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肘が腫れた
誰かに肘鉄砲を
食らわしたわけでもないのだが
発熱したのでさすがに怖くなって
病院へ行った

かなり炎症してますね

頬杖をつくのが癖なので
おそらく妄想を巡らせてい ....
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした

今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が ....
かんかん光る
かんかん踏切
かんかん降りる遮断機の
かんかん赤い光の点滅

その先線路を
飛んで行く
暗闇の中
急行電車が
飛んでゆく。

かんかん手を振る二歳の息子
電車を見 ....
熱を帯びた扁桃を
通過する
酸味をふくんだえきたいは
ほどよく冷えて
生きていることが
すみずみまで広がっていく
――体温計の中の赤いめもりが行ったり来たり
ひとふさ
ひとふさに
大 ....
いまさら振り向かれるかのような真似は辞めて貰えませんか
いかにも懐かしむかのような言葉を吐かないで貰えませんか
その気もないのに闘うかのような振りをしないで貰えませんか

あなたたちの背中しか ....
どこであろうと
浜は潮臭く沼は生臭いのだと知った。
ならば。よろしい。



塩水湖をぐるりとめぐるいかにも寂しい鉄道の
無人駅のそばに男は暮らした。

男はいつも自室でひとり酒を呑 ....
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。  

「○○さんが沖縄から来て
 この近所で詩の展示をやってるよ」

   * ....
頭のなかで
追ってる思考は
完璧なのに
口をつくのは
空しい言葉

頭のなかで
打ってるリズムは
正確なのに
手足の動きは
躓きがち



世界のなかで
生きてる ....
時はいつも人を吹きすぎてゆく
ちいさな想いや願いを散り散りにして

もうあの時のうたは
二度とはうたえない
いちまいの絵のように
すでに過去のギャラリーに
展示されているのだから

 ....
  「無理です。」

こんな言葉を最近よく聞く
そういうとき僕はいつも同じことを言う

「本当? やってみないと分からないんじゃない?」
「失敗してもいいじゃない。」

皆、真面目に一 ....
過去に生きて彼女が歳をとらない なぜこんな時に扉を叩くの
花瓶に花の活けていない
美味しいお茶のあてすらもない
ましてや椅子は一人分

花なら持ってまいりました
お茶の用意もしてきましたよ
あなたの部屋の電気ポット
 ....
「軽くふれて下さい」という場所に
そっと手をあてると、自ずとドアは開いた。  

人の心も、軽くふれてみようと思う。  
             140116
なんというのでしょうか
外は快晴
北国の方には嫉まれるような青空
それなのに
寒いだの風が冷たいだの
喉が痛むのだと言いたい放題
マスクが飛ぶよう ....
言葉のナイフで樽から飛び出す 夕闇がやってくる気配
それは決まって
南向きの玄関の隅から生まれた
冷えていく板張りに寝転がって
図書室で借りてきた本を読んでいると
ふいに呼ばれる
声、
のようなものに

夜が
 ....
白銀の光

冷たい熱を帯び

私と月の間には
透明な冬だけがある
はるかに遠いくせに
あっけなく近くなる
こんな風に
てのひらにのってみせるのは
何故?
まるで
弓矢を射れば ....
サラリーマンのコスプレして会社に行っている 今日も正月
ぜんざいに餅をいれる

あずきをみている顔で
家族をみる

決まった日に
決まったものを食べて
定位置に
なにもかも座る

あたしの
おなかん中も
かわりなく腹黒 ....
10年前の僕よ、なんだか憂鬱そうに涙を
浮かべ、夕暮れのベンチに俯いて、一体ど
うしたんだい?君の目に、透明な僕の姿は
映らないだろうけど、心配だから様子を見
に来たんだ。やがて君の涙は(時の ....
ぴぃんと糸張る弓張月
北のお空は冴冴と
まるで はなうた
うたうよう

子猫は風邪をひいている
そんな厳粛なものではなかった
壮麗な教会のどこか枯れた香りではなく
天に召されようとする生身の横たわる部屋は
真冬でも蠅が飛び交いそうな腐臭に満ちていた

‘なにかがおかしい’と疑いながら
 ....
色褪せてしまうまで
崩れ落ちるまで
見届けたかった
遠くなる影を見送り
不在を確かめたなら
踵を返し
歩きだすはずだったのに
あとからついていったのだ
見失う一歩手前の距離を保ち
二 ....
誰もいない海に雨が降る 世界中の塩辛い料理を
食べ歩いた結果
上が185
下が110
になってしまった
イケメン料理家コウケツアツは
今では大好きな塩ジャケも
甘塩しか食べられないので
ひと切れにつき
ご飯 ....
仕事帰りにスーパーで きんぴらごぼうを買った
私はこのきんぴらごぼうを作ってくれた人を知らない
きんぴらごぼうを作ってくれた人も私を知らない
でも
きんぴらごぼうは美味しい

きんぴらごぼ ....
クフフッ
ボクは男の子

ママは云ったんだ
大人になったら男の子はパパに似るはずだから良かったねって

 惚れんなよ ママ

クフフッ
ボクは男の子

でもボクはママのDNAを好 ....
先日
とある公共TVの討論番組を見ていました
テーマは若者、若者世代とオトナ世代の一騎打ち
スタジオに集まってあーだこーだと、進展のない議論

それはいいんだけど

びっくりしたのは学 ....
歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ....
ほんとうのこと
それは大抵が言ってはいけない

どんなに親しくなっても
むしろ親しいからこそ言えない

私が真っ黒なこころの持ち主で
ほんとうのことはいつだって真っ黒だから

もしだ ....
イナエさんの自由詩おすすめリスト(3365)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
診察- nonya自由詩22*14-1-23
- そらの珊 ...自由詩1814-1-23
踏切- ……とあ ...自由詩22*14-1-22
かんきつ- そらの珊 ...自由詩21*14-1-22
刺し違える覚悟はありますか- HAL自由詩6*14-1-21
さかな。- 佐々宝砂自由詩7*14-1-21
ギャラリーフラスコにてー詩友との再会ー__- 服部 剛自由詩414-1-20
頭の世界- シホ.N自由詩414-1-20
風のギャラリー- 梅昆布茶自由詩1814-1-19
失敗してもいいじゃない- ichirou自由詩8*14-1-18
過去に生きて彼女が歳をとらない- 北大路京 ...自由詩514-1-18
それは水曜のこと- もっぷ自由詩514-1-17
自動ドア- 服部 剛自由詩14*14-1-16
なにか- あおば自由詩15*14-1-16
言葉のナイフで樽から飛び出す- 北大路京 ...自由詩314-1-16
夕闇- そらの珊 ...自由詩2514-1-16
さえざえと- そらの珊 ...自由詩1614-1-15
サラリーマンのコスプレして会社に行っている- 北大路京 ...自由詩1914-1-15
めでたいおなか- 朧月自由詩214-1-15
声援ーあの頃の僕にー__- 服部 剛自由詩5*14-1-14
凍月夜- 佐東自由詩214-1-14
イルシスカー_−BWV535- 藤原絵理 ...自由詩5*14-1-14
複眼- Lucy自由詩16*14-1-14
誰もいない海に雨が降る- 北大路京 ...自由詩1014-1-14
イケメン料理家コウケツアツ- 花形新次自由詩114-1-13
もしかすると_生きていることは孤独じゃないかもしれない- ichirou自由詩19+*14-1-13
ボクは男の子- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-1-13
あなたたちが作ったシステム- umineko自由詩26*14-1-13
ヴォカリーズ- ichirou自由詩6*14-1-12
黒い心- 朧月自由詩314-1-12

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