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   踏切


仮に待たされたと考えて
横切っていく貨物列車の裏側には
「さよなら」さえも存在しない
元々は一方的に出来合いとして扱われていたのだから
どこにも間違いはないと言えるのだが ....
暖簾靡いて
初秋を告げる
静寂の下
淡い酸味を懐かしむ
この青空はあの日と変わらず
期待を寄せてチャイム待つ


理由もないまま急ぎ足
畦道の花が愛おしい
掌ほどの綻び
ふふふ、 ....
ミツバチさんの中原 那由多さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
滲みゆく月- 中原 那 ...自由詩11*09-11-1
懐古巡りて- 中原 那 ...自由詩509-8-24

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