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ほしがちりちりと鳴っている
あたしたちの心臓の中で
平面駐車場の
これでもか
というほど深いアスファルトに沈みながら
あるいていた
いくつもの足首が
水たまりからつきだして ....
ピアノがきこえてくる時間が寝ようとする時間に一致するのはどうしてでしょうか

通り魔!
通り魔!
死んじゃうひとはなんで死んじゃうんだろう
生き残るひとはなんで生き残るんだろう
 ....
体液の水たまりのなかでまだあたたかい動かない体を揺さぶって果てた
土を掘り埋めたあとでその上で何日も寝起きした
最初の三日は泣きそのうちの二日は雨だった
僕たちの関係はいったいなんだったのだろう ....
てゆーか今この瞬間にもここまでの道のり全てのアスファルトから
ききなれたあのなまなましい声が声じゃない形で侵入をくりかえす
毛穴を全開にしてるあたしの
体中の隅から隅まで
だからまた新しく
 ....
びっこの野良犬の顔が父親の顔で
「まさこ元気か」と語りかける
精神科の待合室で半狂乱し押さえつける人を噛みちぎる老婆
これが妹

段ボールの下に新聞紙を敷き詰めてネズミたちが家族のよ ....
トランキライザーが必要な世代ではない
あたしはもっとポップでカジュアルだった
がこの時間になると目が覚めるゲロがでそう
睡眠障害とかパニックをカムアウトすることのだささを
ヤホーよくわかってる ....
ケータイ電話をぎゅっと握って

世界中のお金の流れのことについて考えてうつむいてばかりいる

自分が毛穴から出した空気について考えたりしないのはアホだからなのか

鳥がどうろをよこぎってフ ....
実態がない
1ミリもない

あの子の必要としているのは俺じゃあ無くて
俺が必要としているのはなぜあの子なのか
そしてこのタイミングなのか

三本足の野良犬のびっこの足跡をたどる ....
いつものことだ
水色が果てしないどこまでもいくひろがり
それを俺たちは空と呼びます
焦燥感に腹を蹴られ
挫折に身を切られながら両腕をのばし
手のひらをひらく
真実はいつだって指 ....
結果が重要なのではない
そこに至るまでの過程が
もっとも
重要
なんだ

一足ごとに
アスファルト踏みつけるたびにそこから
名前のない生命がうまれて
燃えながら
 ....
暮らすように歌う

寒ゼミの最後の声が
あかるいよるの雲の腹の
内側であふれている

世界ということばがあまくかじられて
「明日死ぬかもしれない」と
しろい猫が鳴き
び ....
コカインとか大麻とか覚醒剤とかが
古くて腐っている
かつては良質だったもの

俺は友人たちと友人のように接することでコミュニケイトした
セックスをいつかしようとしていた友達がすきだった

 ....
気が狂っている
音声で表示されていく地図たち
がひろがってみんなしねばいい
信号待ちから動き始めた列を追っかけてくろくながくブレーキの
ながくのびながらまっすぐ中央分離帯にむかってく痕 ....
もやのなかのきいろいひまわりたちみたく
呼吸する
はりつめていく明け方の透明の空中に
うでをまっすぐにのばしました
旗ばかりがばたばたして「これが本当の自由」なんだなって
コンビニのコピー機 ....
道路をわたった向いのコンビニの怠惰な
額の奥にひかりがともってる
「今とてもしあわせだよ」
何度もこの台詞を繰り返す

高速道路の壁を国産車が
ぶち抜いていく
アンデッドなボディーとソー ....
幾本もの虹がのぼりながら重なり
耳元をかすめる
皿洗い機のあけたてと
空耳の有線のジングル
急ブレーキとまばたきの音
ボールペンを走らせ
アドレスを記入しながら
今のあの人の手相を占い
 ....
あらゆるまがりかどの公園の
無人のブランコ
ばかみたいにゴミ箱の中身はちらかったまま
カラスが群れる

夜道切り分けて曇り空は進む
ガラス窓が割れて
流線型で情報が流れ込んでくる
ひき ....
空気がむせかえる
ジャンクションを間違えてカーブしていくおもいきり
アクセルを踏み替えないで俺たちは加速して
絶対に追い抜けない霧もやの中を疾走する
あったかい罪を犯したかったの
サミッ ....
顔のないつるっとした人たちがふいにに笑う声
風に巻き上がるコンビニ袋の不確かさで
枯れていく音があらゆる角度から無数にする
家と家のすきまでまぶたを閉じる
足元のアスファルトがめくれて ....
泣きはらした様な空が
広がり
あたしのうちまたを
細い暖かい体液がまたながれて
玄関の先の土を濡らしてる
うすぎたない腕を
切れそうな糸のように伸ばし
母が若い稲のようにふさふさとゆれ
 ....
葉っぱたちのとがったきっさきをさっきから風がはげしくゆらして
じべたに並べられた各種弾頭のことを考える
雨上がりのひんやりとしたゼリーのような中を
ゆっくりと自由に空気を押しながら
あたしは記 ....
灰色
のカスがらせんにおりてくる
と同時にカラスがゴミ箱から食う物をうばい
尖った爪にマックの包みがひっかかり上がっていく
誰もいない閑散としたアーケードに音がすいこまれて
何も無 ....
祈りはオナニーじゃないんだからね
つごうのいいときだけ神様よびだして祈るママはまちがってる

と抗議するとき
私たちはママが自力でパートして取った免許で運転する自力でパートして現金で買ったマー ....
ポエム岬

千葉県房総半島は長い
犬吠埼から九十九里の有料道路を使って南下すること一時間
そこに小さな岬がある
ポエム岬
誰がはじめたかしらないが
そこはいつからかそう呼ばれるようになっ ....
「こんばんは今日も皆さんと一緒にポエトリーリーディングをたしなみたいとおもってやってまいりましたモリマサ公です。
 ひどい世の中ですね、傷ついた心を癒すため詩をかいても、書けば人を傷つける。そんな詩 ....
お父さんにじゅうりんされて
きもちいいとおもったことが
いちどでもあるこどもたちが
おとなになって かいた詩が
ポエムから追放されて
どこにも国がない


戦車をのりもののようにのりこ ....
佐々木妖精さんのモリマサ公さんおすすめリスト(26)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_重要な事- モリマサ ...自由詩611-1-14
ギャル男の生きる戦国時代- モリマサ ...自由詩609-6-1
2020/序- モリマサ ...自由詩409-5-13
柔らかい- モリマサ ...自由詩209-4-16
野良犬- モリマサ ...自由詩809-4-13
サン- モリマサ ...自由詩709-1-15
ケータイ- モリマサ ...自由詩809-1-8
ミリ- モリマサ ...自由詩1608-9-30
サンドペーパー- モリマサ ...自由詩29*08-9-14
プロセス- モリマサ ...自由詩1108-8-23
暮らすように歌う/クガツ- モリマサ ...自由詩2308-8-13
タックス- モリマサ ...自由詩1108-7-31
真夏のスノー- モリマサ ...自由詩1408-7-28
あさもやのなかを- モリマサ ...自由詩1208-7-26
シガー- モリマサ ...自由詩1908-7-25
- モリマサ ...自由詩808-7-21
ゆれる- モリマサ ...自由詩31*08-7-15
コインロッカー- モリマサ ...自由詩12*08-7-6
ビスケットボール3- モリマサ ...自由詩1308-6-27
スローターハウス7- モリマサ ...自由詩2508-5-27
夏至- モリマサ ...自由詩28*08-5-16
ヒカリ- モリマサ ...自由詩8+07-12-9
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ポエム岬- モリマサ ...散文(批評 ...14*06-2-21
今すぐ要求をのまなければ人質は死ぬ/2004- モリマサ ...自由詩7*05-12-22
ポエムの国- モリマサ ...自由詩28+*05-12-1

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