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気づいたら
自分の後ろに
千の詩がこぼれていた
足跡とともに
時には運命に悲しみ
時には人に喜び
生きてきたことを
生きていることを
感謝する
まだ前に道は続いている
そう
まだ ....
白い時間が
砂のように降り積もる
ときに蛇行し
ときに立ち止まり
誰もがその上を歩いてゆくけれど
いつしか
そこには波が打ち寄せ
僕の足跡も消えていく
いつの日か
かえらなくなったこころを抱いて
僕は今 ここにいる
あの日とは違う あの人に
僕はいつも打ちのめされて
崩壊した空想の
破片を拾って怪我をして
傷から吹き出る赤い血が ....
開けられた夜空
閉められた朝焼け
自由の窓ごし
時間のカーテン
人を縦に横にし
動かして
あいさつを枕元の置く
goodから始まる
時計
(日本文学館 ....
西へ向けて 私は海を渡った
揺れる気持ちを波のせいにして 逃げていた
生まれつきの どうしようもないこと
恨んだところで変わることもないし
なら 愛そうと 愛そうと思って
そ ....
誰も知らないその庭に咲く薔薇
朝一番の雨に濡れた赤い薔薇を求めて
僕はたどり着いた 足をひきずりながら
かぐわしいその香りを嗅げば幸せになると
ただひとつの愛を得られるとずっと信じていた
....
何かをしたかったけれど
何もできなかったあの時の
あの空に
苛立つ自分の気持ちを投げていた
あの白い雲にもう一度
夢を持ちたかったけれど
何も描けなかったあの時の
あの空に
悲しい ....
僕を支えてくれる柱
小鳥が運んできてくれた 一本の枝
あまりにも短すぎた夏 あまりにも短すぎた夜
僕らを邪魔した虫達は今
小さいけれど美しい羽 ....
なぜ
些細なことで殺しあったり
つついてみれば
脆弱な理論に扇動されたり
なぜ
こんなにも人は
明日の夜 君はきっと 僕に似た女の子とキスをする
月の光りに照らされて 綺麗な影が伸びるだろう
僕が嘘をついて 君が嘘をついて
ふたりがうまくいくのなら
良いんじゃないか
....
1 + 1 = I Love You
2 - 1 = I Miss You
匂いがしたんだ。
懐かしく、
優しく、
淋しい。
あなたの匂い。
探さない。
見付けない。
惑わない。
大丈夫。
もう、しない。
雨が過ぎ去 ....
さよなら、に添える言葉を探してみたけど。
見当たらなくて。
口をつむった。
さよならも言わずに。
手も振らずに。
さよなら、また逢いましょう。
さよなら、元気で ....
はなびらの
ことば
なつのくもにゆれて
ひざしのなかにとけて
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく
君がハジく指の 音に合わせて
お月さんの前を 猫が横切る
キレイな口笛 BGMに
君を想うと 頭の中
「君が好きだ」「君が好きだ」で いっぱい ....
あなたが急いでうちにきたら
何事もなかったように笑うつもりだった
にゃーん と言って
にゃ〜ん と答えて
それで ふたり
笑えてたら ステキ
夜の公園の上 ブカブカ 猫が歩いていく
君が 弾く弦の 音に合わせて
お月さんの前を 猫が横切る
キレイなメロディ BGMに
君を想うと 頭の中
「君が好きだ」 ....
「心は繋がってる」なんて言われても
淋しさや 切なさや 胸の痛みは消えない
ホンマは あんたから逃げられへんように 繋がれてるんちゃうか?
逢いに来てくれない 触れてくれない 抱 ....
「好き」という言葉に
飽きたとしても
君を見て ピンッと動く気持ちの方向は 変わらないと思う
ずっと
誰も知らない顔をして
通り過ぎていく君の強さ
夏の制服の薄いシャツから伝わる
淡い匂い 淡い声 淡い想い
すべてが溶け込んだような
プールの塩素の匂い
もう過ぎてしまった七夕は ....
透明金魚カランとなった。
指でつつくとカランとなった。
夏のおわりか、秋の始めか。
セミの抜け殻、稲穂のもみ殻。
透明金魚カランとなった。
また来年ねとカランと ....
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