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たずねてもいないのに
自分のことや 他人のこと
ババババーッと しゃべりまくる人
そんな人が 機関銃の弾切れみたいに
一瞬 静かになったとき
その口元から もれる煙を
ぼーっと見るのが、好 ....
「生きて 在る」 ということを想えば
やはり不完全だ 
「生きて 在る」 ただそれだけでは 
感じ 考え こうして思念で交信する以外
何もできることはない
私たちはどんな姿をしているのか
 ....
いつものように電車に乗った私は
日差しを見ていた
未来の約束されていない
この街が過ぎていくということを
あなたを焼く炎は
煙さえ立てることなく
空に消えて

後には
黒枠の中で
ほほえむあなただけが
残っている
  
空に
光りの砂 
さざめき

大地に広がる
夏草の波
 ....
 すっかり改装された応接間に白い光が差し込む時、
 僕は思い出の中で横浜の匂いを嗅ぐ。
 まだ何も知らなかったあの頃の幸福は
 クラリネットの甘い音色が包み込んでいる。

 庭に抜ける大 ....
手をとりあって
いちばん深い風の吹く場所へ行こう

其処には音楽のような樹と
祈りのような泉がある

手をとりあったまま
いちばん深い風に浄らかに吹かれて
たたずんでいればいい

 ....
大きなくぼみ 大きな水たまり
いつもはみな素通りするくせに
雨が降って 水たまりになれば
嫌そうに避けてゆく

たくさんの雨粒が
わたしのくぼみに入って
今にも押しつぶしそうな
灰色の ....
傘をさす手を奪われるほど
僕は何かを持ちすぎてはいない

縦書きの雨
カーテンの雨
通話中を知らせる音の雨
改行の雨
鉄柵の雨
液晶に、雨

こんなにも雨にまみれた世界 ....
入院しようが今日もいい日だ

雨の日と木曜日

檻のなかだろうが今日もいい日だ


人差し指と親指をそっとあわせる

親指をうえにむける

意識できるかぎりの力をぬく

それ ....
河原に掛かった赤い橋の上から
親子がパンを投げる
それに無数の鯉が群がる
複数の紺色の鯉
そこに黄色や赤、
そして、白地に赤の斑点
特別な物には目が惹かれるもの
パンは数少ない鯉の近くに ....
小鳥がついばんだ林檎だけ
落ちずに残ったとき
決してこの世は綺麗なものだけで
満たされてはいない
線路の左側を歩いていくと
虹に辿り着くと幼い頃叔父が言った
母について記すとき ....
空をゆく鳥が止まっているのじゃないかって
思う時
あるよね

そんな言葉で恋が始まることもある
わたしたちが本当に見ていたのは
鳥でも
雲でも
小刀のような銀の波濤でも
ウインドサー ....
梅雨雲のような光が降っていた

無菌室で少年が手を振っていた

映画監督が映画で役を演じていた

刑事がこどもに名前を聞いていた

PLUTOのゲジヒトは船越英一郎だ


神が行 ....
世界中の海から集められた
追いきれない広さと迫りきれない深さ
あるいは群れをなす魚の一匹が発した
どこまでも届く一瞬の輝き
そういうものが
個人のはるか遠くまで開け放たれた
借 ....
人類みな兄弟
だから結婚できないの
マーブルチョコ2粒小保方さんの夢レシピ  
 
知り合いに似た形の雲が
空に浮かんでいて
その人の名前は
とうに忘れてしまった

ミシン目で切り取られた海が
安売りされている商店街を抜けると
賑やかな駅前に出る

駅前 ....
バレンタインにもらった砂利みたいな
チョコレートうれしくってポケットに
突っ込んだ手で握りしめてもぜんぜん
溶けなくってへんだな一粒口に入れて
みたらこれっぽちも甘くないってやつ
ぼくの片思 ....
ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く  
 
暗がりの街に、雪がちらついていた。
 
凍りつく大気、その向こうに雲
 
際は銀色に縁どられて
 
放射される天使の梯子
 
電線が揺れて、僕らはマリオネット
 ....
いい詩を書く為に
たくさんのことにとらわれながら
ただ書いていた

人の言葉に人の考えや
思いにとらわれながら
ひたすら詩を書いたけど
自分の詩なのに
人のことばかりで
自分がどこに ....
私たち親子の手を見比べると

娘の手は白くて 細くて
張りがあって美しい
私の手は皮膚が薄くなって
血管が浮いて見える

やはり手には年齢がでるね

真面目なだけが取り柄で
洒落っ ....
 
砂漠の真ん中で
洗濯機が回っている
インド綿のシャツを着た官吏が
時々中を覗きにやって来る
 
飛行機が上空を通過する
やり場のないコウモリ傘や
目新しい嘘を乗せて
 
真夏日 ....
踏まれた影は
足裏を剥がれ
午後の陽なたに取り残された

じりじり
地面に焼きついて

暗室に水を滴らせ
白く感光する
幼年の記憶

影を踏んだ子は
逃げていく

どこまで ....
神宮前の小橋で懐かしのフォークソング唄う人

懐かしの? 

わたしは懐かしのを知らない

知らない懐かしを知ったふりして心縮めていたの



右肩横をかすめて通りすぎた黒服男はも ....
今日を捨てる人に
終わらない明日をあげよう
振り返りもせずに愛は逝く
小さな誤解を積み重ねて塔のうえに登る
そこから遠望する世界を胸に抱いて
おびただしいビジョンを想い描いて

立ち止まりもせずに愛は逝く
高邁な殻を脱ぎ捨てて脱皮す ....
雨の夜の物語は 濡れた
石灯籠に絡みつく 蛇の赤い舌先に
想いは 蛍火にほの暗く 闇に
浮かび上がる 老いた眼は 涙に濡れている


森が深さを増し 光を拒み始める
明るい陽光に踊る ....
わたしはよくつまづいてしまうから
玄関にある靴は
どれもこれもつま先がはげていたりする
つま先のはげた靴
可愛い靴なのに残念

そのくせして
きっちゃんを待っている時は
つま先 ....
いっとき
誰かをおもい
泣いたとしても
朝が来れば
人は顔を洗い
食事をし
読みかけの本の頁を開く
晴れていれば
陽を浴びに出かけ
つばめが巣立てば
ほほえむでしょう
四葉のクロ ....
宣井龍人さんの自由詩おすすめリスト(2474)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
行間- もり自由詩5*15-6-21
『望めても選べない』__卵から始まるはな詩③- ただのみ ...自由詩18*15-6-20
朝の山の手線- 番田 自由詩215-6-20
夏草- イナエ自由詩21*15-6-20
横浜- ヒヤシン ...自由詩6*15-6-20
恢_復- 塔野夏子自由詩6*15-6-19
水たまりとプリズム- じまさん自由詩315-6-19
液晶に、雨- Rin K自由詩18*15-6-18
雨の日と木曜日- 吉岡ペペ ...自由詩615-6-18
ある鯉の幸福- opus自由詩2+15-6-18
線路の左側- かんな自由詩16*15-6-18
由比ガ浜叙景- そらの珊 ...自由詩1915-6-18
無菌室- 吉岡ペペ ...自由詩415-6-18
絶望- 葉leaf自由詩415-6-17
できない- リィ自由詩4*15-6-17
マーブルチョコ2粒小保方さんの夢レシピ- 北大路京 ...自由詩315-6-16
駅前- たもつ自由詩615-6-14
石ころを、たべる/即興ゴルコンダ(仮)投稿.45- こうだた ...自由詩6*15-6-12
ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く- 北大路京 ...自由詩815-6-11
「世界に満ち溢れるもの」- 元親 ミ ...自由詩515-6-11
逃げよう- リィ自由詩2*15-6-9
【_娘の手_私の手_】- 泡沫恋歌自由詩19*15-6-9
真夏日- たもつ自由詩1415-6-8
影踏み鬼- Lucy自由詩14*15-6-8
木漏れて- 芦沢 恵自由詩16*15-6-7
終わらない- リィ自由詩3*15-6-7
振り返りもせずに- 梅昆布茶自由詩1215-6-5
6月の雨- 藤原絵理 ...自由詩715-6-3
新しい靴- 瑞海自由詩5*15-6-3
天を見つめるということ- そらの珊 ...自由詩23*15-6-3

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