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マルコヴィッチの穴に入ったメルヘェン


おいてきぼりにされた楽譜がみつかった


こんなにもかわってしまったわたしに


地球にとけたピアノは


はりたおしたいからだと云っている。
断崖から波をのぞくと
悪童のおののき
かもめの群れ
シャチにかこまれる氷上のこども


黄色いバスの後部座席で
届かぬ祈り
胸の奥の井戸に映る月
断頭台の彫刻の施されたドアー

 ....
起きるのに
ちからはいらない

仮想と現実のライラック
ひろがりさざなみあう窓辺で
けだるさふくらむカーテンとすこしの
日のひかり

笑い声が怖い
と生まれる七つのせかい
親切が痛 ....
 生まれたばかり――
 あまりにもまぶしかったので
 まぶしい と
 叫んだはずなのだったが

 揺籃期――
 プロレタリア文学だと称する
 ひなびた小説を口に入れるが
 不味くて ....
ぼくは力をかき集めた

あんなことを我慢した

あんな日々を暮らした

あんなつらい思いをして

もう少し様子を見る勇気

そんな勇気をかき集めた

そんな勇気を思い出した
 ....
この愛の速度で落下しながら
華やかに笑うあなたのことを思う
広がりを一瞬で直線に還元して
ピンクノイズの中に埋もれていく

瞬きの一枚向こう側に羽ばたき
心だけで意味を積み上げられたら
 ....
鳩の純白に葬られた19の虚空
。その3つ

 月曜の街の2ペンス
 巻頭「ラ・ネージュの鎖環」
 It's not my pigeon.(わたしの知ったことではない)


鳩の純白を凌 ....
名前なんてない
僕の詩に名前は存在しない
固定概念はいらない
先入観なんて必要ない
自由な詩なんだから
題名に
とらわれる必要なんてない
縛られる必要なんてない
ただ自由に
思うがま ....
思ったよりも
今年、松茸は豊作で
そんなに苦労しなくても
すぐに見つけることができました

君が松茸に
顔を近づけ
スーッと鼻から息を吸い込み
うっとりと目を閉じて
「ああ、いい、に ....
朝のテレビ画面で
十羽ひとからげにされる
「我々一般庶民」
街頭マイクの前の
うわずった自己主張の
オジサン達
丸暗記したような
青年の模範回答
日本の天気のように
安々と扱われる
 ....
やっぱ秋だものね

いつのまにか下腹のあたりに不吉な弛み
食べ過ぎた覚えないんだけど
運動不足ってこともありそうだし

いつのまにか

そう、いつのまにかなんだよね

いつのまにか ....
夜明けまえ 午前五時の街の空は 僕を女にさせる
精液を吸いつくすのだ
その滑らかな静けさに
まるで 見たこともない両性具を着けた生き物として
この世には自分一人しか生きる権利は ....
大学のころ

ニュージーランドにひとり旅をした

レンタカーに寝泊まりし

ほんとテキトーに島を巡った

ときどき安宿にはいりシャワーを浴びた

クジラを見つめているとかいう

 ....
心の琴線 バイバイ
他人の夢など知らず
喧騒に伏す 僕は何処
あの絶望をどうしたら否定できるだろう
こんなにもいとしい生き物が

かつて宇宙にいたのだろうか

ゴッホは弟をさがしていた

テオはこんな顔をしていた

きっとこんな顔をしていた


にまいめの写メにはおまえが写って ....
小綺麗に整頓された
博物館というのは
謎めいた怪しさがなくて
つまらない
里山のジオラマが
自然を嘘臭く見せる

小さい頃見た
博物館の陳列は
モノのそっけなさが
却って
世界を ....
風に揺れるカーテンに
包まれながら

あたしひとりだけ
まるで黒点のように
体温が低かった





ずっと遠くで
白い線に沿って走るあの人は
なにに急いでいるんだろう

 ....
がたがたの地面の上で小さく微笑む。

どうしたら綺麗に私らしく笑えますか。

胸を張って笑える人になりたい、それが今の私の願い。

お腹の中に悲しいことが響いてもいいから。
‥などと言えば
マラドーナの疑惑のゴールだったり 至高の国宝工芸を造りだす人のことを指したりするわけだが
或る人によっては何やらよからぬ癖などを想像したりもして
ニヤリとするなんてこともある ....
星もなく
ふあんに耐えかね
肩にくいこむ夜をおろすと
知らない山のほうから遠吠えがきこえる
呼んでいる
/存在(たいしょう)ではない たしかに
よばれている
脳天から電光石火よびさまされ ....
殺されたくまへ


くまなく

さがされ
さらされ

うらやま
やましくなしに
かき
消され

くま
アイス
人またいで
またおいで
真っ直ぐな道は歩きづらい
かと言って迷路みたいでも困るのだけど
適度に曲がりくねっていて
ちょうど昔ながらの畦道のように
赤い帽子によだれかけしたお地蔵さんが祀られているとか
時には肥だめみ ....
明日食えなくなれば
君、きみは白く
きちがいになればいい
記憶の在処を忘れた痴呆老人のように
惚けた役者を演じてやればいい
そうすればきっと誰かの目に止まり
こちらから
施しの言 ....
 
 
掌に海がある
水平線のむこうから
海賊船がやってくる
わたしから大切な記憶を盗み
それで得た金で
毎晩酒を飲み騒いでるのだ
わたしは海に飛びこみたいけれど
この体から出ること ....
明滅する夜空に太陽のような火が昇った
もはや目が見えないと慌てて走リ去る群集
蛍光の月に半透明の幕が降りた

足が長すぎて折れてしまった虫の
羽がむしられていく

明滅する夜空に舞うため ....
身がはぜて
遠き目を射る
担いだ欲望に
果てないムラを押し付け
片端から
倒錯を誘う
状況的反射
感覚的抑制
プラチナマイルド
ΩHEAVEN
1 光りは遠くにあって手にはとれないもの
  互いの体温通りに
  祈りは空まで伸びて発光体となる

2 夢は狂おしいぐらいに膨らんでゆくもの
  明日も昨日もあやしくなるほど
 ....
わたしたちにとっての生活は
愛にみちながら残酷で
はてしなく自由でありながら縛り付けられ
とりとめもなく広大なのに小箱のように手軽な
つねに両極と矛盾を孕んだ
お菓子のようなもの
目覚めの弱い朝
濃いめのブラックコーヒーと
アーモンドチョコレート
苦みで潤される喉をなぞるカカオの甘さ
寝ぼけた体が整えられていく

今日はどうやら天気が良さそうだ

もうすっかり冷 ....
 {ルビ永久=とこしえ}の春の国       霊魂

永久の国が空にある    森をさ迷う恋人よ
雲雀の嬉しげな    安らう時を知らぬのか
姿無い囀りの遥かな高みに    湖水に休む月影を
 ....
空丸ゆらぎさんの自由詩おすすめリスト(1468)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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no_title- 詩月自由詩410-10-18
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ステップ- 朧月自由詩210-10-8
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私という余韻- 見崎 光自由詩1010-10-8
永久の春の国_/_霊魂- salco自由詩6*10-10-7

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