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雨の落ちていく時
私の足音と同じ
ぱしゃりとつながるのが
みえそうな気がして
喜びというものに
出会えたらいいと
信号が車を止めるという
決まりきった約束だけに
心のすべてを捧げていた ....
石畳に膝を折る ぼろ切れを纏った少女

肌は白く 心臓が透けてしまいそうなほどで
髪は黒く 何か重大な光を隠しているようで
瞳は大きく ステンドグラスを見ているようで
手足は細く 成熟した草 ....
世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いを理解することも
やさしかっただろう

世界がもう少しちいさかったなら

お互いがお互いに対して
やさしかっただろう

世界がもう少 ....
旅人は
暗い雲が垂れ籠める中
追いかけて
追いかけて
どうしても手が届かなくて



ついに追いかけるのを止めた
地球がまあるい事に気付いたから



雲の笑顔の隙間からは
 ....
こんな夕暮れは
たまに
たまになんだけど

あなたに逢えることが嬉しくてしかたなかった頃の私が戻ってきてね

ふたりで駈け落ち気分で出かけた場所を思い出すの


嬉しくて切なくて
 ....
昔 父さんが庭の木に作ってくれたブランコに
僕たち兄弟が並んで

そうやって
毎日 そうやって暮れるまで

永遠に思えるような時間を過ごした

季節が変わるたびに
短くなっていくのだ ....
今夜は少し暖かい。

だから、君を迎えに行くよ。

夜の闇に包まれれば、僕らの手も見えないさ。

だから手を繋ごう。

一緒に帰ろう。
淋しくなると月を見る


たったひとつしかない月を

知らない誰かと
この一瞬を共にできているかもしれないと
期待しながら
月を見る


ひとりじゃないよと
自分に言いながら
 ....
うまくいかないことばかりだ
それでも地球は回っている
めまぐるしい日々
ぼくらはすこしだけ息を止めて
飛んだ
昨日までのすべての
嫌な出来事を振り切るために
遠いところへ旅に出た

何にもない なにもかも棄てた
知る人もない たたずまい

吹く風が柔らかに 頬を撫でる
見つめた海は繰り返し波を ....
きみの一日を 僕は知らない

きみが毎朝買っているパンの味も
きみが気にして飲んでいる健康ドリンクのことも

きみが僕に隠れて嬉しそうに読んでいる新聞の四コマ漫画のことも
きみが髪を無造作 ....
ソメイヨシノが いっせいに咲かなくなる
春が やってきてしまった

陽炎の丘を歩く少女  青空色のブラウス


液晶の中を舞うハイビジョンの花びらが
ひらひらと ひらひらと
 ....
詩を旅立ち詩にかえる
詩は私のふるさと
永遠に根づくかなしみと やすらぎ

旋律の青く燃える落日が私へしずんでゆく
私は水平線をそっとほほえみ湾曲する
ふっと行間に足をとめて

 ....
分かる範囲に囲まれて
安心の輪郭重ねて
もういいかなって思うんだ

人生を旅にたとえた人がいたね
豪雨の中ホームから降りて
道なりに進んだ大使館
絵を描いて
ちっちゃい駅作って
絵の ....
灯りを消して
毛布に包まりながら
朝、からいちばん遠い眠りについて
意識の上澄みに漂う

屋根を叩く雨は
僅かずつ肌に迫って
やがて水の中に
わたしを浸してゆく


雨音は
美 ....
 違う道を選んでいたらどうなったか
 二通り再現してみるドラマが
 昔 とても流行ったことがある

 あの時、あんなことをいわなかったら
 あの時、あの人に会わなかったら
 あの時、電話を ....
可も無く不可も無く
右も無く左も無い
優も無く劣も無く
上も無く下も無い

望んだ物に評価など付けられない
この俺たちが目指す吹き溜まりは
ある意味
個としての希望で
 ....
浅い春だから
吐く息はわずかに白く
見上げてため息をつけば
ひとり六分の月
面影というにはまぶしすぎて
思い出というには遠すぎて

  もう歌わないと決めたうたをつい口ずさむ
  もう ....
猫が
大丈夫ですと
鳴いている
本当は
大丈夫じゃないから
泣くのに

犬が
わからないと
吠えている
本当は
わからないことは
何もないのに

みんないつか
子供 ....
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる

鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ....
  

ファイヤーバードが
ときどき僕の心のどっかにとまって
翼を丸めて
うずくまってしまう

テレビでもネットでも
世界のニュースが流れている
その側で
キーボードを叩くたくさん ....
( 鳥の泣き出す頃 )



その一
「明けない朝」

フィヨルドに掴まった
ここには朝日しか差さない
毎朝希望と共に
絶望を運び込む優しい光


その二
「いつか明ける頃 ....


今年も季節が巡り

一年が過ぎ去ってゆく

白木蓮の花は散り落ち

私はまたひとつ歳をとる

地平に没する深紅の太陽

落日のはやさに

ひとり立ちつくす

春、 ....
やさしい声がする
君の声だ
風が頬をかすめて
遠くにいく

次の曲は知ってる
あれだろ センチメンタル
今、こんな風

知らない人が行き交う街
知らない間に好きになってる
勘 ....
ありがちな告白で
緩慢な思考が
訳を言うまもなく
さらに緩慢になる

彼女の紅葉した頬は
いつもの可憐さではなく
泣きそうなその瞳と
合わさってどこか寂しげ

少し時間をくれない? ....
夜の静かさは

うっすらと

冷たい


そっと

気付かぬうちに

周りを覆って


太陽とともに響く

生きた喧噪は

はたりと

いつの間にか消える

 ....
会社の屋上から見える山が
今日は少しだけ近くに見えた

霞がかった空を
悠然と跳ね烏が
羨ましくて仕方ない

肩や腰だけじゃなく
心も重い溜息の日曜日
遠くから聞こえる笑い声に
何 ....
ぼくは、運命だと信じ込んでいたけれど



きみは、偶然だとしか思っていなかったんだね
どうでもいいような

純情を

世界にまきちらしといて

それはないだろう

オレたちがいなくても

世界はまわると、知ってはいるけれど

世界がまわると、知ってはいるけれど
 ....
詩を消費すると
詩ではなく死になるから
読んでしまった詩が気がかりだ

よく晴れた休日
スーパーマーケットに
たくさんの消費者がやってくる

裏口の方で
上司に叱られていたあの店 ....
風音さんの自由詩おすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨鏡- 砂木自由詩8*08-4-19
石畳の光- 灯兎自由詩208-4-19
「世界がもう少しちいさかったなら」- ベンジャ ...自由詩3*08-4-19
いつの日にか、きっと- Honesty自由詩4*08-4-19
想い思う夕暮れ- 舞狐自由詩7+*08-4-17
春と月と_やわらかな旅立ち- もも う ...自由詩15*08-4-17
帰り道。- 狠志自由詩208-4-16
- 舞狐自由詩6*08-4-16
羽のないぼくら- ゆうと自由詩2*08-4-15
遠いところへ- choco3594自由詩308-4-15
きみの一日を_僕は知らない- もも う ...自由詩28+*08-4-14
ソメイヨシノが咲かなくなる春- 北大路京 ...自由詩21*08-4-8
詩人のねむり- こしごえ自由詩6*08-3-20
中断- 佐々木妖 ...自由詩11*08-3-20
雨のセレモニー- 銀猫自由詩10*08-3-20
if_もしも- 伊那 果自由詩108-3-19
So_what?- maynard自由詩108-3-19
浅春、深呼吸- たりぽん ...自由詩9*08-3-19
大人びた動物- 小川 葉自由詩308-3-18
軽さへのあこがれ- 佐々宝砂自由詩44+*08-3-18
ファイヤーバード- AB(な ...自由詩408-3-18
夜明け前の青い空- プル式自由詩7*08-3-17
バースデー- 由志キョ ...自由詩308-3-17
エトランゼ- ゆうと自由詩2*08-3-17
ブレーキ・ラン- 夜恋自由詩108-3-17
no_title- 自由詩108-3-17
春は来る- 松本 卓 ...自由詩2*08-3-17
勘違い- Honesty自由詩4*08-3-16
世界はまわる- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-16
消費- 小川 葉自由詩308-3-16

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