冬の旅人
吉岡ペペロ
ほんものの冬だから
哀しみが風に吹かれている
自信のない僕だから
西日に背中をおされている
街路樹から緑が抜ける
何百マイルも離れた大学街
女を抱きにぶっ飛ばす
ほんものの冬だから
哀しみが風に吹かれている
自信のない僕だから
西日に背中をおされている
自由詩
冬の旅人
Copyright
吉岡ペペロ
2009-11-09 23:39:33