2nd Woman
加羅

雨の音が寂しさ運ぶ
こんな夜は
貴方に甘えたくなる
会いたい気持ちを
抱きながら
貴方を思い紅を引く
雫に濡れた窓に映る私
泣いてなんかいないわ…

わかってる
貴方には守るものがあって
私は一時の慰めに過ぎない
渇いた貴方が
水を求める時だけ
現れては消える
私は幻
砂漠のオアシス

貴方は私に向かって
愛の言葉を囁くけれど
言葉の前戯で
繋ぎとめながら
私の事を馬鹿だと
思ったりするんでしょ?

貴方は嘘つき
気付かないふりをしている
私も嘘つき
だからこんな関係も
割り切ったふり
本気になると
都合悪い事ぐらい
馬鹿な私でもわかるから…


自由詩 2nd Woman Copyright 加羅 2009-10-25 00:08:41
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