ええやないか
傷つかないように生きたって
なるべくずるがしこくやろうや
どうやったって
ボロボロにはなるんやから



甘い菓子の話
アンタが好きか嫌いか知らないが
俺の好きな ....
 骨を押しつぶす音が聞こえた
 あれは傷つける音だ
 あれは私を悲しませて、悼ませる音だ
 あんな音は聞いてはいけない と
 耳を塞いだ
 自分か 娘か 迷って、娘の耳を塞いだ
 嗚咽 ....
 ?……


アンタが今 そこにいるってこと 教えてくれ。
アンタが今 生きているってこと 教えてくれ。

大好きだった祖父さんも、
死んだら優しくなかった。
死んだら もう 頭を ....
 気の利いた言葉をどうにか捻出してみた
 ちんぷんかんぷんな比喩
 それでいてきらびやかな比喩
 女のテンションが干潮みたいに引いていった
 いつだって女の方が頭が良い
 賢いかは別にして
 ....
 先日死にましたが誰も全く気付いてくんないのは俺が元気だから。よく食うし、仕事にも行くし、バイトだけどフロア仕切らされてるし、こないだは彼氏と喧嘩したって女の子を慰めて、憂さ晴らしのエロスにも付き合っ ....      その女は
     目も耳も鼻も利く
     しかし
     見たことにも
     聞いたことにも
     嗅いだことにも
     関心がなかった。

女の背後 ....
久々に実家に帰省したのだった
父は朝と晩にサプリメントを大量に噛んでいた
母は髪が抜けて
いよいよレディースアートネイチャーが必要なのかもしれなかった

「おめ、売れでんのか」

父が言 ....
片手間で
爪を塗る彼
片手まで で
諦めた
根性無し
「キキナレテル」
左手だけの塗られた爪で
平気で女を
殴る
殴る
平気のヘイサで
しごく
しごく
別腹だって
ほざく ....
運転免許は持ってない
船舶
重機も持ってない
空を見上げてやるせない
煙草の煙も舐めれない

ああ

ロハスって言うな!
虚弱なだけ

カルトって言うな!
皮肉屋なだけ

 ....
厚く垂れ込めた雲の上に
もうひとつ、血色に染まった鮮やかな雲が
たなびいているのを
私は知らない

知らないままに見えないままに
鍵を開けて
ただいま
散らかった部屋
私と家族で ....
いつも息継ぎを意識をして
まったく君は注意深いな
それを芸術なぞとほざいてみる
嘯いてみる
息巻いて蟹のように
音を荒げる横顔を流し見、
「ラフロイグ下さい」
 ....
 随分と前に上演は終わっていた
 ビラビラと焼ききれたフィルムが背後で回って
 煙を上げる端くれをクロールするように回転させながら
 真っ白い幕には無数の砂粒が踊る

{引用=(お楽しみ ....
君の人差し指と親指には一筋の花の茎
梔の香りが一斉に私の鼻をついた
茶色く錆びた真珠色
梔では月並みだからグロリオサにしたんだよ、と
差し出された指先と
指先からひとつづきになった花 ....
石を投げても
光の輪が邪魔だった
それほどまでに
私の研ぎ澄まされた湖

凍りついた透明
そこに蹲っている、もしくは
うつぶせている、あるいは
待っている
私は
私の研ぎ澄まされた ....
頭上に無数の血管が走っている
赤と紫色と灰色の線が網目状の影をアスファルトに落とす
空は脈打つ彩りに覆われていくつにも分断され
そのどれかひとつすら私のものではない

都会は大きな卵型をして ....
最近空を見たんだけども、いくつもの、ちらちら光るモノを久しぶりに見たよ
それらは俺の見ていない時間でも、ずっと光っているらしい
そんなこと、そんな素敵なことを、信じられるわけねーだろ
 ....
延長線上にある行為の変質を目の当たりにしてしまった視点について。



電話されやすい人間と、メールされやすい人間は、確かにいる。
それは頼りにされているとは限らない。
はけ口にされている ....
驚愕が飽和した視点について。



常にマスクをしている少女がいる。彼女は、カサついた頬を風にあおられながら、息を殺して川辺の茅の中に紛れている。
はじめは花粉症だった、が、気付けばもう長い ....
倒錯する渇望の交差する点のみを見据える視点について。



醜く醜く醜くあるように。
美しく美しく美しくあるように。
それらはとても似ている。ミナは実際にそのどちらの欲望も持っていた。彼女 ....
緩慢な衝動を抑制する際に生じる痙攣的な視点について。



何度呼び鈴を鳴らしても、つい数時間前まで恋人だったはずの人間が電話に出ることはなかった。
ミカヨはうんざりしていた。
身体中から ....
混乱と欲望はとても仲が良いことを理由に疾走する視点について。



マリオは疲弊していた。指名が途切れてようやく休憩にありつけた彼女は、他の女の子逹とべちゃべちゃ話すのが嫌でひとりぼっちでビニ ....
あるいくつかの凶暴で傲慢な視界について。



団地に女の子が一人、生活をしている。名はモモヨ。彼女は半年おきに形態を変化させる。緩やかに30キロ太り、緩やかに30キロ痩せる。何度もそれを繰り ....
    コノゴロ巷デ流行ルモノ
    恋スル乙女ノ消失
    猛暑ユエ蒸発ノ可能性アリ
    マコト 忌々シキ事態デアル

 まったく、全然興味が無い文面が、どの新聞を見てもズラズ ....
どうしても顔も名前も思い出せない人がいる。感覚だけが確かで、ただ単に興味が有ったという感覚だけが確かで。
 それは片思いをしていたあの隣のクラスの子だったような。ちょっとだけ付き合ってキスも出 ....
 


 それでは、頂戴いたします。これを
 
 しっくい の如く真っ白くなった 破片を
 そっと手の平に乗せられて
 魔がさして ぐぐぐぅと
 手に力をこめた したらば 瞬時に粉々に ....
 
 若い頃の私
 若い人と睦みあった が
 無知だったので
 性欲を昇華する術を持たなかった
 仕方なく、一緒に並んで座り
 土手の風はさやさやと
 耳の中の産毛を撫でながら右 ....
 ふと、べらぼうに草を刈りたくなった。生い茂った背の高い、エノコログサやオオイヌノフグリみたいな背の低い草ではない草を。
 しかし今は夏では無いし夏休みでもないし。うちの地元はもう長いこ ....
 庭には二羽ニワトリがいなかったが
 代わりに二本の立派な梅の木が鎮座していらした
 毎年刈り込まれているのにその枝は猛々しく
 同じく喧嘩っ早い私の手にもがれ
 その実は強靭で、小学 ....
 茶色い爪先は陽に焼けているのではなく、
 陽を吸い込んでいるのだ
 日焼けした老人と同じ色の
 みずみずしい大根を屠りながら私はぼやく
 どこだか、ここはと顔をあげると、いつぞやの相模原のお ....
 ?,河川敷


 熱を出した私の連れ合いが熟した果物がその表皮を裂いてガスを放出するような寝息を立てている。
 身につまされるような気持ちで風邪を訴える連れ合いに食事と感冒薬と冷えピタと ....
錯春(36)
タイトル カテゴリ Point 日付
ノンカロリー自由詩111/6/3 17:08
改札自由詩411/1/9 14:44
冷酷自由詩110/12/26 10:10
耳にタコを拵えてあげよう自由詩3*10/12/21 0:19
元気です自由詩310/12/19 19:07
そこらへんにいる女自由詩210/12/16 14:05
あぐら自由詩410/9/23 13:08
寝不足自由詩110/9/3 19:43
俺の名前など知りたくもない自由詩210/8/29 18:25
17時27分自由詩310/8/28 17:25
曖昧な、自由詩310/7/25 18:43
ニッケルオデオン自由詩210/7/18 12:54
私以外の誰かに自由詩210/7/10 12:29
研ぎ澄まされた湖のために自由詩210/7/5 14:37
卵百景自由詩308/11/10 15:08
ジェラルミン・キス自由詩208/11/3 17:00
昨日は孤独な世界⑥散文(批評 ...008/11/1 12:47
昨日は孤独な世界⑤散文(批評 ...108/10/31 1:28
昨日は孤独な世界④散文(批評 ...008/10/30 1:26
昨日は孤独な世界③散文(批評 ...008/10/29 1:01
昨日は孤独な世界②散文(批評 ...008/10/27 12:29
昨日は孤独な世界①散文(批評 ...108/10/25 18:05
忌々しきは恋の凶事自由詩307/8/20 0:19
ドリーはせせら笑う。自由詩607/8/5 1:09
頂戴自由詩107/7/10 1:23
まぬがれ自由詩3*07/7/5 1:51
草刈合戦自由詩107/5/31 1:12
梅の神さん自由詩307/5/28 23:32
始発前の駅前屋台にて自由詩207/5/24 22:15
湧き水湧く流れ散文(批評 ...2*07/5/21 2:41

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