満 天
北星三天
塗りたい色は
ただ青と呼ばれてただけで
そこに広がる
光りの粉は
ただ星と呼ばれていただけで
現れただけで
表したかったわけでも無く
膝あたりまで
浸かってしまった
ガラス色の砂漠に
泣きそうな綺麗が
冷え切った足の指先の自我の空に
ただ塗りたいと叫び続けていた
青と呼ばれ
青であり
青で無くても
僕の外と
僕の中で
満天の星と呼ばれるものが
そう
それは
ただ
それはただ輝き続けている
自由詩
満 天
Copyright
北星三天
2009-10-22 07:58:17