それ以上望むことはないんだ自由詩406/8/25 19:20
絶対なんだ自由詩206/8/23 0:05
もう戻らない自由詩406/8/22 2:21
明日に咲く花自由詩406/8/20 0:25
未来予想図自由詩206/8/17 22:45
応急手当自由詩306/8/16 23:01
軽やかに生きたい自由詩306/8/15 23:46
きっとね自由詩206/8/15 18:09
真剣に自由詩306/8/14 23:26
ある夏の日自由詩706/8/14 22:23
凸凹道自由詩206/8/13 0:08
天使の微笑み自由詩306/8/11 5:04
いつの日か自由詩306/8/10 0:37
本当の自分を見つけ出したい自由詩306/8/5 0:45
きっと…自由詩306/8/3 1:08
オアシス自由詩3*06/8/1 23:05
しかし自由詩2*06/7/29 22:54
天神祭り 浴衣の幻影自由詩3*06/7/29 14:55
無題自由詩4*06/7/27 20:33

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