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鉄砲風に乗っかって つまら時間に乗っかって
脳みそで永久を語る 絡まった放電を解くの
逝き方はしらない 歩く背伸びなら感じたとこ
夕方かたむく世界を落ちる機械をうけとめるのは土
作暁 なか ....
荒野を走り行く
彼は救世主か壊し屋か
世の中に訴えかけ
革命を起こす。
正しいことをする。
快楽をさける。
苦しみと遊び
死んだように寝る。
1000年の夢も冷め
地獄へ落ち ....
短気が弾み胸をしめつける
亀背のかげを自転車で追って
「声」にならない
「火」の消えたリズム
「色」にならない
「水」の濁ったハーモニー
悪夢にしばられた近い「時」
....
自分の命は誰のものだろう
生きている意味はあるんだろうか
だらだらと下る坂の途中で考えた
ゆっくりと
息を整えて
下る
自分の命は自分のもの
人間は自分の命が一番大事だ
だから他人の命 ....
校庭の隅っこで
秋風に吹かれて
あれは百葉箱
百片の言の葉を入れておく白い箱
言葉なんて
目に見えるものではないから
留め金をそっと外して開けてみても
なかは空っぽだ
ほんとは ....
おお!惨めな言葉よ
食い千切られた月の破片
ヘロデ王に捧げられたパウロの首
銀の皿の上で
罵られる美徳の使者よ
....
なんだかな
月灯り暗い日本の夜ってテレビしか動いていないから
ニュース番組も何か事が起こらないとつまらない
そうしてかっぱえびせんをつまみながら
テレビの前で
ボクたちは事が起きるの ....
読めども
読めども
僕らは扱いにくく
よく噛みつくラットのように
実験用
もるもっと
なんだか悲しく
誰も触れない
棚の奥のビーカーみたいで
冷たく
歯ぎしり
せめて身を寄せ合っ ....
僕は、それを、思います
それ、は、空、を、思います
空、は、雲、が、浮かびます
雲、は、遠く、に、流れます
遠く、に、心、が、向かいます
心、が、きしり、と痛みます
きしり、と、君を、思い ....
現代詩手帖を
ツタヤで立ち読みした
イチローが
内野安打を打つたびに
子どもが一人死ぬ
というような、うろ覚えだが
そんな詩があって
胸を打った
その後
....
一、序
地続きの夕暮れから朝焼け、其れでも生まれ変わる世界。
桃色のリボンを付けて居る。
熱が逃げて行くから。僕らは叉、来世までお預け。
焦げたアスファルトの匂い、熱を逃がす一瞬の雨 ....
心の傷に苦しむあなた
退屈な毎日に飽きてるあなた
自分の存在を認められないあなた
あなたたちですよ
そんなふうに
自分のこと思ってるのなら
試しに
死んでみてはどう ....
穏やかな夏の青い空に
幼い頃聞かされた赤く染められた天地が
嘘のように
頭を刈った少年たちの
淡い掛け声が響いた
誰もが歩む死への行進
だけど殺し合いは御免だ
「兄弟仲よに分けないか ....
知ってるかい
阿呆の精子と阿呆の卵子が結びついたなら
誰が喜ぶと思うのか
そうやって
すべてカモフラージュされていくんだよ
社会
こんなに平和だよ
なんで ....
特に何もない
さ迷う道を 振り返ろうとした
歩いていくべき道だと
躊躇しながら 私は 歩きだす
特に何もない
髪の毛はなびいていることだろう
金髪だ 「だが」
私は また 歩き出 ....
石を投げつけたんだね。もう一度、同じ石を投げたんだ。目標となる的なんてありふれたものだから、何も作りだしたりはしてないんだ。僕の身体の一部がもげてそこから足が生えて、その足で歩いていくんだ、僕は上下逆 ....
うるさい指、が箸の刺し合い
口達者な音を立てながら
沸き出してはかんせいを呼び
食器と名付けました
放り込まれる点点点を待ち構える毎日
今日も仲良く胃の中で過ごす
互いの目、は潰れ ....
もともと世界は一連の階段だった
一段一段に彼がいてあなたがいて僕がいる
その下には彼とあなたと僕のご先祖様がいて
「あ」が「あ」になるように「さ」が「さ」になるように
首をひねって
....
ベテルギウス
遠く遠くある物は 遠くにあるだけに過ぎず
遠くが近く感じるのは 心が距離を飛び越えるから
長く長く旅をしてきた 随分と時間がかかって
その光は とても小さくなってしま ....
朝のうちに
小さな未来を想って
二段重ねの
小さな容器を
すきまなく埋めていく
もう何も
いらないと思っていたけど
やっぱり同じに
朝はきて
そんな莫大なものに
途方にくれ ....
神秘を踏み外して世界が回る
その少し下 メランコリーの上辺を
飽きもせず日々の生業に傷つく
21世紀のシチズンズ・オブ・ザ・ワールド
歌うように花が咲いて
またコスモスの季節なのだと気づ ....
聞いた街を流れる 車の写真撮影をした
今日の新車に 壊れた音楽の モロッコの部屋の前でドライバーを持ち上げて
パンクして 買ってきた誰かを使ったけれど 運転した
私は紹介する 知らない古 ....
大きくなれるか
しんぱいだった
大きくなった人は
毎日を
すいすい行ける
たとえば
魚の骨に
困ることはなくて
ともだちとけんかして
教室のまん中で
泣いたりしない
....
金星の風景的未踏の地に放られて
サラサーティーとか音姫の需要について
の論文をねそべってかいてる
紙が飛ばされて
それをおおげさに追っかけ
ホントは自分が
大声でそのことを笑っ ....
働いて
働いて
帰宅
シャワー
飯
就寝
起きたら
また働いて
かたかたと
長い帯
シュレッダーの
跳躍
....
とめどなくながれるきせつに
おぼれてしまいそうになります
しずむこともできず
おなじようにもてあそばれるこいしに
うたれてはあざがふえていくのです
水面に浮かべた
ティッシュペ ....
透明なコスモスがつぶやいて
風鈴の綿雲は
はやぶさの風来坊となって消えた
かがり火ょ
赤いランプとともに
燃えつきょ
鬼火ょ
白い灯台とともに
燃えあがれ ....
僕は産まれるまえからエロ事師だった 。
その名はクレマシス 。
いまでも覚えている。
テレビの踊り子をじっと見てたとき、思わず口から 「カタクなったぁ!」 と ウィンナーのようなオチ ....
at 4:00 PM
渇き疲れた 繭の空
絹糸が
照らす
遊歩道
南の国の
入口を抜けると
幼いわたしが
立っていた
冬に咲く
紫陽花のような
ちぐはぐな気持ち
....
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