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揺れる穂は黄金でした身の丈を思いつめてた遠い瞳に


みる先にレンゲシロツメ微笑んでひとり上手と夕陽とシチュー


白い靴手放したのは誰ですか問われてのぞむあの日遠くて


まなざし ....
くちゃくちゃになってる夏
暑苦しくてくちゃくちゃ
風当りもくちゃくちゃ

こちら只今風評被害
訴えは縷縷と窓口混乱

わたしは一人しか居ないのですが

誰も聞いてない
事務も混乱あ ....
あなたの心が雨ならば
花柄傘を差せばいい
花柄傘が無いならば
お部屋で写真の花をみる
お部屋に写真が無いならば
お部屋で鏡をみればいい
あなたのお顔が映ったら
お口の両端あげてみて
ほ ....
  #

さびしさが一輪咲いて
ほら風にそよいでいるよ
きのうも、
あしたもあさっても

  ♭

いつかのうたが立ち去りがたく
苦いの我慢してお薬飲んでる

  #

か ....
LEDひとつに
頼るだけの夜の一人は
優しい時間を知っている
あのひとがくれて
のこして経った
時間もまた
優しくて

十二月だ
死をふたつ知っている
十二月だ
あした雪は降らな ....
いま
言われたいことが
転がっていない夜
灯りは決まって
白色の町
自転車で抜けて
風も無い
向かいっ風も
追い風も
泣いていい理由ばっかが
ダイヤモンドの原石かのように
きっとこれが最後
いつもそう思っていた
なにかさやかなことがあると
神さまから戴いているこの世での運を
いまこそ使い果たしているんだ


見あげるとどうやら降りそう
雪? だといいけ ....
浜の足跡
とうに消え
浜のお城も
とうに無い

あの子も
あの子も
帰っていった
帰るべき胸へ帰っていった

母さんのシチューが
湯気立てる
初冬の台所

覗き込む
その ....
はざかいの風が
わたしの季節を
灯し忘れて経ってしまった
とりのこされて

きょうも
おとなりの芝は
あおく
まばゆく

中途半端な雨降りばかり
こんな夜にも
手ばかり冷える
 ....
空をあおいでも
それでも足りない日には
年輪を刻んだ自販機に
たずねればいい
コインの用意はいいかい?
きっと応えてくれるから
躊躇わずに
それ、
買いなよ
いのちが潤うよ
どんな ....
きみが写真のなかで笑う
だけの日日になって
きょうも散歩道には
影法師が一つ
靴音も一人分

でも炊飯器は相変わらず一回に
四合を炊いているよ
楽をしたくって

バックグラウンドノ ....
首都高に陽は沈み
滞りのなく済んだきょう
帰り道にも屈託のなく
靴を脱ぎ捨てようなんて思わずに
橋を渡ることができた

今は部屋にくつろいでいる
五畳のわたしの聖域は
しっかりと夜の帳 ....
風が色を脱いで
凪と転生したのでようやく
息をつける嵐のあとの
藍色の雨のなか

隣に誰の無く
歩く傘を持つ手がそ
っとふるえるのは
これは

弱さじゃないよ
、と聞くものも無く ....
知ってた
みたことある
ここは春
夕日の庭に
すみれが俯いている
きょうの
最後の陽光は
わかっているよ
とうなずいて
わたしの誕生花を
すべらかな
風のてのひらで
撫ぜて
 ....
吐く息が部屋のなかでも白を語る
かじかんだ爪先に靴下を与えるでもなく

窓の外
早すぎた目覚めがかなしく
ひとりを悟る

{ルビ時間=とき}に負けて
遠のいてゆくあなたの微笑みは
ま ....
空丸ゆらぎさんのもっぷさんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おさなごのまなざし_(九首)- もっぷ短歌6*13-9-28
_- もっぷ自由詩413-8-15
なみだの日には- もっぷ自由詩613-7-21
うた- もっぷ自由詩713-6-9
LEDよ- もっぷ自由詩712-12-30
風の無い町- もっぷ自由詩812-12-24
マッチ棒- もっぷ自由詩512-12-23
初冬の台所- もっぷ自由詩712-12-22
暖冬未満- もっぷ自由詩612-12-16
効くよ!- もっぷ自由詩712-12-15
慟哭- もっぷ自由詩512-12-12
サンクチュアリでの夜の、- もっぷ自由詩1012-12-11
夜ひとつ- もっぷ自由詩512-12-10
くれるまえに- もっぷ自由詩312-12-10
- もっぷ自由詩1712-12-5

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