海と空しか見えない夜の道
小雨に似た
まだらな冷たさ


川の波と海の波が出会う
鳥たちが岩をついばんでいる
雲が雲を終えようとしている


無色の目のはばたき ....
理由とか
言い訳とかで

きっと空は窮屈なんだ


自由とか
愛だとか

きっと雨であふれてるんだ


別れとか
嘘だとか

羽が痛いに違いない


憂鬱鳥の
青 ....
僕は鳴き方を忘れた鳥になった

泣き方も忘れて
涙は溜るばかりで
気づけば青くなっていて
水溜まりに落ちた

悲しみの中に落ちようと
何かがどうもたりなくて
涙は決して出てこない
 ....
僕ら日本人が
日本語という言語の上で
嘲笑するだろう この島で
どれだけの島民が
その事を気にするだろう

彼らは日本人の笑い声など
まるでそよ風のごとく受け流し
彼らなりに生きている ....
空からまっすぐ垂れた
雨の糸
大地に織られ
数多の模様を描きます


縒り合わさって森となり

縒り合わさって海となり

縒り合わさって国となり

土に染み渡るまで
浮 ....
青い空はあんまり好きではなくて
夏のこんな時期は特に眠っていたいだけで
公園はごくゆっくりとした速度で
夕暮れに落ちてゆく

手をつないでもっと離れていく途中
好きとか嫌いとかじゃなくて
 ....
 ぜひ

 それがはじまり。
 はじまったものが、まわりはじめ、とるるるといまはとまっている。
 とまっているだけか、
 とまったのか、

  それは。

 自立を、ぜひ。
  ....
腰の曲がった老婆がひとり
大雨の中を歩いている
両手を鎖に繋がれて
重い足枷を引きずりながら
濡れるに任せ歩いている

彼女にも愛は確かにあった

独り暮らしの雨は寂しい
愛は何処へ ....
ガーベラが好きだった
太陽のいる
青空に
笑顔を向けて咲いてる花
そんな素直な人間でで居たかったから

バラに憧れた
美しいその存在は
ただそこにあるだけで
艶やかな
甘い気分で満 ....
生きていこうと思った。とりあえず生きていこうと思った。

わたしの大事なおりこうさんは、まだ、パンクして寝ているし

わたしの大事な kiss も 届かない。

I love you と  ....
もしもこの歌がいつまでも
さびしげに灯る蒼い光で
未来のみえない世界に残ればいいな

これからはじまる別々の道のうえで
乗り越えなければならない
かわらぬ形あるもの
この歌が僕の背中おす ....
給料日

給料日

今日は25日で

給料日

健康保険が

年金が

所得税が

昼飯代が

いくら引かれてるかなんて

どうでもいいのさ

金額さ

手 ....
夕焼けのなかに
ぽつんとビルが
建っている

ながめていたら
たたずむひとに
見えてきた

ひとが
暮らしている
のだから

ひとに
似てくるのは
当然のこと

かもし ....
すこしのことで
こんらんする
ざらざらななみだ
たまりて
できた

なみだぶつ

なにかありがためいわくな
そんざい
ぼくのなみだぶつ

まいにちいのっているよ

くさのに ....
世界に終わりがあるのなら
命の期限もあるのだろう
人の寿命は短くて
命の期限は長すぎる

酷い混雑見ないふり
酷い醜態見ないふり
美味しいお菓子も
食べたふり
綺麗な時間は短 ....
僕が生まれた頃

空は今よりもうちょっと身近にあった
雲はいろんなものをカタチ作るから
それだけで面白かったし
行き先も告げずに日の暮れるまで遊んで
「烏が鳴くから帰りましょう」と手を振る ....
緑のなかの月
金のなかの羽
夜の上で重なりあう
土の上で重なりあう
空のむらさきから
鳥が飛べないほどの風が
裏表なく降り下りる
どこへでも
どこまでも
 ....
ぼくらがこどもを産むのは当然で
それはぼくらが夢のこどもを
たくさん
胸の内に飼っているからだ

ときどき、芽を出すそれらは
波のように
人生を翻弄し、ぼくらをゆりかごへと戻す
それで ....
流しのはじっこで
トマトにかぶりつく

切って 盛り付ける前
誰もみてない 朝

どっからくるんだろう
この 破りたい
悲しみは

形よく そろえて
行儀よく いただいて
終わ ....
純粋ならざる錬成から生まれ、
おぞましき獣となりて、
いまだ人ならず。

異物、
或いは汚物を喰らい、
蛆と成り果て、
蔑まれようとも。

いつか人と呼ばれる ....
詩を 描きました。 

小さな詩を 書きました。

相変らずそらは 真っ暗だと言うのに

いきがって 小さな 詩を描きました。

トラさんや タツノオトシゴさんは、

もう ずっと ....
大きな空になって あの雲を掛けよう。

大きなとりになって あの空を翔けよう。

詰らない事は すてて 独りぼっち で

生きて見よう。

きっと あの空のイミガ わかるから。 
まざりあっていく
せかいのなかで
しかいは
しだいにせんめいに
なり
ぼくらは
ひとりひとりになって
あるいてゆく
ことばを
ひからせながら

やまのあいだを
ぬけていくくるま ....
いつもいつも
私の傍らにあったもの。

いつもいつも
私を見守ってくれたもの。

でもね
この日だけは違うんだ。



見えなくたって
そこにあるのだよ。

見えないだけで ....
街路樹の緑葉
千切ってばら撒き
踏み歩く
秋の予行練習
さくさく しない

アサガオ望む縁側
置き忘れたカキ氷
蒸発してしまい
さくさく しない

鳴き疲れたアブラゼミ
ヒグラ ....
くだらないやつが寝て居る
小便くさい空に寝て居る

 サラリーマンが行き過ぎる
 労働の汗がワイシャツの下に張り付いている

終の棲家を持たぬ半端者
住むべきところに住めず
食べるべき ....
最近また退屈し始めたので
なんとなく電話ばかりしています

毎日がどこか物足りないので
なんとなく誰かと会ってきます

今夜は星がきれい
なんとなくそういうことにしておきます

とり ....
月は去り
夜は現われる
濡れた枯草の冠が
微笑むものを照らしている
熱は夜の手を取り いざない
夜は野に横たわる
葉が冷気にかがやくとき
熱は空へ還る
空へ落ちる雨にな ....
君は覚えているだろう
君がはじめて掴んだ自由は
真新しい買ったばかりの自転車に乗って
得意げに街中を走りまわる事。


そして今
世間との関わりを君は海に投げ捨て
白い灯台すれすれを斜 ....
睡眠が追いかけてくる
ひたひたとひたひたと
眠りに落ちることによって
この体系が崩壊するイメージが
ぼくにまとわりつく

秩序は乱されるために存在し
常に潜在的な破滅が存在する
瓦礫の ....
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