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薄紫いろの軽自動車

後部席のドアに開いているような影

だれか乗っている人影

それをぼくは

喫茶店で

珈琲を呑みながら

見ていた立ち上がったそれきりだった


 ....
風景を壊しながら
ゆっくり歩いていたら
感傷が45度に傾いた、

存在が比喩のような君が
新しい名詞を
街にばらまくから
リリカルに死んだ思い出が
一瞬で
胸の中にひろがる、

 ....
トイレに駆け込み排便する
ああ、すっきり!
尻までしっかり手を伸ばして拭き取った後
レバーを下げれば
ばい菌まみれの そのおぞましい物体は
あっという間に流れ去る
そのうち臭いも消えるだろ ....
今、空の底にいます
屈折した光に包まれて
案外うまく歩けています
地図を読むことは
相変わらず苦手だけれど
磁石を温めて
風を読むことが出来れば
目的地にはいずれ
たどりつくかもしれま ....
オチのない話が臨時ニュースに救われている 君のいないリビング

殺風景でアウェイで時間しか癒しきれない悟り

時折涙の理由を問いたいくらいに溢れ出す

寂しいよ とても

君のいないリビング 心にぽっかりとあいた穴

寂し ....
キレイごとが好きなのだから


避けて通るのは


錆び釘の赤い汁が淀む



ほら、そこ その・・・よ





それで

どこまで話したかし ....
NUE(鵺)


猿の
  小賢しさと
狸の
  強かさと
虎の
  素早さと
蛇の
  執念深さが
艮の
  夜空で出逢う時
人の
  内の矛盾は
闇の
  中に ....
深い悲しみを溶かした色をした夜は
音のないいつしみで満たされて静かに
涙に濡れた木々は
かみさまのことを考えるのだろう

夜の底に沈むもののことなど
誰も想起しやしないと
諦めたのは ....
精一杯
精一杯の、やさしさ
精一杯の、愛情
精一杯の、        (嫉妬)
情けない

初めて甘えたのに
スルーされて

雲さえなければ
美しい月夜なのに!
って思うこの身が
「吐」

薔薇色の二酸化炭素
パッチワークの嘘
賑やかな流動体
ビタースウィートな溜め息

悩ましい亀裂から
漏れ出す黒い臭素
歪に膨れ上がる
柔らかすぎる容器

吐き出さ ....
 
秋の夜長

逃げては追いかけ、追いかけては逃げ、

今宵もひとり鬼ごっこ




 
前酪

 トロリーバスに新緑の空 ゆられて
 クイーンな休日 いかがお過ごしですか。

 グリセリンはもうとっくに植物性を過ぎたころだけど
 明日はきっと晴れる予報が当たりますよね。

 ....
高度経済成長期に
私鉄沿線のベッドタウン
緑道が貫き中流以上の人が住む
静か過ぎる町
老いた犬を乗せた乳母車
継ぐもの無き屋敷は更地に
時代の趨勢だと傍観する私の
心は産廃のトラックの荷 ....
女の嗤う声がする真夜中の三時
この部屋の時計はどれも狂ってる
一年ほど開けたことないカーテン風に揺れ
玄関のドア閉め忘れたことに気づく湿り気
秋の長雨がすべて腐らすって
何かのせいにできたら ....
傍らにつづくきみの面影に
いつか忘れようとした秋のいのちを
頑なに重ねることを覚えた日もあった

掬いあげた水溜まりの渇きに
助けられずにないた小鳥のさえずりを
音符に変えることも ....
酔うて足を探す幽霊 紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ ハロウインの仮装して残業つづけている 残業は満水のように人の呼吸を苦しくする
亀裂の入った脳髄は眼に映る街を遺失してしまい
人が慌てていると街の灯りは脳髄を修復してくれる
街の灯りは平等な優しさでどんな解釈も強いない
 ....
閉めきった窓が死んでいた 絶滅危惧種のような気分のときは
おもわず星を探している

頭の中が明瞭に区分けされないまま
時計の針は行ったり来たり

姿の見えない人々は
あちこちでちいさな吐息をもらす

拡散する ....
あたし今度けっ

何であんな奴となんだよ!

あ、あんな奴ってどういうことよ
彼はとても素敵な・・

俺がいるだろうが!

えっ?

俺が、
いる、
だろうが

ち、ちょ ....
原っぱで野球した

濡れたエロ本が干からびていた

日本シリーズ巨人と阪急

昼間の野球

夕方の郷愁

原っぱで野球した

濡れたエロ本が干からびていた

日本シリーズ巨 ....
覚えていられるのは
ほんの少しのあいだ
一呼吸するたびにね
少しづつ少しづつね
新しく消えていくね
都合よく消化なんか
したくなんかないの
過去が僕色にそまる
それは朝が来るよう
そ ....
目を閉じると浮かんでくる
夏の日 ゆるんだ瞳と影が音もなくさまよっていた
あの日私の時間が揺れた

蝉しぐれのカーテンを開ければ
幼子の手を引いた私が歩いている
名もない道を
あてのない ....
青い視界に
生まれた白が
消えないように
そっと水泡を浮かべる

いつだって
始まりは
静寂に包まれていて
はかない

小さな産声を
並べていく
孤独だっていうことを
気付か ....
               一日目


  朝、窓をあけると小鳥が歌を
  虫も合わさり
  やおら家々も窓をあけ動き出す音。
  足跡をつけたら直ぐさま飛び立つのか
 ....
わたしが何かを語るとき
あなたは何かを問うだろう
闇はふたつに離れ
それは風に運ばれ
光の雨を照らしだす
やがて氷河は乾き
海が聳え立つ
地に埋けるもの、
、その多くが応えに導 ....
宣井龍人さんの自由詩おすすめリスト(2491)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
珈琲を呑みながら- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-18
破壊の季節- 左屋百色自由詩914-11-17
浄化- 夏美かを ...自由詩21*14-11-17
この手の先にある空の果て- そらの珊 ...自由詩21*14-11-17
オチのない話が臨時ニュースに救われている- 北大路京 ...自由詩314-11-16
君がすごしたリビング- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-11-16
重奏- 芦沢 恵自由詩18*14-11-10
百鬼繚乱_<_4_>- nonya自由詩18*14-11-9
更夜- 自由詩114-11-8
精一杯- 中原純乃自由詩2*14-11-8
ただただ- 中原純乃自由詩4*14-11-6
トラウマ- nonya自由詩16*14-11-1
鬼ごっこ- 殿上 童自由詩16*14-10-26
プリーズフリー(ズ)- 佐和自由詩614-10-25
老いた町- ドクダミ ...自由詩314-10-24
ひきだしにテラリウム/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*14-10-24
たまきはる- かんな自由詩9*14-10-23
酔うて足を探す幽霊- 北大路京 ...自由詩514-10-23
紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ- 北大路京 ...自由詩314-10-22
ハロウインの仮装して残業つづけている- 北大路京 ...自由詩314-10-21
灯り- 葉leaf自由詩314-10-19
閉めきった窓が死んでいた- 北大路京 ...自由詩614-10-18
小景- 梅昆布茶自由詩1414-10-18
言われてみたい- 花形新次自由詩114-10-18
夕方の郷愁- 吉岡ペペ ...自由詩214-10-18
朝の15分間- こいち自由詩214-10-18
青の眠り- 山人自由詩5*14-10-17
born- 倉持 ひ ...自由詩214-10-17
推敲日和- ヨルノテ ...自由詩214-10-17
ロゴス- アラガイ ...自由詩8*14-10-17

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