すべてのおすすめ
もの憂いのには もう飽きた
あかるいうたを 謳いたい
夜明けのまえが なお暗い
とはいえ わたしは しっている
こごったような 濃紺の
ぴちりとパ ....
うすももいろの{ルビ襦袢=じゅばん}の
冬に{ルビ纏=まと}えば
きぬの{ルビ温=ぬく}さ
衿をくいと抜き
腰ひもをきゅうと締める
そのうえに伊達〆をきゅうと締める
足元に着やすく ....
たとえこころは暗くても
いのちはあかるい
たとえ世の中は暗くても
たましいはあかるい
たとえわかりあえなくても
たとえ憎しみあっていても
血塗れの戦場や
やるせない食卓で
....
その後のこの期
夢のなかで
私はまだ
逃げも隠れも
している
この期に
およんで
い ....
こえぇ、こえぇ、まじこえぇ。
明日あたしは退院すんだけど、
退院=ふりだしに戻る、なんじゃね?と
せつなく思ってみたりして
そうだよ
それが
本音だよ
こえぇ ....
あのときあいつはああ言った
あのときあの男はあたしを笑った
あのときあのひとは助けてくれなかった
あのときやつらは追い詰めた
あの言葉、あの態度、あの時あの時あの時あの時あの時 ....
朝おきて 院内散歩、駐車場
抱き合うアル中男女 横目に
外出届ださずこっそりぬけだして
近所の犬の 分布図つくる
つながれたライター使うのめんどくさい
隣のひとに、もらい火を ....