しりきれとんぼの君に
まる
いつもあたらしいおもちゃの方を向いて
振り向くこともなく
ぽいと捨てられた君のおもちゃに
まる

おけらの君にまる
最初の意気込みと
投げ出す言い訳の愛し ....
今日の朝

シーチキンご飯を食べた

一日三食

睡眠七時間

食べて寝るだけ


それが僕にとって生きること

生きがいは・・・・今考え中
また浮かび上がっていくことになったとの事で
もう二度と水蒸気にはなれないと想います
ほだした絆のロープは、きしんだ音をたてて
また雲っていう 名前になるんだってさ
ぼた餅みたいな しり餅ついて ....
はやあしなあなたのあいする、
そのタオルよりも吸水性のある笑顔は
どこまでもわたしを泣かせて
追いつけなくなってしまうの

手をかざして
逆光、の、なかの君が、
昼休みのジェラシーをしず ....
おおきなみずいろのそらを
とんでいるとりはじつは「か」で、
じんせいこんなもんだと
しんみりおもうのです。

きみがとっぴょうしもなく
かたをポンポンするから、
なきそうになります。 ....
遊星の昇る日
空の縁
半円を描いたら
落ちていく


時々振り返ってみたり、見上げてみたり
大通りの騒音がすっかり馴染んでしまったせいか
空の動きのほんの少しなら、気にならなくなってい ....
それは
かつて、
波であり、雨であり、
きみであり、ぼくであった、
青い黎明の影に涼しく揺れる、
ひとつぶの露。

魂は、ほどけて、
空の記憶、海の記憶、大地の記憶、愛の記憶、
それ ....
ゆうぐれが
ひとつずつ死んでいく

さよなら、それでも
また明日
会えるといい。

なんども手をふる
彼は
東ばかりを見る



橙の
奥 ふかく
つめたく 
や ....
始点


まだ、精製されない月が、なめされてゆく朝、
わたしの瞳は、真っ白なままの夏の果実だ。
ながめるままに、わたしのからだは、白く締まり、
背中には、灰のまじった、蓑毛が生える。
も ....
冬の間 
じっとしていた玄関前
夏になると
手がいっぱい 
青々と
生き返り 
軽やかに


おいでおいでをしている
風がそよいでいる
手の形がたくさん


にぎやかな木だ ....
影と壁と風の生きものを
藪のなかから鳥が見ていた
朝にだけ現れる生きものの
羽音のような目覚めを見ていた



生きもののからだに光があたると
たくさんの傷が道にひらいた
鳥 ....
  鳩が いっせいに 飛びたって
  まっさらな 秋が やってきた
  
  マロングラッセの やわらかな 日差しが
  やさしく そよぐ

  にんげんより すこしだけ
  透きとおっ ....
  雨の日には
  誰かの心がおわる

  かつて夏の日に
  鳥がいなくなってしまった
  残された鳥籠のヴィジョン

  死滅した都市だけが
  優しい思考を生きてゆく
微笑みの半分が翼で
空の半分が月で
呼びあって 呼びあって
微笑んでいる



夜に咲く花
触れられたことのない花
もっと小さなうたを歌う
もっとしっかり小さく歌う
世界 ....
月のまわりに
月と同じ輪があり
水平線に沈みながら回っている
輪は海にひろがり
波は光を打ち寄せる



屋根が 鳥が
騒がしく雨を知る
ずっと空を見つめていた目が ....
振り向くと沖に知らない人ばかりになってこわい

貝の表面についてる回虫みたいな模様がこわい

高波が何でも持っていこうとするからこわい

クラゲが知らないうちに沢山わいてこわい

あが ....
全自動じいさんは全自動ですが、梅干しを混
入させると、寂びてしまう恐れがありす。
そこで、改良されたグレート全自動じいさん
は耐性が強く、決して寂びることも侘びるこ
ともないのですが、面白味は ....
沢蟹の足が威嚇する
つられて
私の足も2段ぬかしで
階段をあがる

シロサイが尾を振る
つられて
私はきょろきょろと
居場所を確認する

太陽が手を伸ばす
つられて
柳の枝 ....
コウモリになれない夜はお腹を空にして死んだ夜をじーっと見つめるんだ。      
ただ、だらんと。

街灯にぶら下がり13の春から成長の見えない思考力で小さくひっそりと
僕が生まれる前の唄歌う ....
さかなにはさかなの
けものにはけものの
くらい、影があって
さかなにはさかなに
けものにはけものに
それぞれのくらしと
それぞれのねむりが

境い目の波に
夜の月明かり
揺 ....
結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
蜘蛛みでだべ、
あたしの白ぇむなもと、に、


まだ恋してらった。
蝶みでによ、
からまってらった。



もういねえのによ
そこに蜘蛛だば、


んだはんて、

こうやって
ひとりでねらんだ。
ペン一本で食べていくなんて
まるで夢のような話だけど
これが二本になると
きわめて現実的な話になる
とはいうものの
アメリカ人の私にはちょっとつらい
デスネ
(1)

駅から海へ
雨が落ち
いつもふたり
草のことを話して



(2)

質屋の縁を
魚らが訪問するよ
季節はとっくに
冬めいてね



(3)

義 ....
「俺って結構まじめなんだよ」
っていう男は多い
ほんとに多い
いったい何が言いたいのか
さっぱりわからない
心の中では
「へえー」と答えてるけど
別に言わない
繁華街のホテルを出た
 ....
からみつくモップと
モップにまとわりつく繊維
群れの腕力
めぐる螺旋 もさり
ロッカーに寄りかかる背中を起こし

居残りモップの羅列
一列に廊下で ふさり 足を投げだして
月の孤独から ....
最初から
おじいさんや
おばあさんが
いたわけではないのです
ただ風ばかりが吹く
何もない夕暮れのようなところから
むかし、むかし
と物語はいつも始まるのでした
やがてお話が終わる ....
  

  ひとしずく
  波紋をつくる水面
  大輪もパステル
  ひとしずく
  うなじにそぼ降る
  君
  火薬の匂い
読みかけの詩集を逆さまにすると
文字の列たちは
不ぞろいのビルディングになりました
そして
下のほうにあった余白は
広い空に
しばらくその様子に見とれていましたが
何かが足りない気が ....
魚が手紙のようなものをくわえたまま
道の真ん中で力尽きているのを
少年は見つけました
水を泳ぐ魚にとって
ポストはあまりに遠かったのでしょう
少年は手紙のようなものを
代わりに投函しました ....
つきのいし.さんのおすすめリスト(1054)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- AB(な ...自由詩1404-9-14
普通- ナガシー自由詩204-9-14
ふゆうものがたり- 祐伸自由詩104-9-14
昼休み未満- 船田 仰未詩・独白904-9-13
じんせい- 月山一天自由詩404-9-13
遊星- 霜天自由詩804-9-13
水の記憶- 青色銀河 ...未詩・独白304-9-12
土の匂いを噛む- 自由詩13*04-9-10
始点- 青色銀河 ...未詩・独白504-9-9
ヤツデ- たまご自由詩4*04-9-8
朝の生きもの- 木立 悟自由詩404-9-5
ショーウィンドー- 青色銀河 ...携帯写真+ ...404-9-5
ヴィジョン- 青色銀河 ...携帯写真+ ...704-9-5
降り来る言葉_XVI- 木立 悟自由詩504-9-3
波雨- 木立 悟自由詩304-9-1
海はこわい- ふるる未詩・独白43*04-8-31
全自動じいさん- AB(な ...未詩・独白704-8-31
つられて- 湾鶴自由詩2*04-8-21
「だらん」- パール子 ...散文(批評 ...504-8-21
シルエット- いとう未詩・独白26*04-8-18
スイッチ- たもつ自由詩6004-8-17
ひとりね- フユナ携帯写真+ ...8*04-8-17
文筆家の憂鬱- たもつ自由詩1104-8-15
小人- たもつ自由詩704-8-8
ドトールに行きたい- チアーヌ自由詩23*04-8-4
生モップ- 湾鶴自由詩304-7-31
童話(物語)- たもつ自由詩22*04-7-30
花火慕情- バンブー ...自由詩104-7-29
童話(詩)- たもつ自由詩45*04-7-28
童話(手紙)- たもつ自由詩24*04-7-27

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