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  そんな老朽化した家屋の
  偲ぶ場所
  なんて
  もうこの世の
  どこにもなくっていい
  壊れてしまってもかまいはしない

  ぼくの
  わたしの
  想い ....
 あんなところまで
 かけあがってゆく脚力があった
 なんて、知らなかった
 あれが
 かけのぼってゆく波のペニスだったなんて

 美しい波形
 コバルトブルー
 夏の日に ....
 農業をする蟻ハキリアリをみていた
 福山雅治が
 素っ頓狂な声をあげた
 列をなして葉っぱを運んでいる
 きりとった葉っぱをミドリの帆にして巣穴に運んでいる


 蟻の道が ....
 しわくちゃなので静かな紙面に舟を浮かべると
 宙の上で均衡がとれるように
 その点において
 静置する

 対になるその
 たゆたう舟の影も
 水底でしわをつくって静置する ....
{引用=



 まもるもののない空から
 かれの顔や肩に雨がおちてきて
 夕ぐれが
 せまっていた

 きょう
 という日は
 くぐりぬけねばならない試練のような
 分厚い曇 ....
 屈折率がちがうので
 液体があるのだとわかった


 ひんやりとした
 理科室が好きだった


 フラスコやビーカーやアルコールランプの橙色をしたたましいみたいな火
  ....
佐々木妖精さんの石川敬大さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみの歌声を忘れない- 石川敬大自由詩1611-10-5
地勢が、波の舌、波の騎馬で…- 石川敬大自由詩18*11-5-14
ハキリアリにおもう- 石川敬大自由詩24*11-2-6
火山島、炎の魚/対の影- 石川敬大自由詩21*11-1-15
天の鏡に映った暗鬱な旅人- 石川敬大自由詩18*11-1-9
気化してしまう液体なのだ- 石川敬大自由詩1710-5-29

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