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           151023

リンゴを買うたび後悔する
赤いのに渋いのだ
渋いから生で齧るのは止めて
皮をむき
何等分にも分けて
芯を取り
お鍋に入れて
ぐらぐらと煮詰める
 ....
葉っぱの影に
潜むのはコビト

小人のような
生きものが
住み着いて
いるのです

風が吹いて
葉が揺れて
小人の顔も
笑ってる

秋が来て
葉が落ちて
冬になり
色の ....
廃墟の街にも雨が降る
さささと落ちる雨音に
残暑見舞いが湿ってる
ポストの中にも雨が降る
ふふふふふと笑う地蔵尊

雨のない日は舞踏会
風のない日はドライブと
天気予報に縋って暮らす
 ....
世界に終わりがあるのなら
命の期限もあるのだろう
人の寿命は短くて
命の期限は長すぎる

酷い混雑見ないふり
酷い醜態見ないふり
美味しいお菓子も
食べたふり
綺麗な時間は短 ....
光りが消えた後では、記憶と幻覚が新しい宇宙を
符号的に再構築してくれるのだろうか。

ミミズは夜の地表に顔を出したときに
なにを感じるのだろうか。









 ....
売り出された月世界旅行
価格は110億円
誰でも
それだけあれば月に行ける
行きたいけど
お金がない(笑い
お金が欲しいと思う

110億円は
小売価格だから
原価はいくらだろう
 ....
みぞれの降る中 
父のコウモリをさして
図書館に行く
(春とは名ばかり)
早咲きの水仙は凍え
風雨は破れた生け垣を震わせ
裸の額に夕暮れの灯火がにじむ
本当に寒くて泣きたくなった

 ....
台風が来る
用の無い人も
ある人も
さっさとお帰りなさい
ここに台風が来たときに
なにがあっても知りませんよ
自己責任ですよと
口を酸っぱくして演説しても
耳が塞がっているのか
声が ....
雀がちゅん
川面でちゅん
三時のおやつを探してる

岸辺の葛の葉しらんかお
空に向かってあくびして
見えない月を眺めてる

傍には眩しいお日さまが
にこにこ笑う日曜日

 ....
つきのいし.さんのあおばさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
苦い昼- あおば自由詩8*15-10-23
コビト- あおば未詩・独白4*05-10-11
残暑見舞い- あおば未詩・独白2*05-8-28
世界の終わり- あおば自由詩5*05-8-25
視覚から捉えた宇宙- あおば未詩・独白3*05-8-22
月旅行- あおば未詩・独白5*05-8-11
おはじき- あおば自由詩5*05-7-28
札付きの代物- あおば自由詩205-7-26
葛の葉- あおば自由詩3*05-2-21

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