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ある夜
なんとなく海へ行くことになった
夜半を過ぎた頃
仕事が終わった開放感の中で
私たちはあやふやな関係のまま
さっと車に乗り込んだ

何気ない話題に
途方も無い話題
ラーメンの合 ....
冬を待つ秋の夜空は冷たくて遠い
冷えた思考は昼間を忘れ
誰かを想う ただそれだけで

思い出すのは笑顔と感情
嬉しいと笑うあなたを感じ
嬉しいと思い私は笑う
春夏秋冬の季節はなくて
思 ....
君が部屋から出て行ったあと。

もう君はいないはずなのに、

君のぬくもり、君の香りがまだ、残っているよ。

今にも、君の声が聞こえてきそうで…

「全部持って帰ってよ」
と、迷惑そ ....
一面に広がる花畑
真ん中に大きな木があって
枝には天使が座っている
そんな柄の描かれたマグカップ
同じものを二つ持っている理由は
多分君と僕しか知らない

見飽きるほど溢れて ....
 
意味なんて
ないのです

意味を添えるのを考えるのもわずらわしい。

あなたの返事がこなくとも、
あなたに何かをおくりたい。

あなたへのメールを 手紙を 何でも
伝える手段を ....
不幸せの数を数えてみた
ひとつ、ふたつ、みっつ
数えてるうちに
意味がわからなくなった
なんでそんな事数えてるんだろう
ひとつ、ふたつ、みっつ
いくら数えてみても
意味なんてわからなくて ....
あの子のストローが欲しい
いやむしろストローになりたい
あの子に吸ってもらいたい

あぁあの子の唇は
きっと柔らかいに違いない

あの子のティッシュが欲しい
いやむしろティッシュになり ....
すべてにけりをつけて
ゆっくり回りだす世界に
打寄せる思い出
消えるわけじゃない
最後にゆっくり
涙をこらえて踊る
涙色の照明に照らされ
「またね」
言葉に隠された
「さようなら」
 ....
僕は知っている。
君が誰で
どこから来て
何をしているのか

だけど

僕は知らない。
君が何を好きで
どんな事に興味を持って
どんな笑い方をするのかを
この道は
君のカーナビには存在しない
私たちは海の中を走っていると言う

海の中の
あるのに無いという道を
私たちはただ進む


夜は飛行機をどこに運ぶのだろう
温かな ....
あるお腹が空いた日
しょうがなく戸棚を開けた
何もなかった
幸せすら
見当たらなかった


あるお腹が空いた日
雨粒を一掴み口に入れた
なんの感情もなかった
ただ
冷たくなった雨 ....
{引用=



水の中を
月が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の中を
夜が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の底を
風が歩んでいる
 ....
おかしい
最近君の様子がおかしい

メールの返事を返さなかったり
変なタイミングで電話を切ったり…

だから悪いとは思ったけど
勝手に携帯を覗かせてもらったよ

「明日の夜8時に渋谷 ....
白いノートに降る
碧い文字達

白い余白に込められて

文字を持たない 言葉達が


静かに

静かに

密やかに


奏でられる

その時を

   待っている ....
今日は静かな雨
君と焚き火をしよう
やさしいぬくもりでは
凍えてしまう夜だから
黒松の薪なら
煙は雲まで届くだろう
そしたら湿り気の凝集で
雨が雲から
絞り出される

だから焚き火 ....
絡めた指を切り落とし、

冷え切った声で

ささやいてやろうか?

「おまえなんか、大嫌いだ」。
誰もあなたを守れない
あなた以外 誰も
ほんとうには 守れない
きっと
いらないものがおおすぎるんだ
ねえ私たちは


両手でそらをはかろうとする
出来ないよ
できないよできないよ
わかってるのに希望をすてない
あしをとられて倒れこむ
砂地 ....
いつもの笑顔じゃなくて
落ち着いた笑みを浮かべて
紡がれる言葉には
貴女の決意が見えたの

船出が近いのね

一緒に笑って
一緒に泣いて
たまには喧嘩もして
すぐに仲直りして
 ....
君が他の誰かを好きになれば

食事は喉を通らず 眠ることもできない



    それで死ねる

    きっと 死ぬことができる
桔梗のむらさきを聴く、と
夜の二歩手前が
どこまでもやわらかな鎖で
約束と小指を繋ぐ

硝子の鉢に浮かんで
むらさきは、鳴る
秋ですね と
ただそれだけを告げるために

桔 ....
都市は
石と風のコントラスト

開けきった 窓から
円形の空のしりぞき

視線は永遠を求め
白い雲を追う

近くに目を落とせば
中層住宅・オフィスビル
ガラスが日に輝き
祝祭の ....
たとえば僕が死んだら
「これで世界はほんの少しだけ平和になった」
とつぶやいて
盛大ではないけどささやかでもないパーティを
みんなで祝ってくれないか

たとえば僕が死んだ ....
心から引き剥がせない
爪を掛け、力を入れても
肌は阻まず受け入れるのに
血が悲鳴を立てるというのに
傷と跡が掻き消せない
私の過去が殺せない



壮大な大自然を
僕はベランダで今、
見つけた

朝日を浴びた雲は、
黄金色の小麦畑のように風になびいてる

とてもとても
ゆっくりと、ゆっくりとして
楽園だと信じた場所は


きみをうしなったとたんに

色褪せた。



そうでしたね
ヘブンは
きみのハートのなかだったのでしょう。



色褪せた楽園で

平和 ....
空がこんなにも 開けて
甘い曇天が ひっそりと退くと

天空から秋の雲が垣間見え
私は視線もろとも 空へ 飛び込んでいる

空中を滑空する 夢
この秋空のなみなみとした 胸

陽光の ....
友達が死んだ

まともな恋愛もしないまま

友達が死んだ

親孝行もしないまま

友達が死んだ

ペットの世話も途中で

友達が死んだ

食べかけのリンゴを残して

友 ....
そんなに 恋がしたいのなら

    媚薬を飲んで 人混みへ飛び込んじゃえ
僕の
頭の上で

機嫌を損ねた
灰色の空が

意地悪そうに
雨を降らせる瞬間を
見計らっている

僕は
被った帽子を
顔の半分まで引き下ろして
小さく
舌打ちをしたけれど
 ....
風音さんの自由詩おすすめリスト(682)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
運転しながら考えていたこと- Souko自由詩107-10-18
冬待ち空- がんも自由詩307-10-17
君のあと- amor自由詩507-10-16
マグカップ- 1486 106自由詩3*07-10-16
あたしも乙女だったというだけ- 哀詩自由詩5*07-10-16
幸せの数- プル式自由詩6*07-10-16
ストロー- 1486 106自由詩2*07-10-16
ラストダンス- プル式自由詩10*07-10-16
アイノウ、アイドント- プル式自由詩3*07-10-16
セントレア- さくらほ自由詩7*07-10-15
あるお腹が空いた日- 小原あき自由詩27*07-10-15
秋の水- まどろむ ...自由詩9*07-10-15
アンパン- 1486 106自由詩1*07-10-15
白い詩- Lucy.M.千 ...自由詩407-10-15
焚き火をしよう- たりぽん ...自由詩1107-10-15
切断- めぐちみ自由詩207-10-15
誰もあなたを守れない- みへき渉自由詩3*07-10-15
少女たちと海について- アオゾラ ...自由詩8*07-10-14
風をうけて- 優飛自由詩707-10-14
死ねる- 北大路京 ...自由詩8+*07-10-13
「桔梗のしづく」- Rin.自由詩18+*07-10-13
都市- アハウ自由詩607-10-13
たとえば僕が死んだら- しろう自由詩7*07-10-12
貴様は何時まで其処に居る?- がんも自由詩107-10-12
_空- 高木 し ...自由詩1*07-10-11
ヘブン。- Sa;自由詩207-10-10
朝に空を見上げて- アハウ自由詩807-10-10
死ぬということ- 森下 流 ...自由詩4*07-10-9
暇つぶし- 北大路京 ...自由詩9+*07-10-9
気ままな散歩- Porter自由詩2007-10-9

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