すべてのおすすめ
夕焼けに向ける背中にいつも話しかける
あなたの白く暗い眼のなかに
今は何が映っているのか

細く響くラジオと
揺らすグラスの氷の音に
あなたはいつも
何を思うのか

わ ....
書き散らかした
言葉のきれはしを集めて
布団にしていたけれど
とうとう
足の踏み場もないほどになってしまったので
優しく重ねて
クリップで留めておく

クリップが
あなたの詩集だよ、 ....
茶色の液体を溜めている 冬の間
白く染まるわけでもなく 雪が積る

 この冬はコタツは出さない
 丸くなるのは 代わりのマイクロファイバーのチビモーフ
 君サイズ

本物の毛皮身につけて ....
軍手の布地が手の水分を奪う

支給品は きゅと引けば地肌が見える粗悪品

レースの手袋じゃあ無いんだから

指紋の汚れを爪で掻き出そうとしても これは染み付いた汚れだ


あかぎれの ....
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは関係ありません


佐藤:私の名前は佐藤亜美。この物語の主人公。
   北大路学園に通う17歳の高校3年生。
   これはある日の教室 ....
海まで歩いて五分
日当り良好の 
離れの寝室の
大きな窓辺から
隣の国が見えてくる

そんな気がして
今日は霞がないから
風来坊になって
紙切れのように
軽く飛ばされてみた

 ....
ロマンティックが好きである
もう恋をする年ではないけれど
恋をした思い出なら
心のポケットにいっぱい詰まっている

怒りでベッドに
携帯投げつけたことも
男の背中をグーで
思いっきり殴 ....
  .
「どうだった?」
「なんとも…ひとことでは」
「入るまえに思っていたのと比べて?」
「こんなに誤解や行き違いが多いとは思わなかった」
  .
漆黒の{ルビ水面=みなも}をすべる細い ....
‐‐‐‐ 悪いゆめより その魚は生まれた 


風は
葦原のなか
{ルビ老女=おうな}が こっくり
こっくり
囲炉裏に ゆれている


それは、川瀬の流れに ながされ ながされ
 ....
故郷にモザイクがかかる 何のことはない

君自身が落し物なのだ



たとえば君が左のエレベーターに乗る時

右のエレベーターから降りてくる

すれ違ってばかりの斜に構えた運命が

今日も君を捜してい ....
  .
{ルビ二十日=はつか}に年賀状を書き終った。こんなことは初めてだ
なにをかくそう、きみが宛名書きをぜんぶやってくれたからね
ポストに入れにゆくと丸くて赤いポストはなくてみな四角だった
 ....
会社の発送所に荷物がいっぱいでフォークリフトも空いてないし
積むのを諦めて明日にまわす

帰りにブックオフによって金魚屋古書店のコミックを買った
105円のコーナーだからきわめて安上がりなクリ ....
わたしにある
他者の相

他者は正月にもちを食い
他者はゆっくり風呂に入る
他者は身繕い
他者は出かけ
他者は恭しい
他者は賀し
他者は帰り
他者は脱ぐ

他者を脱ぐ

ひ ....
I wish my wish  I wish my wish
宗教や人種の違いで 人々が争い血を流さないように

I wish my wish  I wish my wish
幼い子供たちが ....
 
紅白歌合戦に誰がでるのかとテレビは繰り返し

コタツに老婆がひとり

印刷された年賀状に「今年も健康でありますように」と、娘に書き添えた



 
交差点の一角が更地になっていて
かつてそこに何があったのか
ひたすら思い出せなかった

いつの間にか始まっていた工事は
何を壊したのか ーがが
がー を持ち去ったのか
ひとつもわからない ....
あなたは
今どこにいるの
誰といるの
何をしているの
どうしてるの

気になってしょうがないんです
こんな感情間違ってるってわかってるつもりなのに
こんな自分もこんな世の中も嫌いです
 ....
パンティいらんかえ
脱ぎたて
ホッカホカの
パンティはいらんかえ

さっ、寒い
もううちに帰りたい

あかん、弱音吐いたら
このパンティが売れへんと
病気のおかあはんに
薬買えへ ....
君はピザ屋のサンタクロース
君がたくさんの人を
子供を
笑顔にできると思うんだ

冷たい風の中
注文チェック
そっと応援したくなる

君の後ろに見える
あたたかな景色は
私の理想 ....
僕には忘れなれない…
クリスマスがある。

君と出会った頃…
僕にはお金がなく…
君には何も…
買ってあげられなかった。

それでも…
クリスマスくらい…
何かプレゼントしたいと思 ....
先走る脳内時間

 過去は
 願望と忘却
 変容する記憶

 未来は
 膨張する
 観念のお化け


ほとばしる脳内血流

 熱い血潮で
 凍える心を
 ときとか ....
炎帝飼いならして夏を早送り 重たい青に喰われている 積もった雪が奏でる
静寂の夜の世界

凍えた闇を彩る幾億の星に
惹かれ、誘われ

輝く鼓動
真冬の空に駆け抜ける


吐く息は今

月の明かりに反射して
銀色に煌めいて

 ....
いま
言われたいことが
転がっていない夜
灯りは決まって
白色の町
自転車で抜けて
風も無い
向かいっ風も
追い風も
泣いていい理由ばっかが
ダイヤモンドの原石かのように
水を掬いましょう
ただひとつの命も救えないのなら
水を掬いましょう
掬って
飲みましょう
ただひとつの命も救えないのなら
せめて
この命だけは救いましょう
なにくそと
 ....
きっとこれが最後
いつもそう思っていた
なにかさやかなことがあると
神さまから戴いているこの世での運を
いまこそ使い果たしているんだ


見あげるとどうやら降りそう
雪? だといいけ ....
いつもとっても自分を限定しないんで欲しいんだ
つかの間の優しさだって信じて欲しいんだ

不毛を嘆くまえにかんがえて欲しいんだ
あなた自身が井戸だってこと

ぼくはいつもあなたに勇気付けられ ....
どうしても言い出せずに
降り積もってしまった言葉の灰を
掻き出す術もないまま
人気も疎らな遊歩道をそぞろ歩く

いつまでも辿り着けずに
色を失くした街を漂う吐息の白を
飲み込む術もな ....
空丸ゆらぎさんの自由詩おすすめリスト(1468)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『母へ』- あおい満 ...自由詩812-12-29
クリップ- そらの珊 ...自由詩18*12-12-29
それでも清潔なのだ_冬- 朝焼彩茜 ...自由詩612-12-28
あかぎれ- ぎへいじ自由詩18*12-12-28
女子高- 北大路京 ...自由詩11*12-12-27
海まで歩いて五分- subaru★自由詩21*12-12-27
【_恋に遊ばれて_】- 泡沫恋歌自由詩16*12-12-27
カロン- Giton自由詩4*12-12-27
耳のない魚- 月乃助自由詩1412-12-26
故郷にモザイクがかかる- 北大路京 ...自由詩6*12-12-26
気休めという天使に足を踏まれた聖夜- ただのみ ...自由詩19*12-12-26
年賀状- Giton自由詩2*12-12-26
金魚屋古書店のクリスマス- 梅昆布茶自由詩26*12-12-25
他者の相_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩20*12-12-25
【_I_wish_my_wish_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-12-25
コタツ- 殿上 童自由詩25*12-12-24
リコリアス- Seia自由詩312-12-24
考えたくない- いちげ自由詩112-12-24
パンティ売りの処女- 花形新次自由詩212-12-24
君はピザ屋のサンタクロース- 朧月自由詩312-12-24
理想と現実- 清風三日 ...自由詩612-12-24
脳内世界- シホ.N自由詩312-12-24
炎帝飼いならして夏を早送り- 北大路京 ...自由詩312-12-24
重たい青に喰われている- 北大路京 ...自由詩412-12-24
聖夜- キダタカ ...自由詩9*12-12-24
風の無い町- もっぷ自由詩812-12-24
すくう- 小原あき自由詩17*12-12-23
マッチ棒- もっぷ自由詩512-12-23
- 梅昆布茶自由詩1112-12-23
雪になればいいのに- nonya自由詩28*12-12-22

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