すべてのおすすめ
今は説明できない世界で
存在しているけど知らない世界で
私たちはいつも同時に春が
きた事に気付き、夏が終わる日
に一粒涙を流す

今は説明できない世界で
存在しているけど知らない世界で
 ....
にしこりこりこり
もうこりごり
なんて言わずに
次はマスターズで
タイガー東幹久ウッズを
打ち負かして欲しい
あたしも負けずに
成人病のグランドスラムを
目指します

ちなみに
 ....
苦い血が鉄扇の錆 虚空に向けて指さす人
その指先は何を示す
道標
明日の空
去っていった人の背中

夏の香りを衣装箱にしまい込み
スマホの写真を整理
一つ 一つ
削除しながら
思い出にサヨナラを告げ ....
ベランダに出た

思えば何度
満月を一緒にみたのか

変わったのは私

それにしても
遠すぎる
虚ろな純情をたてて十六夜の海 僕たちはすれ違う小彗星のように
尾をひきながら歌って生きてゆくのだ

そのときに交感した想いだけが
やさしいえねるぎーとなってさらに
宇宙の深奥へと誘われる生命なのだから

まだ魚だった ....
食べられる前に食べてしまえ
僕の父アラビアータシニアは
そう言い残し食べられました。

アラビアータとは何者なのか
アラビアータの矜持とは何か
そんなことに父は思案を重ね
冒頭の考えがま ....
空き瓶がある

それは

何かを閉じ込めていたもの

何かを守っていたもの

何かを保っていたもの

もうなくなってしまった

色や匂いをわずかに残す

それは瓶の記憶
     さくら
ガラスの向こう そのむこう 窓ガラスのむこうに
水銀灯に照らされ さくらの花が満開でした
風が吹いたのか
さらさら さらさらと 寂しく花びらが舞っています

レモンの匂う ....
夜をまとい ひとつ
また ひとつ
陽を仰いでは
あなたの声を 響かせる

厳かに切り離されていく 大きなかげろう
ゆらりと揺れては 温もりを浮かべて

 覚えていますか
 先の夏には ....
・2/4 12:27
つかみかけの砂糖をばらまいて、歌う鳥たちに捧ぐ、辺りに散らばった雪化粧、ならぬ砂糖化粧と呼ぶべきものが、起こる、クリステヴァ、読んだことはないけど、きっと君は知っているはずだ、 ....
鉱物ならダイヤモンド
水なら軟水
そんな硬度10の私の憂鬱

憂鬱なんてどよんとしてもったりしてのしかかってくるものだと思ってたのに硬さを計る基準があるだなんて知らなかった(でしょ?)
よく ....
詩を待つように 私を待つ
たとえばバス停
駆け込み乗車して
時間に運ばれていく人と
置き去りにされる私
発車したバスがベンチから遠ざかるスピードで
私たちの溝はできてゆく

同じ街まで ....
水絵具で描いた 月の光
宵待草の恋は セピアの思い出に
茶色い時代の かざぐるまが回った
夜店の裸電球に くっきりと影を作って


夏が去っていく 風と花を連れて
公園の片隅に ぶら ....
遠くてどうしようもないところにある
でも大切な里にゆきたいとお金を貯めていた
わたしは消えてしまうのだけど

   #

女の子がそれを知る前
暖かな手のひらが彼女にスプーンを手渡して
 ....
冬の間近に聴こえた去勢の声が
立ち止まらない足跡に踏み締められてしまって
還らない記憶となる

季節は幾度も挨拶してくれるが
それ以上語り合うことはないので
私の名前を一向に憶えてはく ....
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
参道の脇に佇む小さな社
祓戸(はらえど)神社。
〈もろもろの罪穢(つみけがれ)を祓い清めて下さる神様です〉
そんなことを言う
立て札。

小さかったぼくは
小さかった金魚が
小さく死ん ....
正しい言葉があふれている

論議を差し挟んだりしてはいけません
みんな、違うのだから
人はそれぞれなのだから
「それって少しヘンじゃないかな」
なんて、絶対に、言ってはならないのです
 ....
春は唐突に、桜のことを思い出させる。
夏は積乱雲を、
秋は紅葉を、
冬には静電気を、

思い出さない。

それらのことを、別の季節には。
桜の並木道を抜け、
日差しを雲がさえぎり、
 ....
網膜を行き過ぎる詩語硬直の行列
心は、始めから無い表情を隠し
意味は美を名目に犬となって瞑目する
      ――沈黙するロバの耳


灰色にずっと燃えている虫はかすかに
茜色の玉を胸に ....
  夜の芝生で
  いるかは一度だけ跳ねた
  手に拾えそうなほどの光が今日、
  とおくの月やら星やら町やら、そんなものから
  迷いこんできていたから、けれども
  そのなかを泳 ....
俺と君とがSgt. Pepper's Lonely Hearts Club Bandのジャットの中 黒い視線がデッサンを始める

 その前に

匂やか印象だけを舌先に灯し

  駆け引き

{ルビ張子=はりこ}のロマンス欲情田舎芝居

   止まずに

降り続く冷たい天使の死 ....
この世のことなんて

分かってないことばかりだという

地平の月がおおきく見える理由とか

麻酔がなぜ効くのだとか

飛行機がなぜ飛ぶのだとか

俺たちがなぜ生きているのだとか
 ....
払暁(ふつぎょう)の鐘が鳴る
波紋のように広がって
目覚めよと言う
秋虫の声に蝉の声
空を劈(つんざ)く鷺(さぎ)の一声
ゴミを集めた汚車(おしゃ)の呻き

朝やけが町を埋める
遠く東 ....
あるいは、私は人里から山を一つ越えたところにある渓流の脇を何も考えずに歩いていた。落葉樹が思い思いに枝を伸ばし、太陽は私の上に斑点を作っていた。渓流が川底の段差に応じて流れ落ちる音のほかに .... 別れ話に嘘発見器動いてくれない 可愛さには、法則があるんだって
わかっていても

かわいいな
宣井龍人さんの自由詩おすすめリスト(2491)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今は説明できない世界で_存在しているけど知らない世界について- そよ風自由詩3+14-9-11
グランドスラム- 花形新次自由詩214-9-11
苦い血が鉄扇の錆- 北大路京 ...自由詩714-9-11
【_指さす人_】- 泡沫恋歌自由詩24*14-9-10
あなたも月も- 中原純乃自由詩5*14-9-10
虚ろな純情をたてて十六夜の海- 北大路京 ...自由詩614-9-9
彗星のうた- 梅昆布茶自由詩2114-9-9
アラビアータJr.は抵抗しない- ブルース ...自由詩6*14-9-9
空き瓶- あつ自由詩214-9-9
さくら- 島中 充自由詩614-9-9
かげろう- 自由詩5*14-9-9
- kaz.自由詩4*14-9-9
硬度10の憂鬱/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*14-9-9
私を待つ- 為平 澪自由詩15*14-9-9
ゆく夏に- 藤原絵理 ...自由詩11*14-9-8
女の子の銀河鉄道- もっぷ自由詩714-9-8
- 乱太郎自由詩15*14-9-8
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
祈り初め(いのりぞめ)- michi自由詩314-9-8
「正しくないこと」の行方- うめバア自由詩414-9-8
巡りはしないけど、そのような季節が- rabbitfighte ...自由詩314-9-8
_詩骸のソネット- ハァモニ ...自由詩4*14-9-7
夜の芝生- 草野春心自由詩714-9-7
俺と君とがSgt._Pepper's_Lonely_Hear ...- 北大路京 ...自由詩214-9-7
たばこを吹かす女- ただのみ ...自由詩19*14-9-7
懐かしい場所- 吉岡ペペ ...自由詩414-9-6
椿象(かめむし)の朝- michi自由詩7*14-9-6
- 葉leaf自由詩614-9-6
別れ話に嘘発見器動いてくれない- 北大路京 ...自由詩514-9-5
かわいいな- 中原純乃自由詩4*14-9-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83