すべてのおすすめ
ただ絶望して
まっすぐ炬燵に落っこちた
寒い夜だ


時雨という
美しい名をした雨が
しとしと降っていた
人はこの名を愛すというが
温度はまるで刺すようで
指はきんきん
 ....
泣いてる僕に、みんなこう言うんだ
『キミは独りじゃないよ』


でもどうだろう
本当に苦しいとき、
誰か僕のそばに居てくれたかな?

助けを求めても誰も救いの手など差し伸べてはくれ ....
誰に教わったか忘れちゃったけど。

愛ってやつを、伝えたい。
私は 私の影を踏む

あなたは あなたの影を踏む


それから私達は近づいて
お互いの息遣いを感じたころ


あなたは 私の影の上に立っていた


でも私は気付いてしまった
 ....
いまは
忘れたい
記憶

きのう見た
きみの胸の中を吹いていた
風が

きょうは
わたしの中を通り過ぎて
行った

折れてしまった膝を
触ってみたり 摩ってみたり
も ....
上巳の日
川で身を清め
穢れを流す
不浄を祓う

香る花
おぼろな月
のどかな心

桃の酒 ひとくち また ひとくちと 弥生に酔う

春来たりなば夏遠からじ

からすのえんど ....
冬から春へ向けて流れる川に
舟が浮かんで
こちらへやってくる

柔らかな唇の端から
したたる幼児の涎が
他愛のない笑いで溢れ出して
野山を越え
滾々と
滾々と進み行く川よ

小舟 ....
夢のような甘い時間は
早くなる時を経て
終わりを告げた。
小糠雨が街に灰色の影を被せていたその日
道の隅でひっくり返ってもがいている亀を見た

差していた傘をそこへ置き
亀をもう一度ひっくり返し
歩けるように直した
しばらくじっとしていたそいつは ....
身辺整理は着々と進んでいるのに
心の整理はつかないまま

あなたの言葉は
やさしく
残酷だ

身辺整理が着々と進んでいる中
今頃やっと気がついた

あなたの言葉は
額の中に向けて ....
他の人を
うらやむな


世の中を
うらむな


ココロを
膿むな


希望、生め
見て
母さんがいるよ

君は
よろこんで
ハンカチをさがす

涙を拭くと
母さんは
消えてしまう

見て
母さんがいるよ

母さんは
いつも
涙の向こうにいる
沈黙をファイルしつづけた理性は

つぶらな意識をふとまたたかせ

早春の空にくりひろげられる

光のハープを聴いている
美味しそうな楽しみがあったので
夫と半分こして食べた
牛乳パンのようにほんのり甘く
甘いものが大好物の夫は
半分になった楽しみを
美味しそうに食べている
その頬が幸せを含んで
ぷくり、と ....
ねぇ、死んじゃったら 
なにも見れなくなるんだよね? 
なにも伝えられなくなっちゃうんだよね? 

そこには、なにもなくなっちゃうの? 
なにも残らないの? 
天国にいくの?   ....
春になると

知らない街の匂いがする

それと

なつかしい匂いもする

人の心にはなれない

だからたくさんの

心をつくってゆくのだ


きのうは啓蟄だった

お ....
ぼくの隣
静かなきみのポケットに
たぶん幼い
春が来ている

手を入れれば
指先に形のない手触り
必要な幸福は
それで足りる

春になったら
そう言い続けて
ぼくらは今
何を ....
型破りの性格も

意外ともろい

パイのようで


十円玉は丸じゃなく

横からみたら

長方形だって

国語の先生

言ってたっけ


大きな体の

おっちゃ ....
深夜のファミレス
ドリンクバーで耐える
眠気覚ましのカフェオレ
机上に散らかる
ミルクと砂糖
ノートと空論

誰かが笑ってくれればいいな

不特定多数の笑顔の為に

誰かが笑って ....
あなたに近づく前から感じてた

これ以上近づいてはいけない事を。



あなたに近づくことは わるい事

大切な人をめちゃくちゃにしてしまう事

大切な人との約束を破る事

 ....
その能天気な声
できれば二度と聞きたくない

開口一番閉口せざるを得ないほど
無残にも引き裂かれたのは
一時と言えども夢見た優しさで

ショッピングモールの喧騒で
知ることはないだろう ....
アメを転がす
回転する中身は
洗濯機を
思わせる
温かい波の
中にいる

滑らかであった
表面が液に
溶かされ
かわいげのある
チクチクが表れる

しばらく舌で
ざらつきを ....
明けない夜は無いらしいから
幾つかのあの夜達を積み重ねたら
いつか朝を迎える事が出来るだろうか

冷たく張り詰めていた空気が少しだけ緩む
肩の筋肉は若干だが弛緩する
あぁそうだ
閉塞とか ....
ひやり 
頬にひいやり
まばたきをしたら
お日さまのこぼした泪は
空にひろがって
くりいむ色の野に
しろい花が咲いた
ぽつぽつぽつ 

鳥が落ちて
風がめくれあがり
足音がかけて ....
今彼の大きな夢が僕の小さな夢を隠してしまった。 最近夜になるといつも 
何処からか聞こえてくる 
密かなピアノの旋律に 
耳をすます 

モーツァルトの指は今夜も 
鍵盤の上を滑らかに踊る 

自分という役を演じることが 
ことの ....
深い深い記憶の奥
絡み合う蔦の
苔むした石橋

深緑に輝く水に
めくり上げた素足を浸し
木漏れ日に目を細める二人
手をとり
見上げ続ける

僕らはいつも一緒だった
それぞれが
 ....
そんなふうに
春が眠り 寝息が聞こえて
やすらって いたなら

霞むんだ

高雲の桜色の空に やってきた
風にほんのりと

春の靄は大きな体を
この地にあずけきって
眠っている
 ....
もう、
どこからどこまでが地図だったかなんて
関係なくなって
美しいことをいうよ
きみはきみで


ごらん、
すれ違う人々の両手には、何か
約束のようなものがぶら下がっているね
 ....
あのひとのいる
夢の味はコーヒー
苦く透きとおって
わたしの肌の内側を
密かに磨き上げる
砂糖もミルクも要らない
香りが逃げてしまう前に
その温もりをちょうだい

あのひとがいる
 ....
風音さんの自由詩おすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こたつは時雨れている- くあせ@ ...自由詩408-3-10
CrY- ともちゃ ...自由詩208-3-10
AI。- 狠志自由詩208-3-9
影踏み- vallette自由詩308-3-9
しゃもじのあとの- ひより自由詩6+*08-3-9
きれいに涙が響いたら- 北大路京 ...自由詩19+*08-3-9
真昼の星空- 右肩良久自由詩308-3-9
一文- xたろおx自由詩208-3-9
URASHIMA2000- 餅月兎自由詩8*08-3-8
わたし美術館- こゆり自由詩19*08-3-8
うむ- むむ自由詩108-3-8
母さんがいるよ- 小川 葉自由詩208-3-8
透_過- 塔野夏子自由詩10*08-3-7
美味- 小原あき自由詩19*08-3-7
こころ- わら自由詩15+*08-3-7
知らない街- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-7
裏木戸- たもつ自由詩3008-3-7
アンバランスの方程式- なきむし自由詩408-3-7
深夜のファミレス- 相羽 柚 ...自由詩4*08-3-7
後悔- shion自由詩2*08-3-7
もう終わった話- 松本 卓 ...自由詩208-3-7
あめなめ- 木屋 亞 ...自由詩2*08-3-7
創書日和「月」- 虹村 凌自由詩9*08-3-6
うつろいの花- ましろ自由詩12*08-3-6
一文- xたろおx自由詩208-3-6
明日の台本_- 服部 剛自由詩508-3-4
奇跡のカンパネラ- こゆり自由詩8*08-3-4
春が寝息をたてて- アハウ自由詩12*08-3-4
透明船- 石田 圭 ...自由詩2908-3-4
目覚める前に- よしおか ...自由詩5*08-3-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23