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眼を閉じるとそこは
金木犀の香る秋のベンチで
横には
もう何度も思い出しているから
びりびりの紙のようになってしまった
いつかの君が
黙って座って煙草をすっている
周囲がいやに ....
老朽化の進んだ体育館は
二階に観客席が付いていて
死んだ蛾や蝉がたくさん落ちていた
わたしは
つま先の赤いうわばきで
それらの死骸を踏み砕き
空へ近づこうとするかのように
一人でそこへの ....
風音さんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君を思い出している- 吉田ぐん ...自由詩2508-5-1
赤いうわばきとたいくかん- 吉田ぐん ...自由詩2507-9-7

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