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鳥たちが
羽ばたいて
赤子たちが
目を覚ます
鳥たちが
暮らしていたことなど
赤子たちは
知らずに育む
無邪気な勝ち誇りは
なぜだか咎に似て
無意識な寝息は
伝い聞く 幼 ....
笑顔が足らないから
適当な思想が抱きついて
どうしようかと
喉元まで逆流してきた
雲合いも無慈悲に見えて
自分を是が非でも厭ってしまう
口元を咄嗟に手で覆い
少し あかぎれた ....
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった
当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は ....
一つ数えて 春を越え
二つ数えて 夏を越え
三つ数えて 秋を越え
四つ数えて 冬を越え
五つ数えて
軽く握る拳で
ポンと胸を叩く
吐き出した想いが
突如 目の前に現れる
誰に ....
秋の海は幻想的だから・・と
男が女に誘いをかける
秋の海は思い出が振り返す・・と
女が男を拒絶する
男と女が言い争う
互いに引く気もなく
男と女の口喧嘩が終わったみたい ....
あの河が望んでる
一つの答えが出せなくて
ごめんね
気の利いた答えは
出払っていて
今頃は海原だろうか
あの河が清らかに見えて
その跳ねた水の飛沫に
打たれた誰も彼もが
感銘 ....
ウェルテルの背中が小さくなっていく
愛せなくなることに怯えて
幾度と無く人は追い求めて
人は空を捨てきれず
荒れ野の空を
靴も履かずに
裸足で駆け抜けて
心の空が
家族の溜息を ....
メダカは気弱な小魚だって
それが定義だと
それが憐れだと
勝手な思い込みが押し並べて
それがあまりにも{ルビ酷=むご}いと
両手で包み込もうとする
君の余計な優しさが
彼等の胸まで押 ....
{ルビ汚=けが}れに{ルビ雪=そそ}ぐ
{ルビ咎=とが}に{ルビ雪=そそ}ぐ
{ルビ汚=けが}れは溶けて
{ルビ咎=とが}は溶けて
{ルビ垢=あか}は溶けて
一緒に溶けて
愛を注ぐ ....
三原色が肩を組む
交わり一つになったスクラムが
停滞した気持ちを動かす
真っ赤な嘘を
交わり一つの色が
忘却してくれる
フラットにしてくれる季節が
私達に接近してくる
春だ
....
月曜日
突き刺す気嵐の中
若い女が ビールを振る舞う
突き刺す気嵐の中
マネキンの片手に数羽の鳥が止まる
火曜日
隕石が飛び交う真夜中
若い女が アイスを振る舞う
隕石を避けて生き ....
若葉は青臭くていいと
老いた葉が
羨ましげに
鑑賞している
尖っていた葉は
あなたを守るため
傷つけるためじゃない
でも 遠ざけたのは
青くて頼りない葉だったから
そ ....
あの{ルビ鋼=はがね}の壁を
いつしか破れると信じて
今日まで生きてきた
壁一直線に何度も叩いた拳は
赤鬼よりも おどろおどろしく
涼しげな白の壁が 次第に青くなっていく
この一振 ....
この香りが五月でもないのに
懐かしさが全身に{ルビ迸=ほとばし}る
僕は気になる この香りが
逆らいに倒れた僕をそっと
この華奢な体が抱いてくれた
揺れまいと
木の葉が{ルビ頑=か ....
雪よりも白い糸が
どこまでも続く
途絶えぬ筆記体の線が
サインは何処までも
{ルビ終焉=おわり}を知らない
時々刻々のように流れていく
どんなに流れても
忘れない
君の ....
空丸ゆらぎさんのsubaru★さんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夢の中で
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subaru★
自由詩
10*
13-12-24
えむ
-
subaru★
自由詩
12*
13-12-20
Thank_you_for_everything
-
subaru★
自由詩
14*
13-2-8
ワガママな季節
-
subaru★
自由詩
16*
12-11-6
秋の海と男と女
-
subaru★
自由詩
14*
12-11-2
あの河
-
subaru★
自由詩
17*
12-8-8
それでも人は空を飛びたいか
-
subaru★
自由詩
18*
12-8-3
メダカ
-
subaru★
自由詩
18*
12-4-24
雪ぐ
-
subaru★
自由詩
11*
12-2-16
春
-
subaru★
自由詩
8*
12-2-15
マネキンの若い女
-
subaru★
自由詩
16*
11-12-1
柊と人
-
subaru★
自由詩
17*
11-11-27
卵
-
subaru★
自由詩
16*
11-11-20
あすなろ
-
subaru★
自由詩
22*
11-10-31
小石丸
-
subaru★
自由詩
11*
11-7-17
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