破壊の季節
左屋百色

風景を壊しながら
ゆっくり歩いていたら
感傷が45度に傾いた、

存在が比喩のような君が
新しい名詞を
街にばらまくから
リリカルに死んだ思い出が
一瞬で
胸の中にひろがる、

誰もいない公園で
冬が詩を書いているのを見たよ。


自由詩 破壊の季節 Copyright 左屋百色 2014-11-17 21:13:18
notebook Home 戻る