ときは過ぎ
ゆびのおと
あの人が
どこにいるのかも
今、なにをしているのかも
知らないのでした。
ただ、重ねた心臓の鼓動が
時に強く波立つので
それとわかるのでした。
シャイだから、
と、人は言うけれど、
それがほんとうなのかどうかも
わたしには
知るすべはないのでした。
刻は過ぎ・・
さらさらと
すべては流れてゆく
自由詩
ときは過ぎ
Copyright
ゆびのおと
2009-10-24 00:19:05