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私に触れて
あなたの体温を
感じさせてよ
寂しいじゃない
こんなに近くに居るのに

あなたの言葉は
時々信じられないけど
あなたの体温は
嘘付かないから

ねえ
ずっと傍に居て ....
毎日
夕暮れ時になると
必ずスーパーマーケットへ行ってしまう
何か買うべきものがあるように思うのだ
冷蔵庫の中には
肉も野菜もそろっているのに
心の片隅がすうすうして
それを埋めるものを ....
生まれた家の前 
坂の途中に
おそろしく大きな石の門が
その中に白い木造洋館

年老いた医者のいる医院で
診察室の窓枠は
白塗り木の窓枠
窓の外には枇杷の木が…
枇杷の葉が風に揺れて ....
まるい空に丸い月が浮かんでる
どうしても、あの
金色のボタン押したくなっちゃう
光ってる穴のぞかなくちゃいられない

そんな満月の夜だから
モギモギして
夜更かしするのも仕方ない

 ....
わたしが無職だったころ
茹で卵と塩むすびだけはんかちに包んで
毎日河原へ出かけていた
それしかやることがなかったのだ
アンケート用紙とかに
無職
と書くのが厭だったので
仕事を探してはい ....
飼い猫と捨て猫の違いぐらい
こんな私だってわきまえているよ

あなたに甘えられなくて
ミカン箱の中で過ごした一夜

大輪の花火きれいだとあなたは言った
そんな花火になりたくて
この街へ ....
空で迎える最初の誕生日に
どんな言葉を送ろうか


どういうわけかわたしの周りには
夏が好きな人が多くて
きみもその中の一人で
暑いのが苦手なわたしには
何度夏の良さを説かれても
賛 ....
入道雲の向こう側
確かめたくて走り出す
在りし日の思い出
途中から自転車に乗るようになり
ずっと遠くまで進んできた
一本道はまだまだ細くなってゆく


光を集めたビー玉
ころころと転 ....
いたるところに椅子はあるが君はそれに気付かない

深夜アスファルトに寝そべったってええじゃないか

危ないし迷惑かけるかもしれんけどさ

なりふりかまってる場合ちゃいますよ



 ....
前ばかり見すぎて
お前という前をよく見ていなかった
前よりも前にお前を見なきゃいけないのに
俺のポジティヴさは独り歩きして
お前を励ますつもりがかえって苦しめていた
お前のネガティ ....
まだ前へ進めない
消せない記憶と焼き付いた温もり
貴方の笑った顔が眩しくて
あたしはまだ一途に想い続けてる
もう昔の事だよ
そう傾く夕陽が柔らかく笑っても
遠くを見るあたしの目には何も響か ....
水のない水槽の中で
ただじっと空を見ていた
泳ぎ方を忘れた魚たちには
青の区別がつかない

水のない水槽の中は
水がない分だけ騒がしい
自分の鱗のはげ落ちる音にすら
耳を塞ぎたくなるほ ....
《ある少女の過ち》

私は聖書をビリビリに破いて捨てた
みんなが私を信じられないと言う瞳で見た
教室が凍りついた
「あなたたち、この位のことが出来ないんだったら本当に神様を見たなんて言えない ....
なにやら窓の外がやかましくなった
「今こそ」とか
「ともに」とか誰もが叫んでいるような

ここにしゃがみ込んで久しいし
一見自由そうで実は窮屈な姿勢にも慣れっこ

目を瞑っていれば何が起 ....
此処までがわたしで
彼処からをあなたとすると
あなたは夢をみるだけ夢から離れると云うことになります
行進する群れの中から
あなたひとりだけが選ばれたと云うことなのでしょう
上へと還る ....
「見て、B-29よ。」

一九四五年のある夏の日、
私の頭上にあるのは夢でも希望でもなく
死神の翼でした。

終戦間近、戦火を免れ長閑さの残る片田舎の少女だった私に
戦闘機の名前など区別 ....
くちびるに触れるか触れないか
そんな軽妙さがおとなの分別ってやつだから
コミュニケーションの難しさとか真面目に考えてはいけないよ

古きよき時代であれば
裸足では歩けないほど灼熱の砂浜で
 ....
草いきれと湿った地面の匂いがする
(夏だ)

こっそり張られた蜘蛛の巣を
黙って許すことにした
いのち、を
思ったわけではないのだが
今日はこの国や
内包する宇宙にも
とりわけ関心が ....
やさしさを踏み潰して
戦車が行く

威嚇射撃する
よく狙って
決して当ててならない

愛する人のために
愛する人を殺してしまう
テーブルの上にある
君からの置き手紙 ....
サバーン サバーン

砂浜に打ち付ける波を
追いかけるだけで
楽しかった

7歳の夏


ザバーン ザバーン

初めて友達だけで大人な
感じ
焼きすぎた卵焼きを詰めたお弁 ....
青鉛筆


秋の日

春の日

冬の日

夏の日



4色クレヨン


秋の陽

春の陽

冬の陽

夏の陽
苦手ってわけじゃないんだけど
それでもやっぱし
う〜ん
苦手ってことなのかな


毎年この時期に行われるんだよね
以前は建物の裏口に横付けされた検診車のなかで行われていたんだけど
この ....
 
 
好きなものばかり追いかけてると
好きではなかったものがばかり
追いかけてくる
わたしは猫が好きなのだ
犬に追われながら

犬を撫でようとしたら
噛まれてしまった
猫に引っ掻 ....
雨の匂いがする
埃っぽい陽射しの名残りを弔って
闇に隠れ
秘密裏に行われる洗礼は
いつしか
もっと内側まで注がれるはず、
そんなことを
どこか信じている
陰音階の音だけ降らせ
目に見 ....
汗ばむほどの陽光の
照り返しに遮られて
わたしはまた
前が見えない
夜のうちに拾った
指たちをつなげても
それは手にならないのだ

誰かの声の届く範囲に
いるはずなのだが
それ ....
駅東端の改札を抜け昔ながらの踏切を渡ると
南口商店街の低い軒先を飛び交うツバメ達に出逢った

桜は散ったばかりだと思ってたのに
あっという間に日傘手放せない季節となってしまったんだよね

 ....
ボディの色が気に入ったので
エレキギターが欲しくなった
メーカーの最上位機種
カラー名はアバロンとある

「AVALON」は
イギリスの何処かにある伝説の島
アーサー王の遺体の眠ると ....
あなたが残して行ったもの

俳句を連ねた小さなノート
表紙がぼろぼろになった聖書
漱石の「虞美人草」と
若山牧水の歌集
壇の上の 薄い写真の中の
やわらかな微笑み

かつてあなた ....
冷んやりした部屋の
窓際に椅子を置いて座る

裸電球に照らされた
オレンジ色の壁に
魚の形の滲みが付いている

じっと見つめていると
風が梢を揺らす音に混じって
足音が聴こえてき ....
桃色の甘い海に溺れながら
貴方だけを見ていた



あたしの愛しい人には
守るべきもの というものがあって
運命という 絆が強すぎるみたいで
あたしは遠巻きに
とぼとぼと  ....
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