すべてのおすすめ
比べたくなるものがある
幸せの度合いとか
それぞれの人生のありようとか

ひとと比べることで見いだせるものとは

柱に刻まれた幾筋かの古傷は
生を授かった証であり
輝ける未来への歓声で ....
一雨
あなたの ぬくもり思い出し

ふた雨
あなたの 冷たさ思い出す

録音したままのあなたの声が
私の眠り薬なの

きっといつか薄れてしまう思い出だから
取り出してみては大切に ....
ビニールの傘持って
忍び寄る夜から逃げて

敷き詰められた落ち葉を蹴って
去って行く夕日を追って

彼女は暗い森の中

ビニールの傘差して
溢れそうな涙こらえて

そしてタバコに ....
これからも少しずつ 君は綺麗になっていくだろう

そして いつかを境に 年老いてくだろう

そんな君を追いかけることに 全てを捧げる
昨日は泣く暇もなく寝てしまったから、少し体が重い。
生きることの意味とはなんだと、口々が問うけれど、きっと答えを知っている人と出会うことはない。だって、きっとみんな死んでいるから。

ど ....
品川駅の階段に座り込んで聖書を読みふけっていた。

僕の靴を脱がしてくれないか。

もう歩かなくてもいいんだ。

携帯が鳴って、出てみると神様だった。

いまさら何を言いたいんだ。
 ....
泥を
振り払おうとする腕こそが
いつまでも拭えない
泥かもしれない

確かめようの無いその有様を
透明である、とは
誰も語らない

そこでまた
ひとつの泥の
可能性が
散る ....
もうじき全てが終わるから
夢はそう僕に告げる
それでその両腕に
僕のことを引き止めようとして
魂が、それを振り切って目覚める

いつも思う
現実は
始まりだけは
いつも優しい
それ ....
青の彼方に君は消えたんだ
僕は独り彷徨っている
赤の彼方に君は暮れたんだ
僕は病に平伏している

怯えて眠った
夢の中では其の顔を見せて
セージを燃やして眠るから

君の好きな匂いで ....
目の前にいる誰かを 
幸せにできぬ自分など 
無くなってしまえばいい 

わたしの消えたところに 
もっと優れた人が現れて 
そこは{ルビ日向=ひなた}になるだろう 
頭の上を とんでいく月
わたしは 乗りたい
どこまでもさらってほしい

見下ろす街の その果てに
広がる海の波音などを
この耳にやきつけながら

わたしを焦がす
酷い痛みを
声 ....
   かそけき風の香音(かのん)を連れて
   秋宵の橋を渡る
   あふれる水の数を
   わたしはしらない


   契る言葉の薄紙
   序(ついで)を忘れた指先で鶴を折る ....
窮屈そうな
言葉たちをほどいて
その向こうの空を見る

いつかのため息もほどいて
その向こうの青空を見る




さよならさえも言えない
あの人は
何と戦っていると言うんだろう ....
蝉の羽の剥げ落ちる夕暮れなのでしょうか 今日のような日は
ぬるい空気に溺れるように わたしはただ息をするのです
心頭をとぎ澄まし
目をつぶる
全てを忘れる
時に身を任せる

いくつもの悩みと
共に歩いてゆく
苦しみを押さえ
足を踏んばる

星に願いを込め
窓辺に一人歌う
さようならさよう ....
俺は日本で働いているんだな

ひとを傷つけたりしながらな


出国まえの寂寥とは

いつもこんなものだ


迷惑かけない程度に生きよう

感性的な落ち込みはやめよう


 ....
秋になって
空がうすくなった
ぼんやりとした視界に
君の姿が浮かぶ

単純な僕と淡白な君
君の言葉のひとつひとつに
どきどきするんだ

ゆっくりと向かおう
風吹く街へ
冷たい ....
夏の匂いに孤独を嗅ぎとって
離れても同じ空の下
あなたに想いを馳せる

あなたがそこにいれば
この匂いも涙も
不思議と全部愛おしい

悲しみも寂しさも
こんなに甘ったるいのは何故?
道端で
お絵描きをする少女


24色のクレヨン箱の中には
新品同様の青や緑と
小石の様に小さくなった灰と茶 黒があった

他の色はどうしたの と聞くと
少女は 知らない と言っ ....
ふきっさらしの橋の上は
厚着をしていても寒く
あんましその場に 留まりたくない
早足で駆け抜けようとした時
地べたにうずくまっている
毛布に包まった塊が
ぺこん とお辞儀した

ここは ....
景色が歩いている
わたしではなく
まるで時のように
目をつむれば
色をうしなって
古い景色が歩いてくる
錯覚していた
わたしはこの世界を
歩いてなどいなかったのだ
ここは風通りがいいから

きみも安心しなよ


あなたが言った


わたし今は

風が通らない場所にいたいの


わたしが泣いた
 鏡の向こうのほうが
 今のこっちより少しだけ
 幸せそうに見えた

 嘘じゃない
 だって向こうの僕は笑ってる
 僕がこんなに死にたいって思ったって
 向こうじゃ笑ってる

  ....
列車のベルが鳴る


どうして

どうして

僕らは旅に出て行くんだろう

小さなリュックをさげた女の子が
泣きながら
走って列車に飛び乗った

大きな声で
彼女を呼ぶ声が ....
苦難にあうたび
あなたの影は濃くなる

でも陽光は
あなたの心をいっぱいに
満たす
階段を さかのぼって
その当時に もどると
親友を 裏切った直後の
わたしが あめかぜに
漂白されて 立っていた
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
こんな曖昧な風が吹く夜は優しくなれなくて
自分のなかにある悲しみや小さな孤独が
心のなかでドタバタと暴れまわる

「毎日いろんなことがあるよねぇ」
そのいろんなことが三日くらいで ....
カラダに纏わりつく雨粒の重さが
歩幅を狭め絡みつく
どんよりと厚い雲がまだまだだよと
雨粒を降らす

苦しいのは
おまえだけじゃない
寂しいのは
おまえだけじゃない
けれどもせ ....
臨界点ならとうに越えた
 さぁ
 夜がくるよ


さよなら お月さま
俺は、あんたに届かない


こうばしいパン
かぐわしいコーヒー
光が蔭る砂時計とともに
ひまわりの形をした ....
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