すべてのおすすめ
そんなことしてどうするんですか と言うので

しないでどうするんですか

ほかになにしろっていうんですか そう言ってやった

意味のないことを

意味ありげに言うな ばかたれ
死体の処理に困ったので
引きずりながら運んで
隣の松平さんの家の玄関前に
置いて来たんです
当然、翌朝、新聞配達の苦学生に
発見されて
警察に通報されて
大騒ぎになったんです
松平さん ....
いま項垂れているきみ
少しだけ顔をあげてみないか

いま立ちすくむきみ
少しだけ踏みだしてみないか

世の中は確かに酷い
世の中はとても苦い

でもね
ぼくもきみと同じだった
だ ....
しわ寄せは民に向かう
大誤算は最下層が被る
根本的な歪みが
少しでも露わになればあまりにも脆い
「文明」とはもはや呼べぬ文明


責任はなすりつけ合いの道具
いつからかそれが当たり ....
約束された
明日は無い
とはいえ今を
月の光る静けさだ。

わかっています、と幾度
こたえたであろうか
あの時
空から照らす透けた光にうつむいてさ
遠く遠い声であ ....
浴室で
血は
思うより
少しだけ赤い

一枚ずつ意識を剥いでゆくと
なつかしさの手前で
熊たちが手をふっている

わたしは
もう
あなたがしてくれたようには
わたしを愛せな ....
グラスのふち いちばん
ぎりぎりのところに
つかまって
あなたが落ちれば
わたしも落ちる
わたしが落ちれば
あなたも

でもべつべつの
ところに

こぼれおちたさきで
明日 ....
キミがあんまり

機嫌が良さそうだったから

どうしたんだろうって思って

聞いてみたんだ。

「ねぇねぇ、何かいいことあったの?」





「いいこと?」 ....
色あせたオレンジ色の水銀灯が

列に並んで指示してる

明日へと向かう道を

雨の中、

雨の中、

雨の中、

降りしきる漆黒の暗闇に

アクセルは緩めない ....
アリアドネは悟った

彼はもうこの迷宮から
二度と帰ってこない



「きっと、君のところに戻ってくるよ」


そう言った貴方の瞳の
絶望の色

私は気付きまし ....
 も吉と歩く


何もない冬の午後
も吉と歩く
はたちの頃 一年ほど日記をつけた
何も残せず ただ消えてゆく日々が
とてもこわかった
時間はたっぷりあったのに

いつもの散歩道
 ....
月曜日が休みになった
連休などありえない流通業で日曜の休日も
夕方は次の日の積み込みに時間を割かれる

小学校と中学校の転入手続きが残っているのだが
嫁さんとの勤務シフトがあわない

ま ....
時間を掴み取って宝箱に仕舞っておけるのなら
僕は、初めて君と会ったあの古ぼけた体育館の片隅で
君に卓球をやろうと声を掛け、ガムをあげた
あの時間をそのまま宝箱に入れよう。
あの時の気分あの時の ....
閑散とした海辺のペンションのように

広々と逸脱した時が迎えてくれるのなら

片手間に解いてみるのも良い

この絡まった七色の意図を


だが

雨の指で打たれ続けることばは嘘
 ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
吐く息が白くなった
あ と思う とたん 消えていく
僕のこの
行き場を持たないうごめきも
こんなもんなんだな

白々と夜が明ける
その前に街灯が消える
もう少しだけ
その願いが折られ ....
 
オラオラオラァ!

モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ

ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ




 
深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた

僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった

いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ....
(ほんとう)を見なければ 
この口から{ルビ血反吐=ちへど}ははき出され 
この体は透きとおった屍になるだろう 

(ほんとう)が靄の向こうに 
段々と姿を現す時 
この足は自ずと前へ、踏 ....
スッときて、パッとひろげて
ネチョっとして、ズボっとさして
ズボズボっとさして
ズボズボズボっとさして
ドピュっとでて
ササっとふいて
フーッとひといきついて
シラーっとされる
∞夢
(誰も助けてはくれない真実がある
古代文字 )― 首のない
遺骸 / 200円
コンビニ
/助かった少女
? (絆
僕が救われたのは誰かを助けるために
/導かれた ....
静かな場所で純化された記憶を

再生すれば大きくなる重い塊

忘却するために

身を委ねそうになるタクト

終わることのない伝言ゲーム

とりあえずの否定形がぞんざいに連鎖し

 ....
冬の玄関にはわたしにいちばん近い花を置くたとえば蒲公英

辿り着いた岬に根をおろして君は海をみていたね昨日も今日も

陽だまりを送ってくださいとあなたが言う十一月の蒲公英を送る

今年最後 ....
霙と嵐と雷鳴で
十一月の夜が揺さぶっている
手のうちなんざ知れたもので
瞳は渇いたまま空を切る

初雪が覆った小さな棺
添い寝をしたくてもできなかった
小さな棺がゆらゆらと
時の浪間を ....
人生はだまっていてもギャンブルだ
伏せて配られたカードは平等なんかではない
そこからスタート
幸せな人生がどんなものか本当はわからないまま
何かを捨てて
何かを拾って
ペアだとかハウス ....
脳に転移していますね


ある日
余韻の残らない口調で担当医は言った

丁寧に覚悟を積み上げてきたはずなのに
質問をする私の声は上ずっていた
ひとつひとつ言葉を置くように説明する
 ....
あまがみのはずが致命傷  
あたいの前には、立ち入り禁止

あんたの前には、Uターン禁止

標識、ちゃんと見てよね!



 
ラジオで誰かが言っていた
「小さなことからコツコツと」を
「小さな琴から骨骨と」なんて変換していた翌日
ご近所でお骨発見のニュース

家族すら知らないうちに家の中で骨になるのなら
たぶん友 ....
夕方は落ち込んでいたけど
救いの電話が来た。
皆に嫌われているのかな?と言ったら。
たまたま都合が悪かっただけさ。と言ってくれた。

今夜はご機嫌
明日はポッキーの日
そして介護の日
 ....
空丸ゆらぎさんの自由詩おすすめリスト(1468)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ばかたれ- 三田九郎自由詩412-12-1
ご近所さん- 花形新次自由詩112-12-1
親愛なるものへ- HAL自由詩7*12-12-1
民は広場へ- komasen333自由詩3*12-12-1
月夜- こしごえ自由詩6*12-12-1
熊たち- はるな自由詩412-11-30
ふち- はるな自由詩512-11-30
いいことあった?- 元親 ミ ...自由詩312-11-30
漆黒の闇を走りぬけろ!- 元親 ミ ...自由詩212-11-30
アリアドネ- 多紀自由詩6*12-11-30
北の亡者/Again_2012霜月- たま自由詩33*12-11-29
休日- 梅昆布茶自由詩2012-11-28
時間の感触- ……とあ ...自由詩18*12-11-28
七色の意図- ただのみ ...自由詩17*12-11-26
タイトロープ- 梅昆布茶自由詩1612-11-25
輪郭- 三田九郎自由詩3*12-11-24
オラオラオラァ!- 殿上 童自由詩24*12-11-24
デスペラード- 梅昆布茶自由詩3112-11-23
無題_- 服部 剛自由詩312-11-23
擬音どすえ- 花形新次自由詩112-11-23
偶然に- アラガイ ...自由詩5*12-11-23
拒絶する- 深水遊脚自由詩4*12-11-20
わたしバックします- たま自由詩20*12-11-19
正気の沙汰- ただのみ ...自由詩20*12-11-18
わたしがギャンブルをしない理由- ただのみ ...自由詩20*12-11-17
その日- nonya自由詩28*12-11-16
あまがみのはずが致命傷- 北大路京 ...自由詩812-11-15
標識- 殿上 童自由詩14*12-11-13
小さなことからコツコツと- ただのみ ...自由詩21*12-11-11
今夜はご機嫌- ペポパン ...自由詩10*12-11-10

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